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先日TV番組にて、地震時にマンションの潰ぶれる恐れのある階を鉄骨の長さ(2階分と3階分の組み合わせ)で説明していましたが、詳細のお分かりになる方教えてください。

また、その番組放送名と放送局及び放送日時をお教えください。

A 回答 (3件)

番組を見たのではないのですが、一応建築学科で構造を専攻したものです。



もっとも倒壊しやすい階というのは、構造が急変する階です。

外見的によくわかるのは、ピロティ形式(#2さんのいうキャノピータイプ?がこれに相当すると思います)という構造です。これは多くのマンションに採用されています。
1階が駐車場になったりして壁が少ない構造です。
上階と比べて、壁量が少ないため、変形が集中して1階部分が倒壊することがあります。

次に外見的には見分けがつかないのですが、高層建物の場合上階に行くほど柱を細くしたり、中に入っている鉄筋量を減らしたりします。

下層階は荷重が大きいので、鉄骨鉄筋コンクリート造(鉄筋コンクリートの中に鉄骨が入っている)、途中から鉄骨無しの鉄筋コンクリート造になっているものもあります。

これら部材のサイズ・強度が急変する階は崩壊しやすく、兵庫県南部地震で中間階が崩壊したのはほとんどがこの理由によるものでした。

どの階で急変しているかというのは、建物個別の設計の問題なので、特別2・3階が壊れやすいとはいえないのと思います。

あと、#2さんが番組でL字型が危ないといっていたと書かれていますが、たしかに形状がシンプルでない建物はねじれ振動が生じてあまり良くないのですが、きちんと設計した建物の場合、外見はL字型でも、長方形の2つの建物となるように接合部分を切り離して(エキスパンションジョイントをいれて)、変な力が加わらないようにしていますので、そう心配はないと思います。
このような建物は、マンションや学校建築で数多くあります。
なお、エキスパンションジョイントは、2つの建物がぶつからないように隙間が空いていますので、通常鉄板などで覆いがしてあり、段差になっていることが多いので、外見から確認できます(主に廊下部分にあります)。

訂正ついでに、#2さんが書かれている建築基準法の変更は1981年です。これ以前に設計された建物は、耐震性が低いものがあり、このような建物の場合は、耐震診断を受けた方がよいと思います。

参考URL:http://www.aij.or.jp/jpn/seismj/lecture/lec9.htm
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この回答へのお礼

ご丁寧にわかりやすいご説明ありがとうございます(^^)

お礼日時:2004/10/12 21:33

こんにちわ、jixyoji-ですσ(^^)。



「みのもんたのSOS~あなたを襲う本当の恐怖スペシャル!」
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/0924mino/

('';)ウーン,imagineさんの質問がもう少し早ければHDDに録画していた詳細を教えて差し上げられたでしょうが,消してしまいましたね;^_^A。記憶に残っているもので申し訳ないですがいくつか記載します。

一番印象に残っているのがマンションでどういうタイプが崩壊しやすいかで,【L字型】が一番危険だそうです。地震の揺れる方向がLの字の結合部分で上から下へ動く揺れと左右の揺れの2つの方向から別々の力が加わるので崩壊しやすいそうです。ですので地震の場合に比較的強いマンションは【長方形】や【口の字型】のような力が均等に配分されているシンプルなものだそうです。

最近のマンションはキャノピータイプで1階部分が駐車場になっているものも非常に地震には危険なようでやはり壁が少なくなる分強度が弱くなり,その分崩壊しやすいそうです。これは一軒家などにも言えることだと思われます。

地震対策で家具などの配置で命を落す危険性もあり大型家具の箪笥などの前に例えばテーブルなどを置いておけば,寝ている場所であっても直撃されないですんだり,マンションであれば縦長の壁際に箪笥などの大型家具などを配置すれば地震の揺れで前に倒れるリスクを軽減できる(?)といったアドバイス,また静岡などの東海地震の危険性の高いところに住んでいる人は家具の固定など,準備をしている人が多いが東京の人などは家具の固定はしていないケースが多い,など。

1995年の阪神・淡路大震災は直下型で比較的低住層地域での被害が大きい理由に小さく小刻みに揺れる地震は低住層に被害がでやすいが,関東大震災のような地震では揺れ幅が広く高層マンションに被害がでやすい,といったデータをだしていました(少し記憶が曖昧です)。

1972年に大規模な建築基準法の改正で倒壊家屋が減少しているが,1972年以上前の建物は崩壊の危険性が高い。高層マンションでは鉄筋の長さが一定間隔で骨組みをするので,2階と3階の結合部分は特に加重がかかる箇所で崩壊の危険性が高い。また高層になればなる程上階の加重を軽減する為に(確か)軽量鉄骨(?)などを使う為に,強度が弱い(?)といった類の内容を放送していました。

多少記憶の違いが有る可能性がありますが地震に関する特集の内容はそのような感じのものでした。

それではよりよいネット環境をm(._.)m。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>高層マンションでは鉄筋の長さが一定間隔で骨組みをするので,
>2階と3階の結合部分は特に加重がかかる箇所で崩壊の危険性が高い。
>また高層になればなる程上階の加重を軽減する為に(確か)軽量鉄骨(?)などを使う為に,強度が弱い(?)

ここの部分を詳しく知りたいです・・・。

お礼日時:2004/10/11 14:19

 番組情報だけで失礼します。



 「みのもんたのSOS~あなたを襲う本当の恐怖スペシャル!」

 放送日 2004年9月24日19:00~20:54
 放送局 フジテレビ系列

 以上、参考にしてくださいね、これで失礼します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
早速フジテレビのサイトにて確認しました。
残念ながら欲しい情報まではありませんでした・・・。

お礼日時:2004/10/11 08:26

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