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「憑りつかれる」読み方を教えてください。
本の中では、とりつかれると読むようです。
私の持っている辞書を調べると
「取り憑かれる」と出てきます。
「憑りかれる」でとりつかれると読みますか?
出ている辞書があれば教えてください。

A 回答 (2件)

「憑りつかれる」は「とりつかれる」ですね。



>「憑りかれる」でとりつかれると読みますか?
⇒読まないと思います。送り仮名もおかしいでしょ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
すみません、私の書き間違いです。憑りつかれるの間違いでした。

お礼日時:2018/11/24 23:05

「憑る」の本来の読み方は「とる」ではなく「よる」ですが、


「憑く」で「つく」と読み、「取り憑く」と同じ意味なので、
「取り」の方に「憑り」を当てる習慣があります。
ワードで「とりつく」と入力しても、「憑りつく」が変換候補として出てくるので、
習慣として定着していると思いますが、当て字なので、
辞書の記載は「取り憑く」と、より現代的な表記の「取り付く」だけです。
「取り殺す」という言葉も、「取り憑き殺す」という意味なので、
「憑」の字を「取り」の方に当てた「憑り殺す」という表記があります。
辞書の表記は「取り殺す」ですが、「取り」の字だと、
「取り憑き殺す」の意味がよくわからないということはあります。

「憑」の本来の訓読は、「憑る(よる)」「憑る(かかる)」「憑く(つく)」「憑む(たのむ)」など。
意味は、「よりかかる」「もたれる」「のりうつる」「つく」「よりたのむ」「たのむ」。
音読みは「ヒョウ」。「憑依(ヒョウイ)」=「のりうつる」、「憑拠(ヒョウキョ)」=「よりどころ」など。

●「憑る」=「よる」
神霊が憑り(より)来る
憑り(より)くる魂
憑代・憑り代 よりしろ
鼠は社に憑り(より)て貴し(ことわざ)
「あなた以外にあたしは憑り(より)かかり所のない女なんですから」(夏目漱石『明暗』)

●「憑る」=「かかる」
神憑かる かみがかる

●「憑く」=「つく」
霊が寄り憑く(つく)
憑き(つき)物

●「憑む」=「たのむ」
「千歳のごとく憑み(たのみ)たりけり」(大伴家持)
「世に残りて憑み(たのみ)なく侍れば」(雨月物語)

以下のような例を見れば、「よりつく」とは読めず、
「とりつく」という読みで使っていることは疑いないと思います。

「とくにお金に憑りつかれると」
「妄想に憑りつかれる」
「実現という夢に憑りつかれる起業家」
「金沢の魅力に憑りつかれる事間違いなし」

古い宗教などを論じた民俗学の本などであれば「よりつく」という読みもあり得ますが、
いまはこちらの読み方の方がほとんどではないかと思います。
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この回答へのお礼

詳しく教えていただきとてもわかりやすかったです。
ありがとうございました

お礼日時:2018/11/25 20:10

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