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北朝鮮から核ミサイルが飛んできたらそのミサイルを海上自衛隊?が迎撃するんですよね?でも日本海上で迎撃すると日本海上で核ミサイルが爆発して、爆発する場所によっては、北朝鮮、韓国、中国、ロシア、とかに(もちろん日本も)被害が出ると思うのですが、どうするのでしょうか?
&迎撃しようとした海上自衛隊の方々も爆発によって被害がおこるのではないでしょうか?
それとも、迎撃しても核弾頭は爆発しないのでしょうか?

A 回答 (12件中1~10件)

 ミサイル迎撃システムと言っても、五段階からなるのです。



 A.(発射探知)まず、北朝鮮のミサイルは液体燃料なので、移動から発射するまで半日から一日はかかります(液体燃料型のミサイルは、燃料注入後移動すると爆発する恐れがあるので、発射台に備えつけた後に注入する)これを上空三万六千キロの静止軌道にある早期警戒衛星(BE)が探知します。

 B.(識別)この情報を『戦闘管理・指揮・通信・コンピューター・情報』をまとめた『BMC4』と略される指揮統制センターで情報を解析し、探知目標を火災・隕石・落下物などと識別してミサイル飛翔を確認します。

 C.(追跡)早期警戒機、地上及び艦載レーダーなどでミサイルを追跡し、位置・方向・速度などを指揮統制センターに伝達します。

 D.(兵器選択)指揮統制センターでミサイルの予測飛行経路、到達地点と時間などを瞬時に計算し配備された兵器システムを選択して指定します。

 E.(迎撃)迎撃は、『初期(ブースト段階、発射直後)』『高層(ミッドコース段階、大気圏外)』『低層(ターミナル段階、大気圏内)』で空中・海上・陸上に配備されたミサイルを発射します。

 1.初期迎撃では、空中発射レーザー・ミサイル迎撃機(ABL)ALー1Aが使用されます。(これは、現段階ではアメリカ軍のものが使われます)なお、この初期迎撃は、ミサイルのスピードも遅く、目標に最も接近できる(射程450キロで16時間飛行可)ので、迎撃できる確立が一番高く、効果的だとされています。この第一撃で破壊することができれば、その残骸は、発射した国に落下します。

 2.高層迎撃では、海上配備のイージス艦から発射される対空ミサイルSM3が使用されます。陸上配備では、THAAD(戦域高高度地域防空システム)とGBI(地上配備型迎撃ミサイル)が使用されます。迎撃実験では、SM3が80%以上、THAADが25%以上、GBIが56%以上になっています。

 3.低空迎撃では、MIM-4改良パトリオットPAC3が使われます。PAC3の実験結果は、93%以上を記録しています。(実験データーは、全て2005年3月末までのもの)

 それから、迎撃されたミサイルは、核爆発を起こしません。ただの鉄クズになって墜ちるだけです。
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この回答へのお礼

ちょっとここのスペースに失礼して、
皆さんいろいろ教えてくださってありがとうございました。
迎撃できるかどうかはあやしいそうですが、
やはり迎撃しても核爆発はそう簡単に起こるわけではないのですね。
それでは。

お礼日時:2005/11/19 10:16

核ミサイルの迎撃が可能かと言う話は置いといて。



プルトニウム型の原爆はTNT火薬による爆縮が成功するかどうかにかかっています。これはミリ秒単位で30箇所ほどに取り付けられた起爆用のTNT火薬を同時に爆発させる技術です。これがうまくいかないと核爆発用に装てんされているプルトニウムのごくごく一部しか核反応せずにその威力はかなり限定的になります。実際アメリカにおける核実験でも核爆発にいたらなかった実験もあるぐらいですから・・・。

しかしながら核爆発が起きないだけでプルトニウムが飛散するおそれはあります。核弾頭部分がそのままの形で落下すればほとんど影響なしでしょう(ソ連の衛星が発電用のプルトニウムを積んだまま地球に落下したこともありますし)が、核弾頭部分が破壊されると環境への影響は避けられないですね。

