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あの法則っておかしくないですか!?価格が下がると需要が増えるのは普通に理解できるのですが、なんで価格が上がると供給は増えるのですか?全く逆のように思えます。

いろいろネットで調べてたらこの法則は昔の経済学(19世紀以前。農業が産業の中心だった頃)には当てはまってたようですが、今では当てはまらないとか。 
当てはまらないんだったらその時点で法則じゃないと思うんですが、一体この法則ってどうなんですか??

A 回答 (14件中1~10件)

ちょっと捉え方が違います。


例えばですね、
・同じ金額で仕入れられるA,Bの2つの商品がある。
・Aは100円で売れる。
・Bは1000円で売れる。
となれば、誰だって「高く売れるBの方を売ろう」と考えると思いませんか?

そーいったかんじで
「みんながBを売ろうとする → Bの供給が増える」
「Aは売ろうとも思わない → Aの供給が減る」
というのをしめしたのが、あの法則での「供給線」です。
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私は、経済学部出ですが、このご質問で一番大事なのは、需要と需要量、供給と供給量の混同です。

私も大学一年の頃、この違いに気が付かず、ずいぶん悩みました。まず、需要供給曲線の需要線ですが、LM51様のおっしゃる通り、ある製品の価格が下がると、(他の条件が一定であれば)、需要量が増加するのです。砂糖のような、あまり他の製品と違いがない製品を考えていただければ、すぐに分かると思います。次に供給ですが、価格が上がると、供給が増えるのではなく、供給量が増えるのです。例えば、最近の原油価格の高騰を考えてください。(この市場は、実際カルテルになっていますが、そこを無視してください)原油価格は現在高騰しています。おそらく原油供給者たちは、価格高騰を受け、増産してさらに多くの利潤を求める意思決定をするでしょう。また、原油生産は儲かると思い、新規参入者も現れるでしょう。従って、これらの意思決定により、原油市場での原油生産量(供給量)は、増加するのです。原油価格が、下落した場合、この逆の事が起きます。原油は儲からないと思う生産者たちが、意思決定において、生産減少を決めるでしょうし、新規参入者は現れず、生産量(供給量)は減少致します。つまり、供給量は、価格と正の関係にあるわけです。また、このご質問は、ミクロ経済学の範疇では、もっとも基礎であり、かつ重要です。今後、経済学の勉強をなさりたい場合は、ポールサミュエルソンの経済学という教科書がございますので、これを読んでみてはいかがでしょうか?私は、いろいろな参考書を使いましたが、基礎理論の理解目的に使用するなら、これが一番良いです。
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こういったご質問には多種多様の解説の仕方があるとおもいます。

そのため、余計に困惑されるとおもいます。私は、学識者ですが、経済学、経済原論などは「モデル」を前提として考えます。それは、一種の特別な状態で、例えば「真空管」の中で物事を考えているようなものです。だから普通の感覚ではありません。経済学には、色々な学派がありますから私は「チャートで学ぶ経済学」をお勧めいたします。体系的に無理なく学べます。ここでは、個別具体的な事例はあえて述べません。何故ならいくつかのご回答と差異が生じるのを防ぐ為です。何かありましたら「補足」でお答え致します。
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語義の定義の問題で混同が起こっている可能性が高いと思います。


「需要」と「供給」と実際の「取引成立量」はそれぞれ別な概念として捉えられるべきです。
辞書で定義を確認してみましたが、今ひとつしっくりきませんでした。

クローズドモデルとして次の状態を考えてみましょう。

消費者10人がそれぞれ1000円を持って、お店で晩御飯の材料を買おうとしています。
このお店には大根が5本売られています。

このときの「需要」とは、晩御飯の材料をとして大根を買おうとする購入意思のことを指すべきです。
「供給」とは、お店が大根を店頭に5本並べている販売意思を指すべきです。

仮にこれらの大根が1本150円で3本売れたとしたとき、数量として3本、取引額として450円が「取引成立量」です。

混同が起きているかもしれないと考えたのは、この取引成立量と需要または供給についてです。
「需要」はそれ自体が行為を意味するよう用いられることはありませんから混同は起こりにくいと思うのですが、「供給」は行為自体を指す言葉として用いられます。
つまり「需要する」とは言いませんが「供給する」と言うことはあるわけです。

