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先日病院の検査で、レントゲンとCT(両方とも胸)を撮りました。
私の解釈だと、「CTはレントゲンの高性能版」なので、CTを撮るならレントゲンは不要な気がするのですが、違うのでしょうか?
CTでは見えないことがレントゲンでは判る、ということがあるのでしょうか。

A 回答 (4件)

CTは輪切りになるので、たとえば脳など、骨に囲まれた部分でも内部がわかります。


一方、通用のレントゲンは、透過ですから、骨の影響のない部分などを見るには優れています。

もうひとつ、CTはいろんな方向からX線を出し、通り抜けた強さにより、計算して各部分の透過率を求めます。イメージとしては、写るものを格子状にわけ、それぞれのX線透過率を、連立方程式を解くようにして求めています、解像度、通常のX線撮影より落ちます。また、CTは一定間隔でのスライス、あるいはらせん状に写しますが、その際隙間が出来てしまいます。スライス間隔より小さなものは写らないことがあります。

ということで、どちらか一方があればよいものではなく、お互いに補完しあうものですね。
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一回の検査としてはCTの方が細かく見れるのでそういう意味では質問者のおっしゃることは正しいです。


両方撮影する意義の一つとしては次回検査するときの比較のため、という目的もあります。
もう一つはCTは断面図なのでスライス幅にもよりますが断面図に平行な所見(頭部CTの骨折線、胸部では右肺の上葉と下葉の間の胸水など)は写りにくく、単純写真に劣ります。
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marionsさんは何か症状があって受診したことと思いますが、たとえば“咳が長引く”という症状で病院を受診したとします。


検査としては胸部単純レントゲン撮影(いわゆる、普通の胸部レントゲン)をとって、もしそれで何か疑わしい影がある場合は、CTをすることが多いです。
 それは、普通の胸部レントゲンではおぼろげに写っているものも、CTではその像をはっきり捕らえることができることと、その像の本質(炎症か腫瘤かなど)をある程度鑑別診断することができるからです。

 では、なぜ初めからCTを撮らないのかというと、普通の胸部レントゲンの方が一枚で全体像を見渡せるし、それであやしいところがあれば、CTを撮るとき特にその部位だけ細かく撮影することも可能になります。CTは患者さんの負担が高くなりますしね。

そのような理由で、まず普通の胸部レントゲンでざっと診断してから問題があればCTという過程が普通だと思います。

この回答への補足

早速の回答、ありがとうございます。

「胸部レントゲンでざっと診断してから、問題があればCT」なら理解できるのですが、レントゲン⇒CTが即だったんです。
ということは、互いが補完関係にあるのでしょうか。
その辺りを、具体的に詳しく知りたいと思ったのです。

補足日時:2005/06/09 17:59
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確か「レントゲンは平面的に、CTは断層的(輪切り)に」撮影するんじゃなかったでしょうか?



ようは「縦に見るか横に見るか」という違いでは?
これにより「視点が変わる」ので、どちらかでは発見できなかったものが、もう一方では発見できるということは十分考えられます。
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