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コンクリート混和剤のなかにAE剤とAE減水剤があると聞きましたが、この2つの違いは何ですか?
勝手ながらコスト面とメリット・デメリットを書いてください。また、この2つ以外にも何か混和剤(材)があればそちらのほうも書いてくださると助かります。

すごく専門的のことみたいですので難しいと思いますが宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

AE剤、AE減衰剤ともコンクリートの混和する薬剤です。

このほかにも減衰剤というのもあります。

なお、使用量が多く配合計画に影響するものは混和材、少量で配合計画に影響しない物は混和剤といいます。

AE剤はコンクリート中に含まれる空気を分散して小径の気泡にして、大きな気泡ができないようにする目的で使用します。大きな気泡はコンクリートの強度に影響しますが、これを分散させて1つあたりを小さくすることにより強度の低下を防いでいます。
また気泡が1箇所に固まらず分散することにより1種の緩衝材の働きをして、温度応力などによりコンクリートへの影響を低減するとも言われています。
これらの効果により耐久性が上昇します。

減衰剤は、施工性(ワーカビリティ、ポンパビリティなど)を低下させずに、コンクリート練り混ぜに使用する単位水量を減少させるために使用する物です。コンクリートの強度は水セメント比で決まってきますので、水量が少ない方が強度が高くなります。しかし水量が少ないとスランプ・フローが低下し施工性が悪くなり、ジャンカなど施行欠陥を発生しやすくなります。
この相反する水量の効果を薬剤で解決するのが減衰剤です。

AE剤と減衰剤の両方の効果を持つのがAE減衰剤です。

他の減衰剤(材)ですが、
減衰材には、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末、膨張材、シリカヒューム、石灰石微粉末、無水石膏混和材、再乳化樹脂などがあります。

減衰剤には、高性能AE減衰剤、流動化剤、遅延剤、促進剤、急結剤、粉塵低下剤、水中不分離混和剤、分離低減剤、ポンプ圧送助剤、高性能減衰剤、防凍・耐寒剤、アルカリ骨材反応抑制剤、防錆剤、中性化防止剤、ポリマー混和剤、収縮低減剤、水和熱抑制剤、起泡剤、発泡剤、足脱用混和剤などがあります。

全部を説明するのは無理なので、この中でよく使用されるフライアッシュと高炉スラグ微粉末について説明しておきます。
これらは主に水和熱の抑制に用いていますので、マスコンに使用されることが多いです。

この回答への補足

施工性(ワーカビリティ、ポンパビリティなど)、スランプ・フロー、ジャンカを調べてみましたがよく分からなかったのでもう一度回答お願いします。

また、減水剤の中に高性能AE減水剤がありましたが、これは普通のAE減水剤と比べると、名前からしてこちらのほうが、少量で十分な強度が得られると思いますけど、コストも高いのですよね?また、AE剤と高性能AE減水剤これに見合った用途はあるのでしょうか?

補足日時:2004/11/09 10:14
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#4です。



>ここでの安いと言うのは、補修するよりは新しく施工し直したほうがいいということで解釈していいのですか?

わかりづらくてすみません。
これは、無添加のコンクリートを用いて施工欠陥などを起こして補修するよりも、多少コスト高でもはじめからAE剤などを用いたコンクリートを使用した方がトータルの面で安上がりという意味で、補修するよりも作り直した方が安いということではありません。

なお、混和剤を添加したコンクリートを用いても施工管理が不十分だと施工欠陥が生じることは言うまでもありませんので、施工の管理は大事です。


>強度、コスト等を考えたときどちらを使うのが効果的なのでしょうか?もしくは、それに見合った用途があるのですか?

強度面ではAE剤は無添加のものとほぼ同等、(AE)減水剤は施工性を保ちながら向上すると思います。
AE剤とAE減水剤はあまり区別しないほどAE減水剤が一般的になっていますので、コスト比較などはしたことがありませんので、コスト面ではどうなのかわかりません。
耐久性や施工性についてはこれら混和剤を用いた方が良くなります。

なお、これらは使い分けはあまりしないで、一般的に使用されることが多い混和剤ですが、他の混和剤については用途によって使い分けがされています。

フライアッシュなどは土木構造物に使用されることが多く、建築では少ないです。
また水中不分離混和剤は海中などのコンクリートに使用する物で橋脚などに用いられています。

なお、花王のホームページに混和剤の単価が載っていましたので参考に挙げておきます。

参考URL:http://chemical.kao.co.jp/ProductInformation/cat …
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この回答へのお礼

何度も質問したにも関らず、そのたびに丁寧に答えていただきありがとうございます。
おかげで、すごく助かりました。

お礼日時:2004/11/10 16:17

#2です。

他にもミスがありましたので、訂正します。

他の減衰剤(材)ですが、
減衰材には、(以下略)

減衰剤には、高性能AE減衰剤(以下略)

この3箇所については「減衰」ではなく「混和」の間違いでした。

また「足脱用混和剤」は「即脱用混和剤」の誤変換でした。

#2の回答を読み直すと混和材(剤)名称以外にも専門用語を用いて回答していますが、わからなかったら、補足説明しますので補足要求をしてください。

なお、材料コストについては混和剤は一般に普通コンクリートに比べてかなり高価ですが、施行不良を起こして補修をするのに比べれば、安いと思いますので、現在ではAE剤かAE減水剤を用いるのが一般的です。特に寒冷地では必需品に近いものです。

この回答への補足

>普通コンクリートに比べてかなり高価ですが、施行不良を起こして補修をするのに比べれば、安いと思います。

ここでの安いと言うのは、補修するよりは新しく施工し直したほうがいいということで解釈していいのですか?

また、材料コストの面でAE減水剤はAE剤と減水剤の2つを組み合わせたもので、AE減水剤のほうが高いと思いますが、強度、コスト等を考えたときどちらを使うのが効果的なのでしょうか?もしくは、それに見合った用途があるのですか?

質問ばかりですみませんが、よろしくお願いします。

補足日時:2004/11/09 09:59
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この回答へのお礼

訂正を何回もしていただきありがとうございます。
特にNo.2の回答に対しては分かりやすいので感謝しています。

お礼日時:2004/11/08 18:33

#2でした。


誤字がありましたので訂正します。

減衰剤→減水剤
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参考になるでしょうか?↓



参考URL:http://www.con-pro.net/readings/konwa/
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この回答へのお礼

大変役に立ちます。
ありがとうございます。

お礼日時:2004/11/08 13:35

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