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高校一年生です。

土佐日記の一節に
「国人の心の常として、いまはとて見えざなるを…」
という部分があります。現代語訳は
「(だいたい)地方の人の人情の常としては、今はもう(離任していく者に)用はないと見限って顔出ししなくなるというのが普通だと思うのに」
となっています。
「見えざなる」の部分がよくわかりません。
できれば、文法的な説明をお願いしたいです。
特に「ざ」がよくわかりません…。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

古文は専門外なので辞書で調べてみました。


「見えざなる」はもとのかたちは「見えざるなる」だそうです。

見え/ざる/なる→見え/ざん/なる(音便)→見え/ざ/なる(「ん」の無表記)

見え…「見ゆ」の未然形(「姿を見せる」の意)
ざる…「ざり」の連体形(打消しの助動詞)
なる…「なり」の連体形(伝聞の助動詞)
を…接続助詞(「のに」の意)

全部つなげると「姿を見せないというのに」となります。

「ざなり」で「ないそうだ」と覚えたほうがいいでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
わざわざ辞書まで持ち出していただいてスミマセン…。

いったん納得はしたのですが、辞書を見ると、
断定の「なり」→体言および用言の連体形に接続
伝聞・推定の「なり」→用言の終止形に接続
となっています。

文脈からして、伝聞・推定だとは思うのですが、音便を考えると「ざ」は「ざる」ですよね…???
どうなっているんでしょう?

お礼日時:2009/09/06 12:13

No.1です。



> 断定の「なり」→体言および用言の連体形に接続
> 伝聞・推定の「なり」→用言の終止形に接続
> となっています。

伝聞・推定の「なり」は「終止形に付く。ただし、ラ変型には連体形にも」となっています。
「ざり」はラ変型ですから、連体形でもいいようです。
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この回答へのお礼

そうなんですか。
わかりました。
ありがとうございますm(_ _)m

お礼日時:2009/09/07 18:19

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