上のモデルで考えたとき、「どれだけの供給があったか」ということに対して、実際に消費者に対して供給した行為を捉えて言うのであれば3本ですが、店に並べていた販売意思を捉えて言うのであれば5本です。
これは設問が単に「どれだけの供給があったか」でしかない場合には、どちらも正しいと言えます。

需要がいくらあったのかといった場合、上の例だけしか検討材料が無く回答が求められているのであれば、3本(450円)が正解です。
しかし、10人の消費者にアンケート調査をしたところ、実は5人が大根を買いたいと考えていたけれども、そのうち2人は150円は高いと思ったので買うのを辞めたのであったのであれば、実際には5本程度が需要であったとするのが正しいということになります。需要はあったけれども150円という単価によって取引成立には至らなかったわけです。
ですから「需要がいくらあったのか」という質問に対して正確に回答するなら、「少なくとも3本(450円)」となるのでしょう。

ところで概念が二通り考えられる「供給」については事情によってどのように用いられていると考えるべきか定義する必要があります。
「需要」に対する対立概念として用いられる場合の「供給」は、上の例でいうと店が大根を店頭に並べている売ろうとしている状態を言うべきです。
なお、先に書いたように単純に「意思」とだけしてしまうと、商品が無くて実際には販売不可能なのに意思だけはあったという場合まで包括してしまう可能性があるので、「供給」の概念には実行可能性があるという要素は必要じゃないかと考えます。

「需要」「供給」の概念について、もし結果である「取引成立」について、それを与える側から見たとき「供給」と表現し、得る側から見たとき「需要」と表現するにすぎないのであるとすると、需要と供給は常に均衡しているという結果になってしまいます。
そのように定義してしまうと、需給バランスといった概念が成立しません。
私は経済学については素人ですが、たぶん様々な経済学上の議論が無意味になってしまうのではないでしょうか。

そこで「需要」とは「実行可能性を伴った取得意思」という意味であり、「供給」とは「実行可能性を伴った提供意思」という意味であると定義することにします。
すると、「価格が上がると供給が増加し、価格が下がると需要が増加する」という法則は、「価格が上がると、その後実行可能性を伴った提供意思が増加し、価格が下がると、その後実行可能性を伴った取得意思が増加する」と言い換えることができます。
こういった趣旨において、当該法則はおそらく正しいだろうと推定されます。しかし「実行可能性を伴った取得意思」も「実行可能性を伴った提供意思」も何れも「意思」であるとすれば、数量的に計測することができないと思われ、実証は困難だと思います。
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「価格が上がると供給が増え、価格が下がると供給が少なくなる」が「当てはまる場合」と「当てはまらない場合」



「当てはまる場合」=
「人力で農作物を作っていた時のように、生産量を2倍にする為には約2倍の労力が必要だった場合。つまり、大量生産してもコストダウンにはならなかった場合」

「当てはまらない場合」=
「半導体のように多額の設備投資が必要で、工場稼働率が70%より100%の方が1個あたりの値段は安くなり、大量生産をするとコストダウンになる場合」

半導体の場合、工場稼働率70%で市場価格が適切な利益の得られる値段だとします。そこから値下がりして、原価割れとなると、逆に生産量を上げて稼働率を100%にすると、適切な利益の得られる値段になり、値下がりすると逆に生産量を増やす場合もあるでしょう。

実際、PC100、128MBのノート用のメモリーは、一時、大変な値下がりをして(2千円以下)、その後、値上がりして最近では(世代交代もあり)一時の2倍くらいの値段になっているでしょう。これなんか、価格は生産側の調整で決まっているって感じですね。
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最初の質問については他の方々が良い回答をしているので、ネットで調べるということに関して一言。



経済学は、一見単純なことを言っているようで、実は背後の論理や学問哲学をきちんと理解しないと誤解する恐れのあることがいろいろあります。

そのため、残念ながら世の中には、うわべだけ学んで経済学を分かった気になっていい加減なことを言っている人々がたくさんいます。マスコミで活躍する有名な「エコノミスト」の中にさえ、そういう人が大勢います。

ネットで調べるというのは、いい加減な情報にあたってしまう危険が非常に大きいです。まじめに経済学を勉強したいのであれば、ネットで調べてわかったつもりになるのではなく、信頼できるテキストを丁寧に読むことをお勧めします(#8さんの言うように)。大学で経済学を学んでいるのであれば、どんどん教官に質問しましょう。

ネットで調べることを完全に否定はしませんが、どこまで信頼して良いか、疑いの目を持ちながら調べることを薦めます。

最後の「この法則ってどうなんですか?」という点についてですが、これは、経済学でのモデルとは何か?という問題に関連すると思います。ミクロ経済学などのテキストには、「モデルとは何か」とか、「経済学におけるモデルについて」とかいったことが最初の章に書かれているものがあると思うので、それを読めばわかってくると思います。(非常に短くまとめてしまえば#2さんの回答になります。)
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なんで価格が上がると供給は増えるのですか?