水爆も起爆剤として原爆を使っている以上は同様でしょう。

現在ではニュートリノを用いて核爆弾を無効化しようという計画もあるそうです。ニュートリノを核爆弾に向けて照射することで限定的な核分裂を起こさせ、大規模な核爆発を起こさせずに無効化する方法だそうです。実現にはまだ問題があるそうですが・・・。

ソ連では核貯蔵施設において天然の核爆発がおきたことが報告されていますが、臨界量に達しない限り核爆発は理論上起こり得ないので、核ミサイルを迎撃ミサイルで打ち落としても核爆発(被害が出るほどの核爆発)が起こる可能性はきわめて低いです。
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この回答へのお礼

ニュートリノで無効化させるなんてことを計画してるなんて知りませんでした。
どうやらお礼を書き込んでる間に、また書き込んでいただいたようでありがとうございました。

お礼日時:2005/11/19 10:19

ミサイル防衛は地対空誘導弾よりもイージスシステムによる迎撃が中心になると思うのですが、イージスシステムによるミサイル防衛はこの間難度を落とした実験に取り掛かったばかりで、実戦で打ち落とせるという段階には来ていません。


今ミサイルが飛んできたら、打ち落とされずに目標まで飛んでくるという可能性は結構高いと思います。

迎撃に成功した場合ですが、他の方も書いておられるように、核爆発が起こるためには決まった量の核物質に対して、決められた構造、決められたスピードでの衝突が必要(特に、プルトニウムの場合高い精度が必要)ですから、核爆発は起こりません。

核爆発を伴わずに上空で核物質が飛散した場合、(イージス艦で)迎撃する高度は大気圏外の超高高度ですから、迎撃した艦が直ちに被爆するわけでもありませんし、被害もそれほど大きくならないでしょう。ただし、迎撃されたのが大気圏内だった場合、特に核物質がウランではなくプルトニウムだった場合、かなり毒性の強い物質ですから、その地上への影響が懸念されます。
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No.7です。

若干追記を。

現時点において、実態としての中距離弾道弾迎撃成功率はまあ、第二次大戦当時の(レーダー管制を受けていない)高射砲の、航空機に対する直撃命中率よりはまし、程度です(No.1の方の御説も最もな話です)。

No.7で述べたのはあくまで質問のとおり「北朝鮮核ミサイルが発射され」「それを海自(あるいは空自)が日本海海上で迎撃に完璧に成功した」場合の議論と心得てください。

ついでに言えば、核兵器の爆発による放射性物質の飛散は原発事故のそれに比べて小規模です。ですから日本程度の面積の国で一発や二発核爆発が起きても、それのみで他国に無視できないほどの被害が及ぶことはほとんどありません(大量に放射性物質を撒き散らすタイプの核弾頭もありますから一概には言えませんが、北朝鮮がいきなりその手の弾頭を作れるとは思いません)。
なお、普通の?核弾頭でチェルノブイリ級の放射能汚染を引き起こすには、広島型原爆およそ100発分の核爆発が必要です。
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#1です。

撃ち落とせると楽観されている方のほうが多いようなので・・・。

すみません、昔の記事を探してたのですが、見つけられませんね・・・。

あの時のニュースで軍事専門家が言ってた。日本に導入する予定のパトリオットの改良型ミサイルについての迎撃確率についてコメントで確か「そりゃ当たらんだろう・・・」と思った迎撃確率を言ってた記憶があります。
(そっちの話はページを見つけたのですが・・・)

要するに打たれて気が付いても迎撃できる可能性は、かなり低い数値になります。
(偵察衛星を打ち上げて、絶えず他国を監視しているアメリカ政府と比べ、導入予定のレーダー迎撃システムでは発見確率の方が不安ですが・・・)

