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建築業界では今も三隣亡の日は仕事をしていないのですか?

A 回答 (1件)

三隣亡は建築業界にいる方々にとっては仏滅以上に禁忌の日と言われています。



今回はこの三隣亡の由来や意味、読み方について言及し、2022年だといつになるのか、吉日と重なった場合はどのような扱いになるのか、結婚式や入籍はさけた方が良いのかも調べていきます。

三隣亡を辞書やインターネットでその意味を調べてみると「選日の1つであり、暦の上での忌みの日の一つで建築すれば火事が発生してしまい近隣三軒を軒並み焼いてしまう日」というものが出てきます。

要するに、建築関係の方々にとって最大の意味日ということです。

三隣亡は毎月2~4日ほど存在し、1年でだいたい30日ほどありますが建築業界ではこの日は徹底的に避けて地鎮祭や上棟式をしないようにしています。

ただし、由来に関しては明確なことがわかっていないので不明な点が多いのです。

今のところの情報を集めてみると、江戸時代以前の書物などでこの三隣亡という言葉がないということ、そのことから広まったのは江戸時代以降になるということがわかっています。

また、江戸時代の書物には「三輪宝」という「屋立てよし」「蔵立てよし」という言葉があってその日は吉日扱いされていたのですが、いつしかこの「よし」の部分が「あし」に変わってしまい建築に関しての悪い日という扱いになったのです。

そのイメージが先行してしまったが故に、「三輪宝」という縁起の良い言葉から「三隣亡」に変わったと言われています。

このように由来を見てみると元々は良い言葉だったのですが、なぜか悪い言葉の意味に切り替わってしまって、元の名前が縁起の良い名前だったのにあわないからという理由でいかにも縁起が悪い言葉に切り替えられてしまったのです。

また「暦の上での忌みの日の一つで建築すれば火事が発生してしまい近隣三軒を軒並み焼いてしまう日」という説明も後付けだったと考えられます。

ただの、建築に悪い日という意味ならば「近隣三軒を軒並み焼いてしまう日」にまで繋がらなかったと思いますので、色々と切り替わりが発生したのでしょう。

三隣亡については、下のような変化があったと思われます。

「屋立てよし」「蔵立てよし」という「三輪宝」が誕生⇒「屋立てあし」「蔵立てあし」に切り替わる⇒「宝」という言葉はあわない⇒「三隣亡」に変更⇒「三」という言葉があるので「三」の数字が入るような意味に修正する、この流れになって今のような意味になったのでしょう。

ちなみに、三隣亡と同じ選日には八専・十方暮・不成就日・天一天上・三伏・一粒万倍日・犯土・臘日がありますが、漢字変換で登録されているのは自分のパソコンだと三隣亡以外では不成就日と三伏と一粒万倍日ぐらいでした。

基本的にこのような暦注や選日というのはどれだけ信じているのかで考え方が変わってきます。

しかし、三隣亡は建築業界ではかなり重要視されているので六曜よりも重く考えている人が多い可能性があるのです。







建築業界はかなり横に広い業界なので、その考え方がその業界で働いている人の家族にも根付いている可能性があり、六曜よりも気にしている人もかなりいると思われます。

なので、引っ越しや上棟式を行う場合は六曜よりも三隣亡を優先した方が良いでしょう。

大安で引っ越しをしたとしても三隣亡だった場合は注意される可能性が高いということです。

引っ越しは自分が大丈夫だと思っても引っ越した先の近隣住民に三隣亡だと嫌われてしまうケースもありますので、さけた方が良いでしょう。

三隣亡での引っ越しはいわゆる第一印象を圧倒的に悪くする要因になりかねません。

吉日と重なるとどうなる?

吉日に重なった場合でも同じような考え方ができますが、三隣亡を毛嫌いしている人はかなりいるので、やはり引っ越しや上棟式などの日程は吉日を重視するよりも三隣亡をさける事を重視してください。

選日や暦注というのは迷信であり信用できないものと考えている人も増えていますが、そこを考慮しない故にトラブルになる可能性もありますので、信じていない人でも近隣住民や親戚付き合いでのトラブルの発生確率を減らすためにも危険な方を覚えて行動しましょう。


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結婚式や入籍は避けるべきか?

建築関係にまつわる三隣亡はとにかく禁忌として嫌われますが、結婚の場合はそこまで嫌われません。

ただし、三隣亡は「家庭を築く」に通じるからNGという考え方もありますので、可能ならばさけた方が良いかもしれません。

たとえば、大安や友引に三隣亡がくっついている日を選ぶのではなくただの大安や友引を選ぶ方が安全となります。

大安や友引に三隣亡がくっついている日しか空いてなかった場合は、三隣亡を無視して選ぶと思いますが、結婚に関して三隣亡をどこまで重要視しているのかはっきりとわかりませんのでなんとも言えないのです。

引っ越しはしてもいい?

上棟式や地鎮祭が絶対NGとなっているのが三隣亡なのですが、引っ越しでもNGとなっているのです。

これはいわゆる風習になっているのですが、そのように考えている人も多いのでさけた方が良いでしょう。

実際に引っ越しと三隣亡の相性が最悪という意見はありますので、引っ越しを考えている人は三隣亡を避けるようにした方が良いでしょう。

2022年の三隣亡はいつ?

2022年の三隣亡は以下のとおりです。

1月1日(土) 5日(水) 17日(月) 29日(土)

2月15日(火) 27日(日)

3月14日(月) 26日(土)

4月11日(月) 23日(土)

5月10日(火) 22日(日)

6月3日(金) 6日(月) 18日(土) 30日(木)

7月16日(土) 28日(木)

8月14日(日) 26日(金)

9月7日(水) 10日(土) 22日(木)

10月4日(火) 8日(土) 20日(木)

11月1日(火) 18日(金) 30日(水)

12月15日(木)27日(火)

元々、三隣亡には十二支と旧暦が関わっており、その2つのルールに則って成り立っているので規則性があります。

具体的には、旧暦の1月・4月・7月・10月で亥の日、2月・5月・8月・1月で寅の日、3月・6月・9月・12月で午の日が三隣亡となるのです。

基本的に十二支は12日サイクルとなっていますので、三隣亡はだいたい12日に1回訪れると言えます。

そのため、一月に2回か3回ほど三隣亡が訪れるのです。

三隣亡はこのように引っ越しや建築関係において絶対的にNGとなっていますので、気をつけた方が良いでしょう。

六曜よりも重きを置いている人もいますので、引っ越しや上棟式を行う場合は六曜よりも優先して考えてください。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます

お礼日時:2022/01/25 07:36

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