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ハル・ヴァリアンの入門ミクロ経済学をよんでいるのですが、何度よんでも、逆供給曲線のところで何をいいたいのかさっぱりわかりません。。

教科書には、「いつものように産出量要を価格の関数として考えることができるし、逆に価格を産出量の関数とする「逆供給関数」を考えることもできる。この観点から価格と産出量との関係を検討することによって、1つの見通しが得られる。供給曲線上では価格は限界費用に等しいから、その産業で操業しているすべての企業に対して、市場価格は限界費用を表す。産出物をたくさん生産している企業もわずかしか生産していない企業も、利潤最大化を行っている限り、同一の限界費用をもつ。各企業の総費用はまったく異なるが、限界費用は同じでなければならないのである。
p=MC(y)は、産出量の関数として価格を与える逆供給曲線を示す式である、供給曲線をこのように表す方法は、大変有用である。」

という文なんです。これで逆供給関数の節はおわりです。

わたしが疑問なのは、逆供給曲線から価格と産出量の関係を検討することにより、得られるらしい、「1つの見通し」というのがなんなのか分からないということです。その言葉以降の説明をよんでも今ひとつピンときません。普通の供給関数ではいえないことなのか?・・・と感じでしまうんです。

どなたか、お分かりになる方よろしくお願いします。
ヴァリアンは逆供給関数についてつまり何をいいたかったのでしょうか??

A 回答 (1件)

たぶんですけど、


数学のセンスのある人だったら、あまりに言っていることが簡単すぎて、供給曲線で言っても、逆供給曲線で言ってもかわらないように思えてしまうようなことだと思います。

つまり、
p=MC1(y1)
p=MC2(y2)
p=MC3(y3)
...
p=MCn(yn)
って、たくさん企業があるときでも、
完全競争市場では、
p が共通であることが見やすいでしょ?ってことではないでしょうか?


ちなみに、

Varian 自身は優秀な人なので、教科書も信頼できますが、私は読んだことはありませんが、

むしろ企業の意思決定の立場から言えば、
逆供給関数(限界費用関数)の方が基本的と言えます。
たまたま、競争市場だから、企業が最適化問題を解いた結果、限界費用と市場価格が等しくなるところまで生産するので、その分が「供給」になるだけで、
逆供給関数自体は、どんな市場でも変わらない企業の費用構造をあらわしています。
で、実は、Varian が言いたいことっていうのは、こういうことが背景にあるのではないでしょうか?
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