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死刑判決を受けても執行される日がバラバラなのは何故なのでしょうか?
先に死刑判決を受けた人よりも後に受けたのに執行が早い人とかいるじゃないですか?
何基準で次の死刑執行の人を決めているのでしょうか?

A 回答 (8件)

どうも、死刑判決が確定したらすぐ書類が法務大臣へ行って、あとは大臣がハンコをおすだけと思ってる人が多いらしい。

しかし、お役所の仕事は(大企業も)そんなに単純なものではないだろう。繁文縟礼(はんぶんじょくれい)という言葉が昔からある。

死刑が確定した後も手順があるのだ。
まず、法務省の官僚が膨大な裁判書類を克明に読み返す。「これなら死刑を執行しても間違いなし」と得心したものだけ、「死刑執行起案書」を作成する。この読み返しに時間がかかるので、俗に「死刑裁判は三審制ではなく四審制」とも言われる。
ちなみに、法務省の高級官僚は検察官が多い。裁判では検察官が死刑を求刑し、弁護側を退けて死刑判決に到達したのに、執行となると検察官が慎重にブレーキをかけるのは、変な感じもする。それでも実際にそうなっているのだ。

そして起案されると、あとは比較的早く、順に上役たちが判子を押していく。起案書は「死刑執行命令書」と改名され、大臣のとこまで上がる。そうやって法務省幹部の判子が揃うと、大臣一人が拒否するのは難しいそうだ。
「大臣の机の引き出しに、ハンコを押さない執行命令書が何年もたまっている」というイメージは、ほぼ誤りである。

それなら、法務省官僚がさっさと死刑執行起案書を作成すればいいのか。
しかし、1990年代初めには「死刑モラトリアム」があった。モラトリアム解除後も、先進国でどんどん死刑を執行するような国はほとんどない。ヨーロッパは死刑がない。米国は州によって分かれるが、死刑州でも執行停止状態のところがあり、死刑囚が少なからずたまっている。
そういった世界の潮流、時代の趨勢が日本にも影響している。

「法務大臣の死刑執行命令数」(1980年以降)という一覧表がウィキペディアにまとめられていて、便利である。それをたどっていくと、死刑反対が持論の人でも、法務大臣を務めれば執行命令を出していることが分かる。例えば民主党の千葉景子もそうだった。
いわゆるタカ派・ハト派はさほど関係ないようで、法相在職日数が長い人は執行数が多く、短い人は少ない。マスコミは、法相が代わるたびに死刑に賛成か反対か聞くのがお決まりだから、「大臣の一存でガラリと変わる」と思い込む人々も多いらしい。
しかし、大臣個人の信条よりも、法務省官僚の集団的意志や時代の趨勢が力を持っているのである。

杉浦正健(自民党)は、自分の意志(浄土真宗の信仰に基づくという)で死刑執行を断固拒否した珍しい法相である。その杉浦の代でたまってしまったので、次の長勢法相は10人も執行した。その次の鳩山邦夫は、さらに多く13人も執行した(「死神」と評された)。
その反動か、「また、ためてもいいだろう」という流れも生じたらしく、その後政権を取った民主党の法相たちは執行数が少なかった。

なお、刑事訴訟法第475条の「死刑の執行は、法務大臣の命令による。……判決確定の日から6箇月以内にこれをしなければならない」は訓示規定と解されていて、期限を守らなくても特に違法の問題は生じないという。
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お間抜けな今の小泉龍司法務大臣は、受刑者に対して『さん付け』を行なったり、在任中に死刑執行命令を出していないようです。



彼は2023年9月13日に第108代法務大臣に就任しましたが、死刑執行命令数の記録によると、彼の名前の横には「0」と記されています。また、気持ちの悪い団体で有名な死刑廃止を求める団体からは、彼の在任期間中に死刑執行を行わないよう要請がなされているからでしょう。

こんなのが自民党が選んだ法務大臣ですわ、、キモくないですか?
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死刑執行の順番の基準等は判りませんが、法律を管理する役所の大臣の職務怠慢です。


その裏にあるのが「選挙」を意識して居ると言う事。
法律より選挙なのです。
死刑執行命令書にサインしたと言う事になれば、人を合法的であろうが法律に則ろうが
殺す事になったと言う事で選挙でのイメージが下がる。
過去に「自分が法務大臣の間は命令書にサインしない」と言い放った御方も居りましたね。
刑事訴訟法第475条を守らず無視して居る法務大臣が目立ちます。
法務大臣が法律を守らないのですから、国会議員のセンセイ達も法律を守らずに懐を
肥やしてばかりでしょう。
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おかしいよね 死刑の執行は、判決の確定後、原則として6か月以内に行うよう定められています。


法務大臣は担当者から冤罪の可能性等を助言(執行すべきか言われる)され ほとんどの法務大臣はそれに従います。
ただ法律に基づいて執行すれば『死神』と揶揄されます、
故鳩山邦夫法務大臣や上川陽子元法相。

確定死刑囚は106人いるのに 昨年は死刑執行、3年ぶりにゼロ。

参考に
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/ …
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再審請求をしている死刑囚はされにくいと言われています。

請求出しているのに執行された人もいますけどね。
また、大臣がサインしやすい世間を震撼させた凶悪犯は執行されやすいともいわれています。
普通の大臣ならば、裁判資料を取り寄せて自分自身で査読して最終判断しますので、官僚は大臣がサインする可能性が高い事件から書類を持っていきます。
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基準は非公表なので定義すらないのかも



とにかく言えるのは時の法務大臣の
専権事項だからとしか言いようがないかも知れません。

社会に与えた悪影響度等は相当重視されるでしょうし又
再審請求を出しまくるか否かでも違って来るんでしょう
いずれ6ケ月以内執行すら厳守されはしないのですから
ベールに包まれていることは確かです。
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まだ事実が明らかじゃないものとか、


冤罪の可能性がありそうなものとかは、
執行されないですね。

裁判で全てがはっきり、明らかになって、
もう語ることも、調べることもない、状態なら、
すぐ執行されます。

池田庄襲撃の宅間は裁判でも、べらべら語って、
わからないこと?などがなくなったので、
さっさと執行されましたね。

和歌山カレー事件の林ますみなどは、
状況証拠だけで死刑になり、本人は一貫して否定の状況で
冤罪の可能性がゼロではないため、おそらく死刑執行は
されないでしょう。再審(新たな証拠などがでてきて)の可能性も
ほぼないので、病気やら寿命で死ぬまで、獄中生活を全うすることに
なると思われます。

オウムの松本は全く、何も語らなかったですが、
これ以上生かしておいても、語らない、
他の側近などの証言などが全て揃ったから?などの判断で、
執行されたのだと思われます。

要は、まだ生かしておく必要・意味があるかどうか?
だと思いますけどね。
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法務大臣の気分次第です。


これマジです。
実際に就任期間内に1人も執行しなかった大臣もいれば就任直後から立て続けに執行した大臣もいます。
それとこれは当然ですが、再審請求や控訴・上告をしていない被告人じゃないと執行はできません。
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