プロが教えるわが家の防犯対策術!

実際に発生した事実と行為者の認識が食い違うことがあります。これを事実の錯誤といいます。そのうち、異なる構成要件間の錯誤を抽象的事実の錯誤といいます
なぜ、異なる構成要件間の錯誤を抽象的錯誤というのですか?(なぜ、抽象的という表現になるのですか?)

A 回答 (1件)

抽象的というのは、



個々の事物の本質・共通の属性を抜き出す
ことです。

錯誤の問題で、抽象的符合説
というのがあります。

異なる構成要件間で、故意を認める
ものです。

これは、犯罪を犯す意思で
犯罪を犯したんだから、故意を認めて
良い、とする立場です。

このように、犯罪を犯す意思、という
共通項を抜き出すわけです。


そして、ここからはワタシの推測ですが。

抽象的符合説があったので、
異なる構成要件間の錯誤を抽象的事実の錯誤
と呼ぶようになったのではないでしょうか。

この辺りは、学者が言及していないようで、
調べても、判りませんでした。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!