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質問です。
イスラム法において、他国や他宗教に武力行使を行うことは許されるのでしょうか?

A 回答 (1件)

宗教がらみの質問は微妙な問題にかかわりますので非常にお答えしにくい面があります。

あたしがあえて答えるのは、自分の実体験から、イスラム法を感じたからです。まじえてお話しますから、きいてください。答えは文のなかに埋もれています。

 イスラム国の法律をイスラム法は異なるものです。たとえばパキスタンの法律とイスラム法です。1987年に中国の紙幣を無許可で持ったまま入国すると有罪ですが、イスラム法はそんな細かいことは決めていません。自分の体験談ですが、たまたまパキスタン機の事故で中国に墜落同然の不時着してそこに数日滞在したものですから中国紙幣を小額もっていました。しかしパキスタン国内においてはその罪で逮捕され、議論しているうちに群集が輪を作って、私はいつの間にか人民裁判にかけられました。私は警官の主張する法律による有罪に対して、この人々が事情を理解してくれ、警官に大して無罪を主張してくれたおかげで、法律に逆らって、字句どおり無罪放免をえました。寛大な人々に感謝しました。じつは警察官も本当にあたしを有罪にしていいのか何度も本庁に電話して確認してくれましたが答えは有罪でした。そのとき日本大使館は何もしてくれませんでした。似たような冷たさは最近ニュースでみたように思います。解放してくれたほっとした警官の笑顔が忘れられません。私は、このとき以来、イスラム圏で実効のあるのは、がさがさした法律でなく生きたイスラム法であることを強く感じました。街でも山でもそうでした。
 イスラムには多数の宗派があります。アフガン戦争の時は7つの宗派が覇を競いました。勝ったのは戦闘に強い集団です。当時タリバンはアメリカにとって、戦闘に秀でた反ソ抵抗組織であり、アメリカのいうなりになる強い味方でした。彼らは戦争(武力行使)を肯定しています。ほかにも、テロ、武力行使を肯定するグループ((小ー中)宗派といっていいです。強い信念で共通した宗教集団です。)も多いです。原理主義は闘争的なコーランに非常に忠実です。ホメイニ師は武力に勝るイラクに対して祖国防衛のジハード(聖戦)を実践しました。(そのときの米国はフセインイラクをバックアップ)。
 イスラムは原則は神の名の下に民族主義を超越しています。したがって、まず、強い民族主義や国家主義とはウマが合いません。紛争の可能性はそういったところに潜んでいます。でも、宗派間で、争いがありますと、国内、国家間を問わず、争いが発現します。ベースに石油資源の獲得を目指した、イラクのkwait進攻などは、ちょっと、近代化の影響が強いですが、あんまり抵抗なく武力行使が可能な構造になっていることをしめしています。いま、フセイン元大統領は裁判中ですが、報道によると侵攻は大きな争点になっていない。その辺は見落としてはいけません。
 URLはダマスカスのイスラム法学者Sheikh Wahbeh al-ZuhiliのIslam and international lawという論文です。英語ですみません。それには、戦争(warfare)は防衛のために行うものとあります。このように考え方はイスラム法のなかでも考え方により変遷します。もし英語が読めたら、他の部分もよんでください。他の宗教の人々は総称、People of the Bookと一括されて、厳しく区別されているセクションを見出すでしょう。ここでは、直訳に抵抗を覚えます。しかし、JIなどの活動の根拠に共通する思念を感じるでしょう。
 そうです、私たちは、イスラムのことを知らなさすぎます。
 それでも、私は、自分を、私のド下手な英語の演説に耳を傾けてくれて、がさがさの法律で、母国の大使館には冷たくされ、罪人に落ちるところだった私を救ってくれたパキスタンのイスラム法の番人、それは通りがかりの群集、を忘れることができません。そのなかには、人々が、民族や宗教を超えて思い会う念があると感じたからです。よけいな話になりました。失礼。
 よいお年をお迎えください。

参考URL:http://www.cicr.org/Web/eng/siteeng0.nsf/htmlall …
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