核ミサイルは高度上空で爆発し、地上に被害を与えます。パトリオットの改良型ミサイルで秒速3kmのノドンを撃ち落とす可能性を考えてみてください。

そうやって考えていくと、撃ち落とすと言う考えより撃たせないための外交を考えるしか無いのだと思います。

参考URL:http://tanakanews.com/0905korea.htm
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結論から言えば、北朝鮮の発射した核ミサイルを海上自衛隊が(将来完成するはずの)迎撃ミサイルにより完璧に迎撃した場合、核爆発は絶対と言っていいほど起こりませんし、とりあえず我等が自衛隊について言えば放射能汚染の危険も無視できる程度に収まるでしょう(放射能汚染の危険に関する限り、海自ミサイル迎撃艦隊のリスクは現在のサマワ派遣部隊と同程度のリスクだと思います)。

まあ、迎撃された北朝鮮ミサイルの弾頭の残骸が落ちた場所によってはしゃれにならない騒ぎになりそうですが。

まず、核弾頭は一定の条件によって信管を作動させ起爆しない限り「絶対に」核爆発しません(天文学的な偶然による誤動作の場合を除きます……が、現在のところ核兵器の「暴発」は一度も観測されていません)。ですから、着発信管(地面か、ほかの何かに衝突したときの衝撃で起爆する信管)しかつけていないという場合以外、迎撃ミサイルが命中した程度で爆発することはありません。
爆発しなかった核弾頭が分解した場合でも、おそらくイラク戦争で米軍攻撃ヘリ1機や、米軍戦車1両が1回の戦闘で発射した劣化ウラン徹甲弾よりも1発あたりの放射性物質の量は少ないでしょう。

第二に、核爆弾の空中爆発による放射能汚染は原子力発電所の大事故による汚染に比べてかなり小規模なものです。
といって、全く心配には及びません、とは口が裂けてもいえないくらいには放射性物質が飛散しますし、核爆発による放射線、及び電磁パルスによる被害は場所によっては甚大なものになります。
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私見となりますが、核ミサイルが目標(地)で爆発するより、遥かに爆発による被害は少ないと思われます。


ミサイルの中の核物質は、飛行中は臨界状態に無いはずですし、核爆発を起こすためには、計算された爆縮がおきなければならないはずです。撃墜によるイレギュラーな爆発であれば、臨界エネルギーを得られず大規模な爆発は起こらないはずです。(原子力発電所の核物質は臨界状態であり、ゆっくりと核爆発を起こしているはずです。)
ただし、核物質自体は当然、放射能(放射性物質)ですので、風に乗って広まり被害が出るはずですし、少なからずの量を迎撃した部隊も被爆すると思われます(対策はとってあると思われますが。)あくまで、核爆発が起きたときよりマシという程度だと考えるべきだと思います。
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核兵器を起爆するためには、正式な手順で起爆する必要がありますので、ミサイル迎撃などによって起爆することはほとんど考えられません。

ただし、もちろん放射性物質を含んでいますので、それがばら撒かれるいわゆる「汚い爆弾」とはなりえます。

核兵器の起爆についてもう少し説明をすると、
原子爆弾は放射性物質の外側を火薬で包んだような構造をしています。
この外側の火薬に点火することで、放射性物質を臨界まで爆縮し、核分裂反応を発生させますが、正確に爆縮が発生するよう火薬の点火を非常に正確に制御する必要があります。このため、制御による点火以外では爆縮に失敗して核分裂反応に失敗するか、不十分にしか発生しません。

水素爆弾は、原子爆弾の外側に核融合する重水素を配置したものとなりますが、これも原子爆弾が正常に起爆されなければ核融合反応を起こすことができずに起爆に失敗します。

上記のような理由のため、核兵器の迎撃による起爆は、ほとんど発生しないと考えられています。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90% …
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たしか核ミサイルを、撃墜した場合、核爆発は、起きない。

放射性物質が、飛散するだろうが、日本に命中するより被害は少ない。
海上自衛隊の船は、遠くから撃ちます。
ただ問題は、撃ち落とせるか、どうか、疑問です。
一番いい方法は、敵に撃たせない様に、することです。
アメリカと、仲良くしたりとか、もし、日本を、核攻撃したら、同盟国に核で攻撃される、といってもらう、などの方法が、ベストです。
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新潟辺りの北陸は想定内です。


東京が無事に成るようにしています。
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