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え~。まあタイトルの通りなのですが、ふと思ったのです。
言葉とはなぜ生まれたのか。
どのような過程で生まれたのか。
哲学とは違うかもしれませんが、人はなぜ言葉を発明したんでしょう。
まあ便利だからといってしまえばそれまでですが、、。
原始人の方々は複雑な言葉を使用しておらず簡単なジェスチャーでコミュニケーションをとっていたんでしょうかね。
言葉は不思議です。起源とかあるんでしょうかね?
なにか興味深いお話知っていたら、もしくはこんな考え方はどう?みたいなのがありましたらぜひとも教えてくださいm(__)m

A 回答 (9件)

>人はなぜ言葉を発明したんでしょう。


現在の言語学(特にチョムスキー)では、言語は、人間に先天的に備わっている性質である、というのが定説です。
定説、というのは、まだこれから覆る可能性がある、ということです。実際、そういう風に仮定したほうが合理的であると言われているだけで、人間がなぜ言葉を話すことができるのか説明できる段階にまで至っていません。言語学・哲学における非常に重要なテーマですが、この問題を解明するには、人間がいかに言語処理をしているのか、という話になります。理論があっても、実験するためには、コンピューターが必要になります。
今は、理論を作っては、コンピューターに組み込んで、結果を反映して理論を作り直して・・・とこの繰り返しです。チョムスキーの言語学は、人間の言語の文法のみに注目すればに、ほぼコンピューターでも処理できることが、分かっています。
文法のみに注目する、というのは、たとえば、「この椅子はとてもおいしい」というような、意味をなさない文も、文法的にはあっているから、OKとする、ということです。現在のコンピューターの多くは、人間の言語を文法的には理解しても、意味は理解していません。意味を処理する研究は、目下行われていて、ここ数十年で進歩するか?という話になっています。

まぁ、平たく言うと、
「鳥が空を飛べるように、人は言語を話せる」
ということで、人が言葉を発明したのではなく、言葉を話せる種が人間であるということです。
人間の言語は、意味・文法構造の上で、他の動物の話す言語よりも桁違いに進化しています。
たとえば、「危険だ!」とか「餌だ!」とか、そういう仲間への伝達は他の動物にもあります。
しかし、時間・可能性・仮定・義務などの概念を入れると、とたんに他の動物の伝達では表現できなくなります。「危険だった」とか、「雨がふったら、危険かもしれない」とか、「明日、餌がここにありそうだ」などです。
時間・可能性・仮定・義務などの基本的概念は、ほぼ総ての言語に何らかの形で備わっていて、これらの概念を言語で表現できることが、人間の先天的性質であると考えてもよいといえると思います。

別に、これは音声言語に限ったことではなく、手話などの身体的言語にしても、とにかく、人間という種は、知能さえ正常であれば、適切な教育さえ受ければどのような手法でも言語を獲得することができるようになるらしいです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!
言葉は先天的という定説ですか~。偉い学者さんたちでもその起源を解明できてないんですか、、。ますます難しいです、、。

>人間という種は、知能さえ正常であれば、適切な教育さえ受ければどのような手法でも言語を獲得することができるようになるらしいです。
その教育の起源に当たるものとは何なんでしょうね?例えば今なら赤ん坊はわれわれが言葉を使っている環境で生活するうちに、「真似」からことばをすこしずつ得ていますよね。確かにそれは人間の知能がるからだと思います。
じゃあ言葉が生まれる前は、、、。
誰も回りで使っている人なんていないのに、どこから言葉は湧いてきたのでしょうか、、。謎ですね。

いやあ、ですが長々と貴重なご意見、情報有難うございます。大変ためになりました。有難うございましたm(__)m

お礼日時:2004/12/12 10:41

まったくの素人ですが,私見を述べます.


 言葉には時間を持たない言葉と時間を超越した言葉の二つがあると思います.前者は動物でも使うしまた人間でもボディランゲッジというものがこれに該当すると考えています.後者は人間独特のもので脳の中の世界を構成するためのものではないかと考えています.また前者と後者は重なって使われることも多いのですが前者は客観的,後者は主観的といえるのではないかと考えています.思考に使われるのは後者のものではないかと考えています.
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!
なるほど~言葉に時間の観念を絡ませましたか~!
面白い考えですね!思考の発達した人間だからこそ、ボディーランゲージだけでは足らず
時間の観念を含む言葉が必要になった、これも一つの答えでしょうね!
面白い意見有難うございました!^^

お礼日時:2004/12/13 19:42

こんばんは!僕は、デザインを独学している最中なんです。

デザインを
考えていくと、コミュニケーションにぶつかるんです。デザインした
作品・商品と、見た人との間に、何か伝わることがあるので、見た人は
何かを受け取ります。プロダクトデザインなら、「持ちやすい」ペンとか、
使う人に対する「考慮」、「アイデア」など。ポスターならその「伝えたい」
ことがダイレクトにあるでしょう。WEBも写真も絵画も映画も音すら、人間の
作用があるもの全て、工夫すれば「伝える」行為になります。ジェスチャーも
そうですね。言葉でない言葉というのでしょうか。

