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致死遺伝子についてのおおまかな作用は判るのですが、なぜ遺伝学的に正しくないといわれているのかわかりません。どなたか教えていただけると嬉しいです。お願いします。

A 回答 (2件)

以下は、私個人の考えで、教科書的に正しいのか否かは知りません。

お応えになっているかも・・・。

 遺伝子は、DNAです。DNAは、たんぱく質の設計図になります。例えば、「赤い色素を作る遺伝子」をバイオテクノロジーで切り出して、それを白い花の細胞に入れることができれば、おそらく白い花を赤くできます。
 そこで、致死遺伝子をバイオテクノロジーで切り出して、正常な動物の細胞に入れたら、死ぬのか、ということです。おそらく、死なないと推定しています。すなわち、「赤い色素を作る遺伝子」は、花を赤くしますが、「致死遺伝子」では、死なない、すなわち、致死という作用がないと推察しています。致死という作用の無い遺伝子に対して、「致死遺伝子」という名称は、不適当でしょう。

 致死遺伝子は、劣性ですから、本当に「致死作用」のある遺伝子もある可能性は残りますが。すなわち、1本のDNAからだと、不十分な量しか生産されないが、2本のDNAから生産される量なら死んでしまう、というケースです。
 その場合、その遺伝子によって、致死性のたんぱく質が作られる、そのたんぱく質が何なのかに興味はありますが。

 それでは、『致死遺伝子によって、なぜ死ぬのか』は、考えてみて下さい。私は、メンデルの遺伝学ではなく、遺伝子・DNAで考えることにしています。
 
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致死遺伝子が遺伝学的に正しくないというコメントは良くわからないのですが。

今まで聴いたことがないのですが?・・・参考になれば。

致死遺伝子は劣勢遺伝子といえます。
というのも、優性の場合は即致死になってしまうのでそういう個体が存在しません。
注意して欲しいのは遺伝子の優劣は表現型を見た時に、どちらの遺伝子型の効果(2nの生物ならば)が出ているのかということです。
決して、遺伝子の機能が「致死」だから劣勢というわけではありません。

よく知られているのが、近郊弱性という現象です。
遺伝的に近いものどおしを交雑すると、普段は劣勢なので隠れている劣性遺伝子がホモ接合になるために致死遺伝子が働いて死に至ったりします。
なぜ、劣勢ホモになった時に死ぬかという理由には2つ考えられます。
1つ目は、ある生存に必要な遺伝子が対立遺伝子にあり(これを優性とする)、それが壊れてしまっているものを(劣勢とする)として考えた場合に、劣勢ホモになると必要な物質などが作れなくなり致死にいたる場合です。
2つ目は、あまり起こらないと思いますが、劣勢遺伝子がホモになったことで、致死に関わる物質を作る場合です。ヘテロよりもホモの方が効果が大きいのでそのようなことがあるかも知れませんが、このような具体的な遺伝子については知りません。
ちなみに、今は遺伝子もたくさんクローニングされていますが、1つの遺伝子でも塩基配列レベルで少しことなったものが多く、単純にそれらの表現型で優劣をつけるというのは難しいですね。わかりやすい形質のものなら良いですけど。すこし話がそれましたね。ごめんなさい。
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