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【化学】洗濯マグちゃんという製品がバカ売れしているそうです。

洗濯マグちゃんの中身は純度99.95パーセントのマグネシウムだそうです。

なぜマグネシウムで洗濯汚れが落ちるのですか?

あと洗濯マグちゃんではなく工業用のロール状になった純度99.95パーセントのマグネシウムロールを洗濯機に入れたら洗濯マグちゃんと同じでは?

A 回答 (2件)

前置きが先となりますが、お洗濯や食器洗い、お風呂で体を洗うときや家の換気扇汚れのお掃除などに洗剤、石けんをお使いかと思います。


なぜ洗剤や石けんで汚れが落ちるのかって考えたことあります?

よく使い古しの天ぷら油を回収して集め、苛性ソーダと水とを混ぜて石けんを作っている地域の奥様グループとかの話を聞いたことありません?
自然に優しく、また汚れ落ちが優れている、お肌に優しいと良いことづくめですから皆一生懸命なわけですが。
油から油汚れを落とすための石けんを作るのですよ?
なぜか?
油は油に馴染みやすいからです。

が、油汚れに油をそのまま掛けても、洗濯物はギトギトになるだけです。
ではなぜ石けんにすると、油汚れが落ちやすくなるのか?

話は変わって「界面活性剤」という言葉は聞いたことありません?
物と物との境目、別な物であろうとする性質を和らげ馴染みやすくする物を指します。
水に油を注いでも混ざり合わずに分離しますね?
ところが、この水と油を入れた容器に界面活性剤である洗剤を一緒にいれて混ぜますと、油と水の協会の力が弱まり互いに混じり合いやすくなります。
油が水に溶け込むのですよ。

さて本題のマグネシウム。
水のマグネシウムを入れますと、マグネシウムが水中の水素と結合してアルカリイオン水にと変わります。
このアルカリイオン水が洗濯物の油脂と結合すると石けん化するのです。
汚れが石けんになる!
先の天ぷら油と苛性ソーダと水に同じ、アルカリ成分と油と水で石けんができ、油以外の汚れと繊維の境界を緩め汚れを繊維から引きはがします。

ここまでおわかりいただけました?

で、結論。
工業用のロール状になった純度99.95パーセントのマグネシウムロールでも一緒です。
ただ、先の洗濯マグちゃんも、マグネシウムロールも多く入れるほど汚れの落ちが良くなるわけではなく、イオンとして溶け込む濃度が決まっていますので一定のアルカリ性になるとそれ以上はイオン化しません。
ですから洗濯マグちゃんも1個より2個洗濯機に入れた方がきれいになるというわけではないのです。
ロールの固まり放り込んでピカピカにではなく適量を。
あと洗濯物に絡んでどこかに行ってしまったとならないためにも、洗濯マグちゃんのような容器に入れてお使いになることをお勧めします。

おわかりいただけました?

台所の床や棚、冷蔵庫やレンジ周りのお掃除を水で!とアルカリイオン水のボトルスプレー容器が市販され話題になったこともありましたが、この原理で油汚れとアルカリイオン水を結合させて石けんを作り出して台所用品と油汚れの界面を緩めてい落ちやすくしていたんですね?
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この回答へのお礼

みんなありがとう

お礼日時:2018/09/17 21:34

アルカリ性の作用で落ちる。


セスキ炭酸ソーダ水を、エリなどに吹き付けると、アルカリ性の作用で、油汚れが分解して落ちます。アタック等の洗剤も、酸素系漂白剤、重曹も、アルカリ性です。ちなみに、手に付くと、ヌルヌルするのは、手の表面の、タンパク質が、溶けているから。
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