プロが教えるわが家の防犯対策術!

大学の推薦入試の割合が増えているそうですが、どう思いますか?

これって、高校在学中の成績が良ければ試験回避できて、大卒の学歴が容易に取れるシステムなんですよね?

海外の大学のシステムとあまりにも乖離してませんか?
※アメリカは卒業するのが難しいのと、ただ有名大学出るだけでは価値がなく、博士号とかとって
箔を付けるそうです。

A 回答 (5件)

国立大工学部の元教員です。

平成初期から推薦・AO のようなシステムが導入されて実績がある大学です。海外の大学との乖離? そもそも文科省が考えていた AO は米国の入試システムの真似ですよ。筆記試験は共通テストだけ。日本の一般入試のような筆記試験は無いのです。卒業が難しい点については後述します。まずはAO のような推薦のこと。まず誤解してもらっては困るので書いておきますが,偏差値は大学の価値を表していないことは予備校も大学人も知っていますから,その操作のために推薦云々という話は,まともな大学にはありません。
 さて,大学ごとにアドミッション・ポリシーというのを提示することが義務付けられています。そして,推薦だろうとAO だろうと,昔の私立大学のような定員確保と入学金確保(?)を期待して合格ボーダー付近の受験生も含めて大量に合格させるものとは根本的に異なります。共通テストも無しのAO も多く実施されていますが,それを大学が辞めないのは,いい実績があるからです。つまり,AO 組は入学後も勉強が継続できて,卒業まで成績上位 1/3 内に多くが入ったままだという実績です。一般入試組の一部の学生のように,受験テクニックは高いけど勉強しない人は,どんどん成績下位 1/5 くらいに落ちていくわけです。AO 組にはそれがほぼ無い。共通テストありのAO も同様です。ですから,学内の教授会等での議論では,さらにAO 枠を拡げようという意見も多いわけ。これは実績がそういう発言をサポートしているんです。
 ただ,AO 合格の学生がときどき「先生,あんな口だけのような入試で合格しちゃったからさぁ,1年生の数学とか物理学とか苦しかったですよ。」と言ってくれます。確かに苦労しているようですが,実際に成績が落ちることは無いわけ。今年度でしょうか,新聞にあったように MIT も,今までは考慮していなかった共通テスト SAT の成績を参考にすることに変更するとアナウンスしたようです。やはり米国の大学生でも,入学後についていけない学生が増えたのかもしれません。本当の理由はわかりません。が,AO や,まともなポリシーに沿って推薦制度を保っている大学は,それなりの実績があるからだと考えていただきたいです。よく一般入試組の学生や受験生が,推薦は卑怯なやり方だと言いますが,それはポリシー次第です。僕が勤めていた大学のように,一般入試には合格するレベルの人だけを対象にした,具体的には評定平均が4以上の受験生を面接と小論文で合格させる大学では,成功例の方が多いわけです。AO 組が容易に学士号を取得しているわけじゃないんです。一生懸命(一般入試組よりも)勉強しているわけ。
 さて,卒業が楽? 成績が悪いのに卒業しているのは一般入試組がほとんどですが,ま,それには目をつぶりましょう。米国ではなぜ卒業が難しいと言われているのか。それは成績が落ちると退学させられるから。残念ながら入試制度だけを真似て,進学要件などを変更しない日本のシステムでは,米国での実績を再現することはできないでしょうね。でも,上記のようにそうやって低成績で卒業するのは,なんと!一般入試組がほとんどです。つまり,入試には強いけど,実際の大学の勉強は不得意な人がいたというわけだ。GPA とか,quarter 制度とかも,本質的なことを抜きにして真似をしようとしたら,何の効果も無いわけです。米国の大学進学率は日本よりも高く60%以上だったと思いますが,実際に卒業できて大卒者という高学歴者という立場で格差の大きい米国社会で上位に位置するのは,同世代の1/3 だそうですよ。60%が進学しても,成功するのはその半分くらいということだね。確かに日本の社会(会社)でも,大卒者はこんな同一世代の50%も要らないでしょう。30%くらいで十分じゃないでしょうかね。とすると,もう一歩文科省も踏み込んで,一学期あたりの成績平均が70~75点未満の学生はどんどん強制退学させていけばいいのかもしれませんよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/01/13 22:18

ケースバイケースでしょう。


難関大学の場合は推薦でもそれなりの専攻をするでしょうし、
例えばFランのような大学だと推薦でも一般でもざるでしょうし。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/01/13 22:17

推薦され、進学できた大学の、学部・学科で使う学力は、


高校で学ぶ基礎学力が必要...でしょうね。

そこに秀でている高校生は、基礎学力を持って、興味のある大学へ入れるわけですから、原則として、大学生活も充実しやすい...でしょう。

下手に、受験勉強で苦労して、詰め込み型の知識メイン?で、
大学に受かるよりも、
ずっと良いのでは...?とも、思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

そうですか。

お礼日時:2023/01/13 22:17

大学も経営難ですからね。

何でもありでしょう。
そもそも、東大や京大がそういうことを行っているわけじゃなし、その人の学力レベルの大学にしか入れないんだからさほど大きな問題じゃないでしょう。
あなたもそうしたければそれを志せば済む話です。
「博士号」と軽く言いますが、博士号とは大学が出すものであり、「〇〇大学××博士」というのが正式なものです。つまり、「〇〇大学」が何であるかによって取得の難易度が違いますし、まともなだ大学であれば所定の年限在籍すれば取れると言ったようなものではありませんし、箔がつくと言っても、事実上、何の役にも立ちません。就職にしても専門的な職であれば実力も見ずに学位だけで評価することなどあり得ませんので、心配は無用です。まあ、大卒の学歴にしても、最近は大学名だけで採用されるようなことはないと思いますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/01/13 22:17

「大卒の学歴が容易に取れるシステム」、 その通りだと思います 自分は 推薦入試の枠が増えても 別にいいんじゃないくらいの感覚です 

それで大学に入って 楽しかったっていう人もいるわけですので、 特に賛成も反対も どちらでもないです
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

取れること自体は良いとしても問題は学歴差別が横行してることです。
例えば大学出てるのにそんなことも知らないの?わからないの?と思っても
、大卒が評価されますわ。

お礼日時:2023/01/13 22:17

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!