また、のろしも昔の人の知恵で、「情報伝達」なんです。今は携帯などは
電磁波でデータを送受信できますが、それと同じ働きをします。
言葉は「伝える」手段のひとつです。そこでポイントは、伝えるということは、
必ず「相手」が必要になります。人間は昔から、集団で生活をする存在だった
のです。他人と自分。孤独の恐怖感。「他人」が存在するからこそ、「自分」
が存在する。人間は、人生の歓びを、また苦しみを表現したい!とか、自分を
吐き出したい!理解されたい!この想いを共有したい!など、気持ちを絵に
ぶつけたり、音楽で表したり創作活動をします。

自分と他人が在る世界だからこそ、自分の外に何かを押し出したいという衝動が
あるのでしょう。その孤独感が愛とか友人とかいろんな人間関係の根底にあると
思います。

1人暮らしをして、自分のために料理をして食事しても、何か虚しく感じます。
社会に出て、仕事も直接的に、または間接的に、必ず「他人」の役に立つことを
しています。社会や他人は、自分とは切れない関係なのです。

他人に伝えるのには、言葉が一番効率がいいです。
また、人間は脳が以上に発達した生物とされています。脳が発達するにつれて、
知りたいという本能も生まれたのだと思います。その本能が今のように文明を築く
ことになったのだと思いますが、知りたいということは、言葉にする必要があった
のだと推測します。

現に、目に見えるものは全て、言葉で表すことができるし、目に見えないことでも、
言葉で表現しようとします。(例えば愛とか)電波だって目に見えないけど、言葉で
捉えることができます。もちろん、電波を目に見える形にすることもできます。
しかし、やはり言葉が一番経済性がいいのです。それが原因で、言葉の持つ概念が
同一するものだと錯覚起こすのですが…。
起源は遠い昔で、伝達する言葉すらないから起源なんだろうけど、つまり、想像の
域を出ないのでしょうね。^^;
なので、僕も結論を言えません。哲学とは同一する結論は出せないと思ってます。

長文で失礼しました。以上、僕の考え方でした。参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!
>自分と他人が在る世界だからこそ、自分の外に何かを押し出したいという衝動があるのでしょう

なるほど、相手の存在が伝達能力の発達に繫がった、すごく穿った意見ですね^^
ここまでくると、言葉が生まれた理由よりもその過程も気になりますね。
今赤ん坊は生まれても、言葉のありふれた環境なので回りから学んで自然と使えるようになります。
言葉の無い時代は回りも皆赤ん坊のようなもの。そんな環境からどのようにして発達していったんでしょうね。
まあ今となってはわかりようがありませんが、、。

どうもありがとうございました!

お礼日時:2004/12/13 19:18

 養老孟司著『唯脳論』の中に「言葉の発生」という章があります。

その中から・・・

 「ヒトにおける言語の発生は、おもに脳の発達の問題だと考える。・・・」
「視覚と聴覚とは、いわば脳の都合で結合したのであり、その結合の延長線上にヒトの言語が成立しているはずである。・・」

 けっこう面白い本でしたので・・ご参考までに。

 
 
 

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480084 …
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この回答へのお礼

おお~とても興味深い本ですね!
まったく知りませんでした!ご紹介有難うございます!
ぜひどこかで購入して読んでみますね!
有難うございました!

お礼日時:2004/12/12 21:44

No.5の方がチョムスキーを挙げてらっしゃいますが、


現代言語学の2大大家のもう一人、
ソシュールは逆のことを言っています。

言葉や文字は先天的にあるものではない。
だから同じ人間でも国や民族によって、
また時代によって違う。解読不能な古代文字が
あったりする。
言葉の違いを研究する比較言語学という分野もあります。

>人はなぜ言葉を発明したんでしょう。

 まず哺乳類が他の動物と大きく違うところは、
親と子供が長い間共に暮らす。暮らせる寿命がある
という点です。鮭は産卵後。親は死んでしまいます。
鳥は巣立ったら親子が同居することはありません。

 また、哺乳類の中でも人間が他と違うのは、
複雑な記憶を長期間持続できるという点です。

 理解力のよさでは、タコもかなり優れている
んですが、その記憶は三日程度しか持続しない
と言われています。

 つまり人間だけが、親子の長期間の
共同生活の中で、後天的に親が子へ
何かを伝える時間が充分あるんです。
 そこに長期間の記憶という才能が
重なり、親は複雑な体験を記憶して
おり、これを伝えるために言語能力が
発達したと考えられます。

 親が子に体験を伝えるという言語の
役割が、人間が集団生活をし、村、
国家を作っていったとき、民族の
口頭伝承に発展し、農作物を育てると
いう習慣ができたとき、季節の変化を
知るために暦がつけられう、それが
文字の発明と共に、複雑な歴史の記録へと
繋がったと思われます。



 
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!

