プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

まず最初に大辞林の語釈を引用します。
【かなり】
非常にというほどではないが,普通の程度を大分超えているさま。相当。「―うまくいった」「―の損害」
【けっこう】
十分とはいえないが,ある程度要求にこたえているさま。「―役に立つ」「―おいしい」


「大分超えている」「ある程度こたえている」なので、「かなり」のほうが「程度が上の評価」をしていることになります。
また、実際の感覚としても納得がいくでしょう。
今回は、その理由について諸賢のご見解をお伺いします。
話者の表現である以上、どちらも主観的評価であるには違いないのですが、【「かなり」の場合、客観的評価も若干加味されているから】ではないかと個人的には思います。
つまり、「私だけの感覚ではないと思うのだが・・」という認識が話者にある場合に「かなり」を使うのではないか、ということです。「けっこう」の場合は、その逆。
いかがでしょうか。
以下で若干補足します。

(1)
「今度、あそこのレストランに連れて行ってあげる。一度行ったことあるけど、けっこうおいしかった」
これはあくまで自分の味覚のみを評価基準として採用している。

「今度、あそこのレストランに連れて行ってあげる。一度行ったことあるけど、かなりおいしかった」
この例の場合、自分の味覚のみならず客観的評価にも耐えられるおいしさだと考えている節がある。
つまり、客観的レベルに照らしてもおいしいと言える(だろう)という認識の表現。

(2)
なので、次のような使い分けが自然になるかと。

「今度、あそこのレストランに連れて行ってあげる。一度行ったことあるけど、けっこうおいしかった。(それはわたしだけの感覚なので)君の口に合うかどうかはわからないけど」

「今度、あそこのレストランに連れて行ってあげる。一度行ったことあるけど、かなりおいしかった。(客観的にもそう言えると思うので)君にもおそらく気にいってもらえると思う」

(3)
逆に、次のような使い分けは不自然になるでしょう。

「今度、あそこのレストランに連れて行ってあげる。一度行ったことあるけど、かなりおいしかった。(客観的にもそう言えると思うのだが)君の口に合うかどうかはわからないけど」
誰でもおいしいと思うはずなのだが、君のことだから、おいしいと感じるかどうかは不明だ、といった揶揄表現としても成立してしまいそうな表現。

「今度、あそこのレストランに連れて行ってあげる。一度行ったことあるけど、けっこうおいしかった。(それはわたしだけの感覚だが)君にもおそらく気にいってもらえると思う」
あくまで主観的においしいと思ったわけだけど、私がおいしいと感じたのだから、君だっておいしいと感じるのが当然だ、といった傲慢さの表現としても可能。

質問者からの補足コメント

  • >そこまで分析するとちょっと考えすぎだと思います。

    「かなり」と「けっこう」に特に違いはない、ということでしょうか。
    もしあるとお感じになるなら、どういった点が違うと思われますか?

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2021/05/09 19:05
  • >食事の味に関して、「かなり」はそもそも、違和感があります。

    なぜだと思われますか?
    そもそもが味覚の問題なので、「かなり」という客観性を持ち出すよりも、「けっこう」という主観表現のほうが自然に感じる、といったようなことでしょうかね。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2021/05/09 19:08
  • #8お礼欄からの続き

    「かなり」
    《それなりの評価をされているが十分ではない》
    「けっこう」
    《思いに違いそれを満足し、あるいは越えるものと評価している》
    という解釈が質問本文でも示した大辞林の語釈とは【真逆】だしね。
    特に、《それなりの評価をされているが十分ではない》という意味で「かなり」は使わないだろう。
    あくまで、
    《十分ではないがそれなりの評価をされている》のはずだ。
    「美人だが貧乏だ」と「貧乏だが美人だ」では意味が異なる。
    また、
    「それを満足し」というのは、厳密に言うと「度合いが十分だと認識し」となると思うが、その要素は「かなり」にも含まれているはず。
    結果的に、
    《<「かなり」のほうが「程度が上の評価」をしている>は逆》
    とならざるを得ないわけだろうが、説得力が弱いですな。
    まあ、しかし、論理展開としては珍しくまとまだし、君の見解として尊重してうかがわせていただく。

    No.8の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2021/05/10 20:45
  • 質問に答えてませんでしたな。

    SDGs

    かなと。

    No.11の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2021/05/11 19:09

A 回答 (34件中11~20件)

ももちゃん戻りましたよ。


ふみゅう。
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no22レス ありがとうございます。


真剣に疑問に持ったものです、そして、何事もメリットを生むための言動が予期せぬデメリットを招くことは避けたい。
慎重な発言が逆に質問者氏を不快にさせないだろうか心配。
人は誰でも面倒事は避けたいはず。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「慎重な発言」なのに「逆に質問者氏を不快にさせないだろうか心配」というのは意味不明では?(笑)
いずれにせよ、慎重だろうが不用意だろうが、信念に基づいた論理的な見解ならどんな内容であれ歓迎します。

こうした歯に物が挟まったような物言いこそ人を不快にさせるんじゃないですかね???

