プロが教えるわが家の防犯対策術!

週刊新潮23.7.13号に、池谷裕二が次のことを書いています。

23.5号のnatureに掲載されているが、ミトコンドリア・イブは存在しなかった、と。
アメリカの研究者(投稿者がその名を失念)がアフリカのナマ族44人の全ゲノムを調査した結果だそうです。

この研究について教えて下さい。

A 回答 (5件)

No.4です。

週刊新潮の記事を読んでみました。ネタ元の記事は間違いないようです。著者名もナマ族44人のゲノム調べた点も一致しています。

でも、ゲノムDNAを調べて「ミトコンドリア・イブ」のことがわかるはずがないんです。ミトコンドリアDNAを調べないと。

結局のところ池谷氏は本当にミトコンドリア・イブの話をしたいんじゃなくて、「ミトコンドリア・イブという言葉によって代表される、一般人が抱く人類進化のイメージ」を否定したいだけのようです。もっともそんなイメージって、ネアンデルタール人との混血がわかった時点で崩れているわけですが。

池谷氏はプロの脳科学者で、薬学の教育を受けていますが、進化に造詣が深いとはあまり思えません。大昔、具体的な内容は忘れてしまいましたが、氏が血液型の遺伝子に関して初歩的な勘違いに基づいた主張しているのを見た記憶があります。

タレント科学者にありがちな、自分の専門から外れたところに口突っ込んで不正確なこと書いちゃっているパターンだと理解しました。ひょっとしたら本人は理解した上でウケ狙いでセンセーショナルな表現使ってるのかも知れませんが、正直いただけないです。
「最近の研究によれば、ミトコンドリア・イブ」の回答画像5
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご丁寧に調べて頂きありがとうございました。
<「ミトコンドリア・イブという言葉によって代表される、一般人が抱く人類進化のイメージ」を否定したい>のですね。
<タレント科学者にありがちな、自分の専門から外れたところに口突っ込んで不正確なこと書いちゃっているパターン>なのですね。
<ウケ狙いでセンセーショナルな表現>ですね。

お礼日時:2023/07/16 18:22

週刊新潮の記事は見ていない、ネタ元と思しき論文もちらっと眺めてみただけでちゃんと読んでいないので、あくまで推測ですが。



「ミトコンドリア・イブは存在しなかった」というのは嘘、好意的にとっても素人向けにわかりやすくした不正確な表現だろうと思います。ミトコンドリア・イブ自体は原理的に必ず存在するものだからです。

通常、貴方にも私にも親は父母2人いる、祖父母は4人、曽祖父母は8人という具合に、世代を遡るにつれて増えていきますが。母方の母方の母方の・・・と、すべて母系でつながっている祖先は1人だけです。ミトコンドリアDNAは母系で伝えられるので、一度でも父系でつながったらそのDNAは失われます。だから祖先をどんどん遡れば全人類のミトコンドリアの祖先はいつか必ず1人に収束します。

なお、よくある誤解ですが、聖書の記述みたいに女性が1人だけいたのではありません。集団の中にいた1人の女性に過ぎません。偶然、その後の子孫に切れ目なく女系でつながったのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%88 …

ミトコンドリア・イブについてはじめて言及されたのは1987年に発表された論文で、そこでは16万年くらい前のアフリカにいたと推定されました。当時はその集団から世界各地に子孫が広がって、それ以前にいた他の人類を滅ぼしてしまったと考えられていたのですが。

今ではそんな単純ではない、60万年だか80万年だか前に分岐してユーラシア大陸に住んでいたネアンデルタール人と交雑して、ヨーロッパやアジアに住む人種のDNAの一部はネアンデルタール人由来であることが解っています。

元ネタ論文の日本語紹介記事(https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/pr-highl … )を見る限り、アフリカの中でもそれと似たようなことが起こっていたという話のように見受けられます。もっとも、元論文中にミトコンドリアという単語は見当たりません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<元論文中にミトコンドリアという単語は見当たりません。>ですね。
私も、”mitochondrial Eve”という単語を探しましたが、見つかりませんでした。失礼ですが、論文と紹介記事と別物なのかな、と想い始めました。

お礼日時:2023/07/14 18:36

学説は実証していず様々なデーターから発表しますので、必ず異を唱える


人が現れます、異を唱える人も実証したもので無いので完璧に打ち消す
までに至らないのが現状です、従って、どちらが正しいかの判定は不可
です、我々、素人は違いを楽しべ宜しいかと。

プレートテクトニクスは地震計などの計器によるデーターが大量に集まり
今では、異を唱える人はいなくなりました。

微妙なのがダーウインの進化論で、現実はダーウインの言う通りで
その地に適応した形で同じ生物が複数存在していますが変化の過程
は実証されてません(何世代も観察しなければならないので無理です)
多くの人々がダーウインの言う通りだねと思っていますが、只、一人
カソリック教会の本山は認めていません、ガリレオ・ガリレイの事
を学んでいないのですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご尤もです。

お礼日時:2023/07/13 14:15

ミトコンドリア・イブは、できるだ多くの世界各地の民族から147人のミトコンドリアDNAの解析を行った末に得られたひとつの仮説です。


そのデータからは分析の視点は様々に考えらえるが、そのうちの有力と思われる仮説ということです。

その研究は、アフリカのナマ族44人の全ゲノムを調査した結果ですから、ミトコンドリア・イブはいないという結果が得られたからと言って、サンプルの抽出条件も「できるだけ多民族」に対して「同一民族のみ」と全く違うわけですから、ミトコンドリア・イブ仮説を否定する仮説が生じても何の不思議もありません。しかし、その「同一民族のみ」という研究方法でミトコンドリア・イブ仮説を完全否定するのは無理があると思われます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご尤も

お礼日時:2023/07/13 14:15

https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highligh …
にて英語版なら無料で読めます。私はミトコンドリアだか水戸黄門だか良く判りませんので読んでませんが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
引用して頂いたwebのなかを、微力ながら、探しまくっています。

お礼日時:2023/07/13 14:15

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!