プロが教えるわが家の防犯対策術!

古い軍歌ですが、ドイツ語分かる方お願いします。

Des Morgens,
Des Morgens um halb viere,
Halb viere,
Da kommt der Unteroffizier.
Heraus,
Heraus ihr faulen Tiere,
Ja Tiere,
Und reinigt das Revier.

Refrain:
Aber immer,
Mit frischem, frohen Mut, zwei drei,
Ja Mut zwei drei,
Ja Mut zwei drei,
Aber immer,
Mit frischem, frohen Mut, zwei drei,
Ziehn wir der Heimat zu.

Lisa, Lisa,
Schenke dem Reservemann noch mal ein,
Lisa, Lisa,
Schenk der Reserve noch ein.

Der Hauptmann steigt zu Pferde
Und pfeift die Hammel an.
Ob dieses Anpfiffs freute
Sich der Reservemann.
Refrain:

Der Hauptmann kam geritten,
Auf einem Ziegenbock.
Da dachten die Rekruten,
Es sei der liebe Gott.
Refrain:

A 回答 (2件)

Youtube のいずれかの動画の下に出ているテキストのコピーだと思いますが、途中で切れていますね。


どの動画にも長い歌詞が書いてあるのですが、実際に歌われているのはそのうちのわずかな部分だけです。

時代背景や文法、語釈などをよく考えて読まなければいけないテキストです。
1939~1941年ごろ、ドイツが周辺諸国を破竹の勢いで制圧していったころのもので、
ドイツの民謡データサイトによると、楽譜の出版は1939年です。

同じ単語やセンテンスが繰り返されているところが多いですが、
これは作曲上の処理で、歌詞そのものはごくシンプルです。
Youtube に出ているものは、誰かが歌から直接聞き取って書いたものでしょう。
反復されている語は1番の歌詞とリフレインにしか書いてないので、これらは括弧に入れて書き、
それ以降は省略します。必要に応じて語釈と解説を挿入します。

~~~~~~~~~~~~~~~~
1.
(Des Morgens,)
Des Morgens um halb viere,
(Halb viere,)
Da kommt der Unteroffizier.
(Heraus,)
Heraus ihr faulen Tiere,
(Ja Tiere,)
Und reinigt das Revier.

(朝の)
朝の三時半に、
(三時半に、)
下士官がやってくる。
(出てこい、)
出てこい貴様らものぐさども、
(そう、ものぐさどもよ、)
そして中隊兵舎の掃除をしろ。

【語釈】
faule Tiere: 怠けた奴たち。Tier は「人、奴」というくらいの軽い口語表現で、
良い意味で使うことも多いので、「けだもの」というほどきつい言葉ではありません。

Revier: 軍隊用語で「中隊兵舎」もしくは「医務室」を意味します。ここでは「中隊兵舎」。

~~~~~~~~~~~~~~~~

Refrain:
Aber immer,
Mit frischem, frohen Mut, zwei drei,
(Ja Mut zwei drei,
Ja Mut zwei drei,
Aber immer,
Mit frischem, frohen Mut, zwei drei,)
Ziehn wir der Heimat zu.

Lisa, Lisa,
Schenke dem Reservemann noch mal ein,
(Lisa, Lisa,
Schenk der Reserve noch ein.)

[リフレイン]
だがいつだって、
元気な喜ばしい気分で、2、3、
(そう、気分で、2、3)、
俺たちは故郷へ向かって歩む。

リーザ、リーザ、この予備役兵にもう一杯ついでやってくれ
(リーザ、リーザ、この予備役にもう一杯)。

【語釈・解説】
Mit frischem, frohen Mut: ネット上にはこう書かれたテキストがたくさん出回っていますが、
これは誤った綴りで、正しくは Mit frischem, frohem Mut です。
frisch は「新しい」などの意味ではなく「元気な」、froh は「喜ばしい」、
Mut はこの場合は「勇気」ではなく「気分」の意味です。
古くから使われているドイツ語の決まった言い回しで、「希望に満ちて」の意味で使われます。

