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「観る将」も「撮る将」もあり、多様化する将棋の楽しみ方

「観る将」も「撮る将」もあり、多様化する将棋の楽しみ方最近、若いだけでなく強く、その人格からも注目を浴びた藤井聡太七段をはじめ、タイトル獲得通算100期の大記録がかかっている羽生善治竜王など、将棋が世間から注目される機会が増えてきた。ボードゲームの一種として古くから楽しまれてきた将棋だが、独自の楽しみ方をする人も増えているという。そこで今回は、将棋のさまざまな楽しみ方を提案する株式会社いつつ代表取締役社長で、プロの女流棋士でもある中倉彰子さんに、将棋の新たな楽しみ方について紹介してもらった。





■きっかけはネットの進化と女性目線


まず、将棋の楽しみ方が増えてきた背景について、教えてもらった。

「もともと将棋は実際に指しながら楽しむのが主流で、対局を楽しむのとプロの試合を観ることが基本でした。他には新聞や雑誌に棋譜を並べたりする程度でした。今のように対局がリアルタイムに放送されることはなく、密室で対局をしていたのです。よって、棋士が見られるのはNHKの将棋番組くらいで、あとは将棋関係の雑誌や新聞の将棋欄で棋士の人となりを紹介している程度でした」(中倉さん)

クローズな印象のあった将棋界は、インターネットで棋譜中継がはじまったことをきっかけに、徐々にオープンになっていったという。

「はじめは今のような動画配信ではなく、棋譜だけのネット中継とブログの二本立てでした。しばらくすると、棋譜の発信だけではつまらないということで、棋士が注文した食べ物や、おやつなども写真でアップされるようになりました。また、この頃から女性のファンが増えたこともあり、戦法や盤の中の具体的な解説といった楽しみ方以外に、女性目線で盤の上以外にある面白さが開発されたことも、将棋がオープンになった大きな要因です」(中倉さん)

今や、棋士の食べているものが何なのかという情報発信は当たり前になっているが、当時としては斬新だったのだろう。元プロ棋士の加藤一二三さん、桐谷広人さんといった個性的な人物がテレビなどでクローズアップされたことも、いわゆる「観る将」を増やした要因のようだ。

■最新の将棋の楽しみ方とは


次に、具体的にどのような将棋の楽しみ方があるのか聞いた。

「最近は、イケメン棋士の応援を楽しむ女性が増えています。対局を観たり、食べているものをチェックしたりして、SNSなどを通じてファン同士で交流できるのも楽しいようです。将棋イベントなどを通じて、直接棋士と話をしたり、指導対局で直接盤を挟んだりする人もいます。また、棋士と撮った写真をアップして共有する人もいるなど、芸能人などと比べて身近な存在であるため人気があるのでしょう」(中倉さん)

ちなみに、棋士を撮影して写真をSNSなどにアップする人たちを「撮り将」と呼ぶそうだ。

「今私が所属しているLPSA(日本女子プロ将棋協会)では、女子団体戦という女性5人でチームを組んで出場する大会があります。一人では勇気が出ないけれど、仲のいい友達同士が、ちょっとしたお祭り気分で参加できるため人気があります。こうした大会には女性がたくさん来ますので、対局に勝った負けたではなく、そのときのファッションが素敵だったねと褒める賞などもあります。将棋はおじさんばかりといったイメージもあったため、女性が敬遠しがちだったのですが、ファッションも楽しみながら気軽に将棋を楽しむ人が少しずつ増えてきています」(中倉さん)

よい意味で、将棋がカジュアルな方向に向かい、参加ハードルが下がっているのだろう。最後に、話題の『食べ将』についても聞いてみた。

「対局は長いので、食事には気をつけている棋士が多いです。したがって、普通に定食を注文するというよりは、何かこだわりの一品をつけたりする人も多く、それが話題になっています」(中倉さん)

好きな棋士の食事をゲン担ぎで自己でも食べるファンもいるのかもしれない。

「かつてタイトル戦などの際には、戦法や次の手が何か予想する楽しみ方がありました。しかし今では、お昼に何を注文するか予想するのも、同じように楽しまれるようになっています。地方で対局する際には、地方の特産物を食べるのか、手堅くカレーにするのかといったように棋士の個性が出るのが面白いようです」(中倉さん)

中には、過去のデータから予想するツワモノまでいるそうだ。

もともと魅力的だった将棋の世界が、ネットをきっかけにオープンになりその面白さが伝播して今の形があるのだろう。これから将棋を楽しみたいという人は、気軽にイベントに足を運んでみたり、直接プロの指導対局を受けてみたりすることで、その楽しさに触れてほしい。

専門家プロフィール:中倉 彰子(なかくら あきこ)
株式会社いつつ、代表取締役。女流棋士 日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属。『親子ではじめるしょうぎドリル』、絵本『しょうぎのくにのだいぼうけん』(講談社)執筆。現在子育て真最中で、 東京新聞に『子育て日記』を連載中、また、将棋入門書と動画がセットになった『はじめての将棋手引帖』を制作。

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