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古武道をしている大学生に以下を聞いたことがあります。

日本人は農耕民族なので江戸時代までは右手右足、左手左足を同時に出す歩き方をしていた。
昔の絵を見ると全部そう描写してある。
古武道はそれと同じ動きをする。



先日空手家の本を読んでいる時に、突き出した拳と同じ足を踏み出した、と書いてありました。
それは、空手だからそのような動きなのでしょうか。
武道とは基本的にこの動きなのでしょうか。
それともその流派独特な動きなのでしょうか。
それともそういう型(技?)なのでしょうか。
西洋から来たスポーツは違うのでしょうか。

よくわかるように教えていただけないでしょうか。

A 回答 (4件)

着物を着ていると、右手と左足を同時に出すような身体をひねる動きでは、だんだん着崩れしてしまうそうです。

それを避けるように、身体をひねらない動きが身に付いたとか。

また、西洋式の身体にひねりをくわえて大きな力を出す運動に対して、古武道の動きは、ひねりを加えない。そのぶん発揮する力は減るけれども、速く動ける。それを利用した「ナンバ」が、スポーツ界で数年前から話題になっています。

とりあえず、以下の本を読めば、わかるかと思います。

『ナンバ走り』光文社新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032 …

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032 …
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この回答へのお礼

この本は面白そうですね。近年になってこんな研究がされているとは思いませんでした。

お礼日時:2005/01/11 15:00

Gです. runbiniさん、こんにちは! 締め切られてしまいましたが、参考になればと


思い書かせもらっています。

まず、打つ手と繰り出す足とが同じ側である「使うためではなく次を習うための技」
として空手の基本技があります。 これは、順突きとか追い突きとか呼ばれるもので
す。 基本中の基本とされる物でありから手の全ての流派が名前こそ違いますが必ず
教えるものです。

その逆の、普通に歩く形、のものを逆突きと呼んでいます。

どちらにしろ、人と戦う時に使える物ではありませんが、非常に大切な物です。 で
すから教えるのです。

他の物もそうですが、言われた事、読んだ事、そして教わった事に対して「真偽を疑
う」姿勢は非常に大切だと私は教えています。 つまり、私の言う事を盲目的に信じ
るな、私の言葉を暗記するな、と道場で言っている事です。

農耕民族だから云々、と言う理由は「本当に断言できるの?」と疑惑持たなくてはな
らないと言う事です。 他の国の農耕民族はこのような歩き方をするのだろうか? 
日本だけが農耕民族ではないはず。 武道・古武道は農耕民族がするもの? 本当にこ
のおかしな動きを日常生活で(急ぐ必要があったとしても)自然に無意識にできるよ
うになるのだろうか。 絵に描いてあるからといってそれが真実を描写していると断
言できるのだろうか? このやり方だけを重要視したら自分の命を守り人を殺す事が
必要なことを身につけるために必ずその弱点を見つける武道かは必ず出てくるだろう
し、その弱点を攻撃する「使える技」が出てくるのではないだろうか、 それでもこ
の「不自然さ」に膠着する必要があるのだろうか、 一撃必殺を必要とする「素手の
武道」で重要な要素の一つの破壊力はどうするのだろうか、 など、無数の疑問が出
てくるはずです。 でてこないとおかしいのです。

甲野氏がこの歩き方を重要視している事は以前から知っています。 しかし、武道と
して使うためにこれを知り違和感なく使えるようにするということはほんのひとつの
体の使い方に過ぎないと信じる私と意見が異なっています。

六尺棒や船に使う櫂の使い方を習う「古武道」でも、また、薙刀(薙・長刀道)や槍
(槍道)でも、両手を使う剣道・剣術でも、生体上仕方なく半身に構える事になり前
足と前手が同じ側になるわけです。 

また、「力をためる」と言う意味で小さな動作でできるこの動きを重要視しない自称
武道家は私としては「モグリ」かその人の先生の教えが足りない、と思うわけです。

両手両足を使う人間として更に武道として必要な技術を持つために、つまり有効的に
使うため、このような動きをすることは無視できないわけですね。 だから武道家は
このことを言うわけです。 しかしだからといって、盲目的に言葉を信じる事はすな
わち人間の持つ「多くの能力」を有効に使っていない、つまり武道に反する、と言う
ことになるわけです。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、新しく質問してくださ
い。
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この回答へのお礼

締め切り後に何度も助けていただいていますね。ご親切に感謝します。本物の武道家の方から解説していただくと、ナンバと呼ばれる動きを民族や歴史にまで広げて楽しく語るのとは違う何か身近な現実がそこにあるような気がします。空手家の本を読んだのは、知り合いが一生懸命私に色々と説いてくれるので何も知らなかったら失礼であると思ったからです。この回答も見てくれると思います。

お礼日時:2005/01/13 00:51

右手右足、左手左足を同時に出す歩き方


一般的にはナンバ歩行とも言われています。
アテネ陸上代表・末續慎吾選手で有名になりましたね。

私も詳しく理解していないので
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/taka1643/kenky …が参考になります。
ナンバで検索すれば色々ヒットします。

あとは私も買ったのですが
甲野善紀さんの著書を参考になさると良いですね。

参考URL:http://www.alpha-net.ne.jp/users2/taka1643/kenky …
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この回答へのお礼

その動作のことをナンバというのですね。実に面白いページでした。ご紹介ありがとうございます。

お礼日時:2005/01/11 14:57

江戸時代の歩き方の話は僕も聞いたことがあります。



中学、高校の授業で剣道を習ったのですが、剣道の場合は手・足ともに右を前にしていました。

武道や格闘技などまったくの素人なので想像ですが、踏み出した足と同じ手を突き出したほうがリーチが長くなりますし、速く強い打撃となるのではないでしょうか。

部屋の中で右足を前に出しながら右手を突き出す、というのと、左足を出しながら右手を突き出す、という動作をしてみたのですが(^^;、左足を出した場合身体がねじれて動きにくいように感じました。また、右足の場合はするどく拳を出せるような気がしました。

少なくとも片手を突き出す場合には武道に共通する動きなのではないかと思います。(フェンシングもそうですね)
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この回答へのお礼

実際試してみてくださったんですね!フェンシングも同じ動きですよね。TVでスキップができなかったりそういう歩き方をしている子供を見ますが、今度から「間違ってる」とは言わずに「伝統を守っている」と言ったらいいんじゃないかなと思いました。

> 踏み出した足と同じ手を突き出したほうがリーチが長くなりますし、速く強い打撃となるのではないでしょうか。

なるほどです。

お礼日時:2005/01/11 08:06

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