zwei, drei: 「2、3」という半端な数の並びになっているのはなぜか不思議に思うかもしれませんが、
行進曲で4拍子なので、「1、2、3、4」と数え、
1拍目には「Mut」、4拍目には「Ja」という歌詞が入っているので、
残りの2拍目、3拍目でそれぞれ「2」、「3」と叫んでリズムを取っているだけです。

zuziehen: あるものに向かって(集団で)行く、移動する。勝利のあと、喜ばしい気分で故郷へ凱旋していく情景です。

Reserve: これは単数形で、複数の兵たちを意味する言葉ではないので、
Reservemann を縮めただけのもので、特定の一人の予備役兵だけの話です。
~~~~~~~~~~~~~~~~

2.
Der Hauptmann steigt zu Pferde
Und pfeift die Hammel an.
Ob dieses Anpfiffs freute
Sich der Reservemann.

大尉は馬にまたがって、新兵どもに開始の合図の笛を吹く。
この合図の笛に、予備役兵は喜んだ。

【語釈】
anpfeifen: 開始の合図の笛を吹く。この語だけからは限定できませんが、軍隊なので「呼子(ホイッスル)を吹く」です。

Hammel: 元の意味は「去勢された羊」で、「馬鹿野郎」「まぬけ」などの侮蔑的な意味で使われます。
1870年ごろから使われるようになった軍隊の俗語表現では、
未熟でのろまだという理由から、「新兵」のことを呼ぶ俗語として使われました。
さらにドイツの軍隊では、各中隊内でいじめの対象としてのスケープゴートとなる兵士が一人選ばれる伝統があり、
これに選ばれたものが「タマなし野郎」という意味で Hammel と呼ばれました。
Youtube の複数の動画のすべてでカットされている歌詞の部分では後者の意味で使われていますが、
ここでは「新兵ども」と訳しておきます。

ob: これは、「~かどうか」を意味する接続詞ではなく、現代ドイツ語では使わなくなった前置詞の ob です。
ここでは2格支配で使われており、「開始の合図の笛に(喜んだ)」という意味になります。
これに続く物語の部分が歌われている録音がないので、予備役兵がなぜ喜んだのかが分からずじまいになりますが、
この合図のあとに新兵と予備役兵が悪事を働き、予備役兵が溺れ死ぬ展開になっています。
戦時中にはいろいろと過激な内容のヴァージョンも歌われていたようですが、さすがに録音にはなっていないようです。

~~~~~~~~~~~~~~~~

[リフレイン]

~~~~~~~~~~~~~~~~

3.
Der Hauptmann kam geritten,
Auf einem Ziegenbock.
Da dachten die Rekruten,
Es sei der liebe Gott.

大尉がやってきた、雄ヤギにまたがって。
それで新兵たちは思い込んだ、あれは神様だろうと。

【解説】
すでに指摘があるように、キリストの連想です。
ほかの過激なヴァージョンには、「大尉はやってきた、ガソリンの樽に乗って、
それで新兵たちは思い込んだ、あれはツェッペリンだろうと」というようなものがあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~

[リフレイン]

~~~~~~~~~~~~~~~~

4.
Der Posten ist erfroren,
In einer Winternacht.
Es fror ihn an den Ohren,
Das hat ihn umgebracht.

歩哨が凍え死んだ、
ある冬の晩に。
耳が凍りついてしまって、
それがそいつをあの世へ送った。

~~~~~~~~~~~~~~~~

[リフレイン]

~~~~~~~~~~~~~~~~

5.
Das Lämpchen brennt so trübe,
Es fehlt ihm an das Fett.
Das Mädchen das ich liebe,
Das liegt schon längst im Bett.

ちっちゃなランプが薄暗く燃える、
脂がなくなっているんだ。
俺が愛する娘は、
もうとっくに眠っている。

【語釈・解説】
Lämpchen: Lampe(ランプ)に、指小形の –chen がついたもので、ごく小さなランプです。
たとえば、小さな皿や壷に油と灯心だけを入れたようなものです。

Fett: ドイツ語では、灯油などの油は Öl、動植物からとった油脂は Fett という意味の違いがあります。
しかし、このような簡易なランプでは、植物性の油脂や鯨油を使うことも多いので、Fett(脂)という語に特別な意味はないでしょう。
ごく小さなランプな上、娘はとっくに眠っているということから、
夜更かしをしている間に脂が切れたと単純に考えてよいと思います。

