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新聞で、たとえば、△△氏が横領をしていたのが○○日までにわかった、という
記述がでることがあります。
この「までにわかった」とはどういういみでしょうか?
その○○日以前に事実はわかっていたのだが、確定したのが○○日だったということ
でしょうか?
それとも○○日以前に事実はわかっていたのだが、社の事情で発表できたのが(したのが)○○日
だったという意味なのでしょうか?

よくわかりません。

A 回答 (2件)

 後者だと思います。

よく、他社に抜かれた記事を後追いで発表しているとき、他社に抜かれた日付を〇〇日というように書かれています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

とすると情報のリーク先から○○日まではふせておいてくれ、といわれた時とかも
使いそうですね。

お礼日時:2001/09/17 13:34

確かに,抜かれた(他社にスクープされてしまった)記事でよく見かける表現ですね。

しかし,逆にスクープ記事でも使われます。
また,普通の記事でも使われることがあります。

「……であることが○○日までに明らかになった」の中に入る日付は,朝刊なら発行日の前日,夕刊なら当日の日付です。
そして,「……」の部分のできごとが起こった日付は(当然ながら)それよりも前になります。
なぜこのような言い方になるかというと,どうやら,紙面の他の記事を見ると前日か当日のできごとで埋まっているのに,その中に一つだけ何日も前の日付が出ているのが気に食わないということらしいです。
いいかえれば,文中に使われている日付が発行日直前のものになることで,記事に(まわりの記事と同等の)新鮮さが生まれる,ということらしいです。
新聞記事にはいわゆる5W1Hがありますが,そのうちwhenは新しいに越したことはない,ということなのでしょう。確かに,一般論としては同じニュースでも時間がたつほどニュースバリューは下がるといえますので。

したがって,「明らかになった」日付は,たとえスクープされた記事であっても,必ずしも抜かれた日付とは限りません。
抜かれたものをすぐに追いかけて掲載すれば,結果的に抜かれた日付になることもありますが,「それほどあわてることはない,むしろじっくり取材して不確かな部分をつめてから」と考えて(かどうかわかりませんが)数日経ってから載ることもあります。
その場合でも,抜かれた(数日前の)日付ではなく,掲載日の前日か当日の日付が書かれます。

スクープ記事の場合,たいていはよそが知らない過去の事実を掘り起こすわけですから,日付はずっと前になります。
その事実をずっと追跡調査してきて,ようやく「昨日までに明らかになった」,という形の記事になります。

例えば,「☆☆容疑者が5日,横領容疑で逮捕された」という記事が,10日の紙面に載ると,新聞人としては,なんで今ごろ載るのか,賞味期限切れだ,みたいな感覚で捉えてしまうのでしょうか。
そこで,「☆☆容疑者が5日に横領容疑で逮捕されていたことが10日までに明らかになった」という表現になるわけですね。
場合によっては,「☆☆容疑者が10日までに横領容疑で逮捕された」となることさえあります。

ただ,こうなると読者にとってはどっちの日付が大事なのかな,と考えてしまいます。
事実の報道ということであれば,むしろ「10日」云々を省いて,逮捕の日付だけで十分でしょう。
何らかの事情で掲載が10日になったとして,それが他社のスクープによるものであれ,あるいは裏づけ調査をしていたためであれ,あるいは単にこの間紙面に余裕がなかったので先送りになっていただけであれ,多くの読者は「10日までに」の語句がなくても気にしないでしょうし,気にしたとしても遅れた理由が書いてないのであれば意味はないと思います。
仮に「10日までに」という文字がなくても,「……ことが明らかになった」と書いてあれば,たいていの読者は,昨日か今日あたりに明らかになったのだな,と考えるでしょう。
新聞というのは新しく分かったことを報道するメディアですから,少なくともここ数日ぐらいにわかった,ということは自明だと思うのです。
まして,「☆☆容疑者が10日までに横領容疑で逮捕された」となると,読者不在の,新聞社の自己満足に過ぎないようにも思われます。

また,科学記事などで新しい研究成果を報道する時でも「……であることが○○日までに明らかになった」と書かれているのを見たことがありますが,ここまで来るとかえって滑稽です。
研究結果は,容疑者の逮捕などと違って,ある瞬間にパッとできあがるものではないのですから,それにあえて日付を(それも研究の進行とは無関係の日付を)つけるのはナンセンスです。
どうせ日付を付けるなら「……であることが,○○日開かれた○○学会で発表された。」のほうがスマートです(実際,最近はこのスタイルが多い)。

最近では,活字が大きくなってきた分,字数を減らさなくてはいけないこともあって,「○○日までに」の表現はあまり使わずに,多少古くてもストレートに書く場合が増えているようです。
ただ,
>とすると情報のリーク先から○○日まではふせておいてくれ、といわれた時とかも
>使いそうですね。
このケースは今後も残りそうです。特に,ニュースソース自体を明らかにできない場合。
本来は「誰それは5日,……と発表した」(ちょっとくどく書けば,「~発表していたことが10日までに明らかになった」)と書くべきところを,情報源だけ伏せて「5日」を明記するとかえって「この間何があったのだろう」と思わせるので,「……ことが10日までに明らかになった」として,情報源も,発表の日付も,ぼかしてしまう,という手法です。

というわけで,ご質問への回答としては,「前者の場合もあるだろうが,それも含めて後者を意味する」といえましょう。
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この回答へのお礼

御丁寧にありがとうございました。

>「☆☆容疑者が10日までに横領容疑で逮捕された」となると,読者不在の,新聞社の自己満足に過ぎないようにも思われます。

この辺、おおいにに同意するところであります。

お礼日時:2001/09/19 12:09

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