正々堂々と行きませんか?

お礼日時:2021/05/16 17:25

質問のトピックとの直接関係性が深くない発言です。


たしかに質問者氏と回答者氏は話が噛み合っていないように見えます。
なぜだろうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

どの回答者ですか?
どの部分が?
後学のために教えていただければ幸いでございます。

お礼日時:2021/05/16 00:54

>一定の基準で使い分けているはずですよね。


あたり前のこんこん知己、でも普通はそれを基準とは言いません。
これでおしまい、理解できない人が理解できるまで教えてくれるのは授業料が必要なところです、
最初に断っています、理解できる人は・・・・・。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>一定の基準で使い分けているはずですよね。
あたり前のこんこん知己、でも普通はそれを基準とは言いません。

そうですか。
ま、基準と言いたくなければ言わなくても構いませんが、

《一定の基準で使い分けている》こと自体は認めるわけですよね。

では、どんな基準で使い分けているのか?

ということが今回の懸案事項なのです。
論点からずれないようにお願いします。

>最初に断っています、理解できる人は・・・・・。

それは、一応、理解できるように述べた人だけが言えるセリフでは?
もう少し落ち着いて記述する習慣をつけましょう。
思考の混乱した表現が多いですよ?

お礼日時:2021/05/15 18:46

いまp180までざっと目を通しました。


hakoさん。
あなたなかなか凄いですよ。

文章にまとまったらまた回答しますね。
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届きましたよん 全部読んで 回答します しばしお待ち

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>「かなり(とても)


この表現、かなり≒とても。という意味ですね。
とても、は程度の表現ですね。
必要条件は程度、ですか?。
今日コーヒー屋のマスターにためしたところ、「ヵなり」は結果?、またはなにかを知った上で使う、と言っていました。
必要条件と思われるもののいずれかの程度を知った(それに限定すればとてもすばらしいものをもっている)上での発言?。
それなら、町内大会どころか、県大会、いや県代表で全国大会、いやいやホットすれば国際大会・・・・、あくまでも。「通用する、かもしれない」がつく話ではありますが、可能性の完全否定はできません、ランクとはこのことを指します。
基準なんかまったく不要です。
理解可能な方だけ、必要なところだけ応用可能です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>基準なんかまったく不要です。

とは言っても使う本人は一定の基準で使い分けているはずですよね。

お礼日時:2021/05/15 00:08

明日到着予定。

ももっち楽しみですー
「「かなり」と「けっこう」の違いについて。」の回答画像17
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この回答へのお礼

半額ですか。

買取はおそらく20円~30円でしょうね。
ボロイ商売です。(笑)

お礼日時:2021/05/15 00:10

かなり→必要条件の内容の場合は、その条件を特定(複数も可)が必要です。


料理の味に関してなら材料、だし、ソース、スパイス…その他。
それを特定して、その素晴らしさ故、どこまでのランクにいけるか(通用するか)、したがって通用する位置(ランク?)は不定のままになります。
結構→十分条件の内容の場合は、いける(通用する)位置、対象の特定が必要です、ミシュランガイドの星の数を争うランクからサラリーマンが昼食に利用するところまで。
現実ではその会話の前後の状況にもよりますが、その対象の特定がなくても、レストラン、からサラメシではなく夕食でちょっと出費をはずんで・・程度の想定で一応通じるのでしょう、私が「かなり」に違和感を感じたのはそんなところだと思います。
そこで、結構いけるので・・・相手に勧めるときは、俺(相手)ごときには十分・・・・と受け取ることも可能かもしれません、言葉の遊びの類になりますが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>したがって通用する位置(ランク?)は不定のままになります。

わかりました。
ただ、ランクが不定なのに「かなり(とても)」と表現するわけですが、その基準はどこにあるのか?
という問題が積み残されますね。

個人的には『(一般的に)通用する位置(ランク?)』を想定しての表現ではないか、と思うわけです。

・誰が食べても同じ評価を得られると思うのだが、かなり(とても)おいしいと思った。

といったニュアンス。
もう一方は、

・私的には、けっこう(とても)おいしいと思った。

という解釈。

お礼日時:2021/05/13 16:46

根拠はありません、敢えて…といわれると私が根拠です。


したがって押し付けるつもりもありません。
理解できて参考になれば取り入れてもらってもも差し使えありません・
結構は十分条件として着目、表現するとき。
かなり、は必要条件として着目、hy歩右舷するとき。
辞書でも説明あります、もう結構です、十分いただきました(結構=十分)。
ただし、十分といえる対象にはお院からキリまで?、オリンピックは?だが町内会の大会なら結構通用するはずです・・・・・。
体力さえあれば、かなりなところまで・・・。
体力=必要条件の一つ、対象は絞りきれない。
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