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霊感の強い人に聞くと、良く幽霊みたいなものを見たりすると言います。しかし、侍や、落ち武者の霊の話は聞きますが、原始人の幽霊などの話は聞いたことがありません。縄文時代以前の人間の幽霊(みたいなもの)は存在するのでしょうか?教えてください。

A 回答 (3件)

自称“妖怪研究家”として、お答えします。



 まず現代人の想像する「幽霊」という概念はだいたい江戸時代ぐらいに出来上がったものでしょう。例えば平安以降から中世にかけては「怨霊」は登場しますが、個人に祟る「幽霊」は余り登場しません。怨霊は国家や村落共同体などに災い(天災・疫病・戦乱など)をなすものであり、それは共同体が死者に対する罪悪感から災いの原因を死者の怒りと見なし、その死者を「神」と祭り上げることで災いが起きないようにしました(例えば菅原道真を「天満大自在天神」として祭り上げるように)
 しかし、時代が下がるにつれ、特に都市生活者(京・江戸・大坂など)は、以前は怨霊によって引き起こされたと考えた災いを、そのように考えなくなった。そして彼らは「共同体の災い」よりも、「個人的な災い」を重視するようになった。幽霊は国家や村落共同体ではなく、個人(またはその一族)に災いをもたらす死者です。ですから怨霊ほど強力な祟りはないが、祭り上げたとしても普遍的な利益は期待できないのです。

 そしてその災いの原因を死者だと考えたとき、生前の記憶や情報が共有されている死者でなければ災いの原因になりえません。例えば『四谷怪談』の「お岩さん」が幽霊たりえるのは、田宮伊右衛門に殺された女性という情報を我々が知っているからです。もしも、何百年後かの未来に『四谷怪談』の話が完全に途絶えてしまい、ただ「お岩さん」の画像のみが残ったとしたら、その時代の人は「お岩さん」を幽霊ではなく「妖怪」や「怪物」の一種だと思うでしょう。そして「岩」という個人名でなく、「目こぶ女」とかいう個体名が与えられるかもしれません。

 原始人の幽霊がなぜ現れないか。それは我々が「個人としての原始人の記憶・情報」を共有していないからです。原始人の霊が実在したと仮定し、それが災いをもたらしたとしても、その災いに対して我々は「怪異のひとつ」と理解しても、「原始人の幽霊」とは理解しないでしょう。幽霊にしろ怨霊にしろ、「共同体、もしくは個人が、記憶・情報を共有化している死者によって引き起こされた現象」を説明したものだからです。
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追記。


>侍や、落ち武者の霊の話は聞きますが

 侍や落ち武者は「現代」という時間軸につながる「過去」だから、まだ記憶の共有化が可能です。それに教育や美術または時代劇や小説などで、なんとなくその時代を想像できます。また現代人の生活と極端に異なっているわけではありません。(服を着る・家屋に住む・経済活動を行っているなど)
 しかし原始時代は感覚的に現代と隔絶した時代であり、その生活もまったく異なっているところから記憶・情報の共有化が難しいのでしょう。
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僕達はこの世とあの世を行ったり来たりして、


心すなわち霊魂(僕達の本体)を進化向上してゆく生命体です。
この世での僕達の入れ物が肉体です。
あの世での入れ物は霊体です。

そこで幽霊とは何かということですが、
本来、肉体を脱いだ霊魂は(いわゆる死)、
あの世である霊界に行かなければならないのですが、
死んだらそれで終わり、と思っている霊魂は、
(あたりまえですが意識はあるため)、
まだ死んでいない、と思いこの世に執着するわけです。
それで、霊感のある人は見えるわけです。
侍や落ち武者等は何百年も、まだその心のままで、
迷っているわけです。

そこで、ご質問の縄文時代以前の幽霊ということですが、
これはさすがにいないと思います。

なぜなら、「迷う」ということも苦痛学習期間なので、
いくらその霊魂の進化向上が遅いといっても、
人間にまで進化してきた霊魂です。
愛の手が常に差しのべられていて、
いづれ少しずつ気付くこともあるわけです。

ですから、何千年も迷っている霊魂はないように思います。
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