>言葉や文字は先天的にあるものではない。
だから同じ人間でも国や民族によって、
また時代によって違う。解読不能な古代文字が
あったりする。
なるほど~なんだか納得です。No.5さんのご回答とは逆ですがこちらもなかなか興味深いです。

なぜ言葉が発明されたかという疑問に対しては、
長期間の記憶という才能が
重なり、親は複雑な体験を記憶して
おり、これを伝えるために言語能力が
発達したと考えられます
というのが一番納得のいく答えに感じました。
言葉の起源は今となっては闇の中、ですが
親と子の関係、人が社会を形成したこと、人独自の優れた記憶力、これらがキーになっていそうですね。

貴重なご意見、本当に有難うございましたm(__)m

お礼日時:2004/12/12 10:49

>まあ便利だからといってしまえばそれまでですが、、。


まさにそうだと思いますよ。どこの国だったか無茶苦茶単語の少ない国ありましたよ。生活水準あがれば文化レベル文明のレベル上がればその分単語増える傾向にあるようです。
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この回答へのお礼

まあぶっちゃけてしまえばそうかも、ですよね(^^;
便利だから。言葉を決める際、どのようにして制定していったんでしょうね。こんなに複雑で多くの意味を含み、ものすごい量の。
考えれば考えるほどこんがらがってきます、、。

ご回答有難うございました!

お礼日時:2004/12/12 10:18

こんばんは。

興味深いお話ですね。

え~と、ど素人の意見で恐縮です。

○言葉を持つ民族が生き残って、言葉を持たない民族が廃れていった、などどうでしょう。

○進化の過程で出し抜けに、言葉を話す子供たちが現れて、その子らの子孫が広く根を広げた、とかもどうでしょうか?(仲間の間だけで通じるため、言葉を話せない人たちは不利)

それにしても、中身は違えども言葉は世界中の人類が使っていますよね。不思議です。進化の過程で、同時期に生まれたのでしょうか。。。

キリスト教的には、言葉は最初から神様が人間に与えたものなんですよね。それをバベルの塔の戒めとして、言葉をバラバラにしてしまったそうです。

あんまり参考にもならなかったかもしれませんがm(__)mペコッ。

この回答への補足

バベルの塔の戒めの話は聞いたことがあります!
人類がはじめて使った言葉ってなんなんでしょうね、、。
謎は深まるばかりです。

補足日時:2004/12/12 16:11
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!^^

○言葉を持つ民族が生き残って、言葉を持たない民族が廃れていった、などどうでしょう。
なるほど~面白い考えですね~。いや、実際そうだったのかもしれませんよ。言葉があれば戦いの際も複雑な指令とかが出せますしね!

○進化の過程で出し抜けに、言葉を話す子供たちが現れて、その子らの子孫が広く根を広げた、とかもどうでしょうか
やはり言葉は出し抜けに生まれたものなんですかね~
万物には背景があるといいます。
思想が生まれるのにも生命が生まれるのにも背景はあります。ならば言葉が発生した背景って、、。むずかしいですね、、。
むむ、やはり起源なんていまさらわからないんでしょうか、、。しかし貴重なご意見有難うございますm(__)m
もっと考えてみます!

お礼日時:2004/12/12 10:14

すいません。

言葉足らずでした。

「原始人の方々は複雑な言葉を使用しておらず簡単なジェスチャーでコミュニケーションをとっていたんでしょうかね。」とあったので、身体的言語を含むとすると、動物まで敷衍して考えることができるという思いが先走ってしまいましたが、音声言語に限るか限らないかで回答も変わってくると思ったので…。

この回答への補足

ご回答有難うございます!
え~とですね、こちらこそ言葉足らずですみません;
僕としては、音声言語に限るニュアンスで質問させていただきました。
例えば原始人(いつごろの、かは記憶にありませんが;)の方は、遠くに獲物がいたらその数を指で仲間に伝えたり、ものすごい大群なら自分の髪の毛を掴んで持ち上げ、「すごい大群がいる!」というのを表現したらしいというのを聞いたことがあります。
生きるのに最低限の情報を伝えるだけならそんなこと、または動物なども使用する簡単な意味を汲んだ鳴き声(声)だけでよかったかもしれません。
ですが今ある言葉はすさまじい量の情報、そして感情を含んでいます。同じ言葉で別の意味があったり、言葉一つで人を好く足り死に追いやることもあるかもしれません。
うまく言えませんが、、、なにか言葉ってまるで生き物のように我々とともに進化してきたような、、。
起源なんてあるのかな、、。
人が最初にこのような言葉を必要としたのはいつで、なぜなんだろう。
世界にはなぜこんなにも多くの言葉があるのだろう。

とまあ漠然と疑問に思ったんですよ(^^;
わかりにくいと思いますがそのような所存でありますm(__)m

補足日時:2004/12/12 09:46
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あなたのいうところの「言葉」とは、動物などがコミュニケーションに用いているものなども含みますか?



それとも人間の音声言語に関してでしょうか?
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