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北朝鮮の核の話題から、ちょっと気になったのですが
ネットサーチでうまく情報が探せなかったので
ご存知の方、御教え下さい。

中国やソビエトは、アメリカへの対抗策として、
アメリカの爆縮レンズの仕組みを盗んで
核保有国になりましたよね。

フランスはどういった理由で、どういった方法で
核を保有することになったのでしょうか? 

アメリカからの技術移転のような形で、
核技術を入手したのでしょうか?
それとも、ソビエトみたいにスパイしたとか?

 

A 回答 (3件)

フランスが核分裂の概念を得たのは1939年と意外に早く、第二次大戦終了後の1945年10月にはフランス原子力庁を設立しています。



その後1954年には「一般研究局」という暗号名の原爆製造部を設置しています。続いて1959年に当時のドゴール将軍が核戦力の開発を宣言し、1960年2月13日フランス領サハラ砂漠で最初の原爆実験を行っています。

60年から66年まではアルジェリアのサハラ砂漠で、その後はフランス植民地であった南太平洋・ポリネシアのムルロア環礁とファンガタウァ環礁で核実験を続けています。

当初1945年の時点ではフランスは平和目的の原子力のみの研究をすると主張していましたが、前述のドゴールがフランスにも独立した核戦力が必要と主張し、それを理論化した1965年のボーフル陸軍大将の「抑止と戦略」によって確立されています。

その中でボーフルは「核大国が敵資源の95パーセントを破壊出来るのに対し、小国が15%程度の破壊力しかない反撃力しか持たない場合は、相互に抑止力が機能する軍事的安定状況を作るべきだ」と述べています。これがフランスの現在の核開発および戦略の原点と考えていいかと思います。

ちなみに現在のフランスの核戦略は、地上発射型の核ミサイルを廃止し、戦略ミサイル原潜と航空機による核爆弾および巡航核ミサイルという戦略をとっています。

この回答への補足

フランスも爆縮レンズ型原爆ですよね。
アメリカからの技術提供を受けたのでしょうか?
それともスパイですか?

補足日時:2006/10/13 18:26
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現在の国連常任理事国5カ国のうち、原爆開発に関して明らかにスパイ行為によるものと判明しているのは旧ソ連だけです。

このときソ連はNKVDやクラウス・フックスなどを通じて、米英からプルトニウムの爆縮システムや爆縮レンズの仕組み、核分裂に必要なプルトニウムの量など入手しました。

さてフランスですが、世間ではフランスも諜報行為によって原爆開発に必要な情報や資料を手に入れたという話も出ますが、プライドの高いフランス人がそんなことを認めるわけもなく、あくまでもフラン独自の技術力で開発したと言っていますよね。

この真偽はいまだに定かではありませんが、こういう事実があります。

これは英国が絡んでくる話なんですが、1941年当時英国もウランの核分裂がとてつもない破壊力をもたらすことを知り、原子爆弾を3年以内に開発するとの方針を打ち立てていました。

このときじつはアメリカから原爆の共同開発が提案されていました。しかし英国はこれを断り独り占めしようと画策したのですが、対独戦が激しさを増してくるにつれ、独自開発を断念し今度はアメリカに共同開発を逆提案しました。

しかしそのときにはすでにアメリカはマンハッタン計画が軌道に乗っていたため、あえなく提案は無視されました。結局英国はカナダとの共同開発の道を選びました。その後1943年ルーズベルト、チャーチル、キング(カナダ首相)の3人がケベック協定を結び、原爆の組み立て、ウラン325、プルトニウム分離などを共有することになりました。(結果的にこれは1945年のルーズベルトの死去により協定は霧散しました)

フランスの核開発の中心的人物に、ドイツからの帰化フランス人、ハンス・フォン・ハルバンとロシアからの帰化フランス人、ルー・コワルスキーがいますが、実はこのときこの二人は英国およびカナダとの核兵器研究プロジェクトに参加していたのです。

つまり二人は当時の核開発の中心に常にいたということです。このことから、フランスは水面下でその後のアメリカ、英国の核開発の研究成果を手に入れられる環境を持っていたといってもいいと思います。

これがスパイ行為か、あるいは単なる研究成果の共有かは意見の分かれるところですが、とりあえずはスパイ行為という汚名はフランスとしては不本意だとは思いますね(笑)
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核技術がソビエトに流出したことに危惧した米国が、5大国のなかの反ソ国に核技術を供与したのだったとおもいます。

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