いろいろありますね
株で値段が上がると売る(供給する側)は売れば儲かりる人が増えるので売る人が(供給)増える

コーヒー豆
一時期値段が高騰して作付け面積が増えました(供給が増える)いまでは、供給過剰になり暴落ですね

一般には値段が上がると供給が増えるのは利幅(利益)が大きくなり こんんだけ儲けるなら 私も参加(製作など)して儲けようとします。
 参入障壁が低い物は皆が参加して供給しまますので
供給者が増えるわけです
 しかし供給が過剰になると高値ね売れなくりますので需給が悪くなり価格が下がる
 価格が下がると、倒産などにより作る人が少なくなり需給が改善されるので値段が上がるわけですね

 いまや鉄鋼業界は需給が逼迫していて売り手市場です この業界はだれでも参加できない(資本がかかりすぎる)(参入障壁が高い)ので当分は売りで市場になります

 通信業界も、昔儲かるので携帯会社がNTTだけから増えましたね

一体この法則ってどうなんですか??

たんなる一般論にすぎません
一つの定まった法則ですが、是ったいにそうなる訳では無いのです  

値段は決まるのは 欲しい人が居るから値段がつのです




 
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っていうか、基本中の基本なのですが、



供給が「実際に」増えるっていう感覚よりは、
供給「計画」が供給曲線です。

あなたが生産者であるとして、

価格が高いときと、低いときで、どっちのとき、より多く生産したいですか?

ってことです。

後、これも、基本なのですが、
供給曲線は、製造設備を拡張することができないような「短期」の話です。

こうした、細かい条件を全部理解しないと、
小泉の構造改革同様に、
中身がゼロになっちゃいますよ。

ネットで調べるのは、悪くないですが、
その結果、権威のある学問分野の結論を否定するのは、
あなたがある程度経済学用語の意味を分かるくらいまでは、
権威のある教科書などで勉強してからにすると良いと思います。
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 「当てはまる場合」と「当てはまらない場合」があり、「多様化した現在では、当てはまらない場合が増えてきた」と表現するのが適当ではないかと思います。



「当てはまる場合」=「多くの人(業者)が同様の物を作る事ができる」
「当てはまらない場合」=「容易に同様の物を作る事ができない」

 例えば、「魚沼産こしひかり」は値段が高いからと言って容易に作る事はできません。(実際には魚沼以外で容易に「魚沼産こしひかり」が作られているみたいですが・・・w)ブランド物も容易に(他の業者が)作る事はできません。最近、こういう物が増えてきているので「当てはまらない場合が増えてきている」と言えるのではないでしょうか?

 最近は「量産効果により安く生産できる」という要素の方が価格を決めるのに重要な役割をしているのではないかと思います。
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高く売れるとなれば、売りたい人が増えるということでしょう。



例えば、あるスペックの中古パソコンを3万円で売ってくれる人は、10人しかいなかったとしても、5万円でなら売ってもいいと言う人が20人になっても不思議はないですよね?

ただし、逆は成り立ちませんね。
供給が増えると、価格が上がる
ではなく、逆に
供給が増えれば、需要が同じなら、価格が落ちますから。
このことを言いたかったのですか?

論理学の基本、
逆は、かならずしも真ならず
ということで、逆が成り立たないからといって、命題が否定されるわけではないですね。

注意すべきことは、
「価格が上がるという状況は既定事項、その結果として供給がどうなるか」ということを言っているのであって、
「価格が上がるのは、供給がどうなったときなのか」という問題ではないということです。

先のパソコンの例でいえば、

3万円 ⇒ 5万円 なら、 10台 ⇒ 20台

ということであり、

売りに出ているパソコンが10台のときと、20台のとき、どちらが高く売れるでしょう

ということではないのです。


もちろん、個別の例では、この法則が成り立たないこともあるでしょうし、価格も供給も際限なく増やせるわけでもないので、「一般にはこんな傾向があるよ」ということでしょうか。
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