「俺が愛する娘」は決まった彼女のことではなく、
戦地の宿屋などで一夜を共に過ごした娘のことです。
ほかのテキストではこの部分が長く卑猥な内容になっています。

~~~~~~~~~~~~~~~~

ここまで訳してから Youtube を確認したところ、2番の歌詞を歌っている動画は一つも出てきませんでした。
ここに出てくる「予備役兵」の物語は長いので、この2番だけを歌うわけにはいかないのです。
歌われているのは、1、3、4、5番の中の2つ、もしくは3つだけです。

歌詞 1番 3番 4番


歌詞 1番 3番 5番
https://www.youtube.com/watch?v=9upBRD41swI

歌詞 1番 4番 5番
https://www.youtube.com/watch?v=9zzSnI9R4Y8

https://www.youtube.com/watch?v=RqlDK2SW8Cs

歌詞 1番 5番
https://www.youtube.com/watch?v=C-SiFmt0QPU&bpct …
    • good
    • 1
この回答へのお礼

お礼が遅くなってすいません。
ご丁寧な解説ありがとうございます。
日本語訳の文献が、どこにもなかったので助かりました。
ドイツ軍歌ももう少し見直されるといいですね。

お礼日時:2018/10/13 18:22

色々なバージョンが有るようなので、上の歌詞を捕捉したものを訳します。


曲は、次で見付けました。歌詞の区切りは動画に従いました。

<この動画は一部のユーザーにとって攻撃的または不適切な内容を含んでいる
ため、ユーザーから報告されています。>

Des Morgens, des Morgens       朝だ、朝だ
um halb viere, halb viere        3時半、3時半だぜ、
Da kommt der Unteroffizier.      下士官が来る。

Heraus, heraus ihr faulen        出ろ、出ろ貴様らぐうたら
Tiere, ja Tiere,             野郎ども、正に畜生どもだ、
Und reinigt das Revier.         その溜り場を掃除しろ。
Refrain:(繰返し)

Aber immer,              それでも何時も
Mit frischem, frohen Mut,        新たで晴れやかな勇気で、
zwei drei,ja Mut zwei          2、3、勇気だ2、3、
drei, ja Mut zwei drei          そうだ勇気だ 2、3、

Aber immer,              それども何時も
Mit frischem, frohen Mut,        新たで晴れやかな勇気で、
zwei drei,ziehn wir der         2、3、俺達は
Heimat zu.                故郷に入る

Lisa, Lisa,               リサ、リサ
Schenke dem Reservemann noch mal ein,  その予備役兵にもう一杯、
Lisa, Lisa,               リサ、リサ、
Schenk der Reserve noch ein.      予備役達にもう一つ

Das L ämpchen brennt so        ランプはそんなにしょぼく燃えている、
trüb, so trüb              そんなにしょぼく
Es fehlt ihm an das Fett.        そいつには脂*が足りないんだろう。

Das Mädchen,das ich liebe,        俺の愛している娘さん、
Ja liebe,                 そう愛している、
Das liegt l ängst shon im        もうとっくにベッドで
Bett.                  お休みよ。

Der Hauptmann steigt zu Pferde    大尉殿は馬に乗る、
Und pfeift die Hammel an.       そして子羊共に口笛を吹く。
Ob dieses Anpfiffs freute        この始めの笛に
Sich der Reservemann.         予備役兵が歓ぶのか。
Refrain:(繰返し)

Der Hauptmann kam geritten,     大尉殿は駆けて来た、
Auf einem Ziegenbock.         雄山羊**に乗って。
Da dachten die Rekruten,        新兵共は考えた、
Es sei der liebe Gott.          ありゃ神だろう。
Refrain:(繰返し)

*  原文のFettは脂、食料事情またはゴマすり不足への揶揄とも考えられる。
** キリストは処刑前に山羊の背中に乗ってエルサレムへ入場した。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなってすいません。
付け足しの歌詞まで、書いてくださり助かりました。
ベストアンサーをどちらにするか迷いましたが、
こちらも参考になるので使わせていただきます。

お礼日時:2018/10/13 18:24

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!