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知的障害で「一般就労不可」(診断書)とはどういうこと?IQ70です。

A 回答 (1件)

障害特性に十分に配慮された特別な環境(いわゆる障害者雇用)でなければ就労が続かない‥‥、ということを意味します。



というのは、知的障害をはじめとする障害が全くない人(障害者ではない人たち)と一緒に仕事をしてしまうと、あなたは、仕事の手順をよく理解できなかったり、自分から進んで仕事をしてゆくことがむずかしいからです。

働けない・就労できない‥‥、といったことではありません。
そうではなく、障害者雇用でないと働くことはとてもむずかしい、といったことが診断書に書かれています。

障害の重さは、IQだけでは決められません。
IQの数字だけを見ると、あなたは軽度ですが、ふつうの仕事(まわりから指示や助けを何も受けないで、誰にも言われないでも仕事をすすめてゆけること)はできないからです。

つまり、それだけ障害が重い(ふつうの働き方はできない)ので、そのことをちゃんと考えてから働き先を選んで下さいね、といった意味です。

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障害者雇用というのは、ハローワークで「障害をもった人だけを特別に採用してくれる枠」を紹介してもらって、そこに応募し、もし採用されたらそこで働く‥‥、というしくみです。
一般の企業などで、まわりからサポート(助け)を受けながら、簡単な仕事をしてゆきます。
障害者枠での雇用、ともいいます。
3か月単位ぐらいの契約社員だったり、アルバイトだったりすることが多いです。
いわゆる福祉作業所などの作業工賃とくらべれば、ずっと高い給料をもらえますが、それでも給料の額は低いです。
ただし、働くときの条件によっては、健康保険や厚生年金保険に入ることができるので、何かあったときには安心です。

そのほかに、就労継続支援A型事業所という福祉施設があります。
ここも、契約社員のような形で利用する所で、障害者枠での雇用とほとんど同じです。給料の額もほぼ同じです。
条件によっては、やはり、健康保険や厚生年金保険に入ることができます。
一般の企業で障害者雇用で働ける人とくらべるとやや障害が重い、という人が、一般の企業での仕事とそんなに変わらない仕事に就きたいときに、利用することができます。
ハローワークのほか、住んでいる所の障害福祉担当課に相談して、利用するかどうかが決まります。

また、就労継続支援B型事業所という福祉施設もあります。
ここは、いわゆる授産施設や福祉作業所と言われる所です。給料ではなく、ごくわずかな作業工賃(月に1万円とか、とんでもなく低い所も多いです)しか出ません。
住んでいる所の障害福祉担当課に相談し、利用するかどうかが決まります。

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さらに障害が重いときは、就労移行支援事業所といって、仕事よりも生活の訓練から始める(一見、遊んでいるようにも見えますが、そういうことではありません)という福祉施設があります。
いわゆる福祉作業所とかデイケア施設と言われる所で、住んでいる所の障害福祉担当課に相談して、利用するかどうかが決まります。

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ということで、診断書に書かれているとおり、あなたは、ふつうの仕事場で働くことはとてもむずかしいです。

知的障害のことをよく理解できている人がいる特別な職場(障害者雇用や、就労継続支援(A型かB型)、就労移行支援‥‥のどれか)を考えてゆく、ということになります。

繰り返しますが、働けない・働いてはいけない‥‥といったことではないので、「一般就労不可」という意味を「絶対に働いてはいけない」という意味に勘違いしたりしないで下さいね。
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