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出典は紫式部日記でござんす


知りたらば、いかにそしり侍らむものと、~


もし知ったならば、どんなに悪口を言うことでしょうかと(思うと)、~


名詞(∵解説書参照)である『もの』が何故あの位置にあり、さらに訳出もされていないのか、そしてその存在意義だにつやつや知らず。

古文詳しい方、是非お願いします
もう質問2回目なんですけど、全く理解が及びません

注)回答される方はその情報の出所と判断理由を書いて頂ければ幸甚です。

A 回答 (1件)

小学館 全文全訳古語辞典


もの
一〔終助詞〕《名詞「もの」が文末に用いられて終助詞化したもの》 [接続] 活用語の連体形に付く。
【詠嘆】

❶ 《逆接的に後に続くような含みをもって感動・詠嘆する意を表す》 …のになあ。…のだがなあ。
例「天(あま)飛ぶや鳥にもがもや都まで送り申して飛び帰るもの」〈万葉・5・876〉

訳大空を飛んで行く鳥であったらなあ、(あなたを)都までお送りして飛び帰って来るのになあ。

❷ 《原因・理由の意味で後に続く含みをもって感動・詠嘆する意を表す》 …だからなあ。
例「もっともぢゃ、もっともぢゃ、道具屋の娘ぢゃもの」〈近松・卯月潤色〉

訳その通りです、その通りです、(私は)道具屋の娘ですからねえ。

質問文の例
 知りたらば、いかにそしり侍らむ<もの>と、~
その訳
 もし知ったならば、どんなに悪口を言うことでしょうかと(思うと)、~
そしる(悪口を言う)+侍る(御座います)+む(う=推量)+もの(なあ=詠嘆)+と(引用の格助詞)
   直訳すると、「悪口を言うことでございましょうなあ」と
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