プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 日本語を勉強中の中国人です。今はちょうど中国の旧正月です。旧正月に関係がある内容を文章にしてみましたが、どうもうまく書けない箇所がありますので、教えて頂きたいと思います。

「平日でも、あのお店の前ではいつも竜のような長い列が並んでいる。まして旧正月の今。さすがに国内外有名な老店舗!」

 恐れ入りますが、上記の段落を自然な日本語へ添削していただけないでしょうか。特に疑問を持っているのは下記のような箇所です。

1.「長い列」のたとえ方をお教えください。中国語では、長い列をよく長い竜にたとえて表現するのですが、日本語の場合は、どのように表現するのでしょうか。

2.「列が並んでいる」、「列を並べている」、「列を作っている」は全部正しいでしょうか。

3.「まして」を使いたいのですが、この文の「まして」の使い方は正しいでしょうか。ネイティブの方に確認していただきたいです。

4.「さすがに」と「さすが」では、どちらが自然でしょうか。

5.むやみに作った表現なのですが、「老店舗」(ろうてんぽ)という言い方は存在しているのでしょうか。

 また、質問文に不備な点がありましたら、自然な日本語へ添削していただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

A 回答 (10件)

こんにちは。


まずご質問にお答えします。

1.「長い列」のたとえ方。
→これは皆様が挙げている「長蛇の列」で良いのですが、「長蛇の列を作っている」とか、「長蛇の列をなしている」という言い方よりも「長蛇の列だ」「長蛇の列です」とか「長蛇の列が出来ている」のほうが自然かもしれません。

2.「列が並んでいる」、「列を並べている」、「列を作っている」は全部正しいでしょうか。
→「列を作っている」は正しいです。
→前の二つはあまり使いません。列は、「人が並んでいる」のであって、「列は並んでいない」のです。

★「列が並ぶ」ということは、二列、三列など複数の列が出来ている場合を言い、「三列に並んでください」とか「三列で並んでください」などと言います。


3.この文の「まして」の使い方は正しいのかどうか。
→この使い方には無理があります。
→この店はいつもお客様が並んでいるお店です。まして今日は旧正月、店頭は商品を買い求めるお客様で長蛇の列です。

4.「さすがに」と「さすが」では、どちらが自然でしょうか。
→この例文のように「国内外有名な老舗!」と名詞で終わらせている文章の場合は「さすが」の方が自然です。しかし、「国内外有名な老舗です!」とした場合はどちらでも構わないと思います。

5.むやみに作った表現なのですが、「老店舗」(ろうてんぽ)という言い方は存在しているのでしょうか。
→「老店舗」は、このような場合は日本では使いません。この「老店舗」という言葉の意味するところは、「古くなって壊れそうな店舗」をイメージさせます。
→「老舗(しにせ)」が awayuki_ch さんの表現したい言葉だと思います。
→この文中の「むやみに」はここで使う言葉としては適切ではありません。ここでawayuki_ch さんが何を意図して「むやみに」をお使いになったのかは分かりませんが、「苦し紛れに作った言葉ですが」、「何とか意味が通じるかと思って作った言葉ですが」「私が勝手に作った言葉ですが」などの方が質問の意図を明確に表現できると思います。
→「・・・という言い方は存在している」の部分も、これで意味は通じますが、「・・・という言い方はあるのでしょうか」の方が一般的です。

例文を私なりに書き直してみました。

「あのお店の前には平日でも長い列が出来ています。ましてや今は旧正月、商品を買い求めようとするお客様で長蛇の列です。さすが国内外にその名を轟かせている老舗です!」

「あのお店の前にはいつも長い列が出来ています。ましてや今日は旧正月、普段の3倍ものお客様が長蛇の列が出来ています。さすが国内外にその名を馳せた老舗「○○楼」です!」


質問文の添削です。
☆上記の段落→上記の文章
☆質問文に不備な点→「質問文の中におかしな箇所がありましたら」とか、「質問文の中におかしな点が」とか「質問文に直すべき箇所があれば」「質問文の中に直さなければならない箇所」「質問文の中に直した方が良い箇所」など。

★「不備な点」というのは、「本来、供えていなければならない、書式上の約束事などが欠けている」ということですから、このように書式も何も決められていないものに関しては、どのように書いても「不備」に該当するものは無いのです。

例文の「あのお店の前では」と言う部分は、「あのお店の前には」の方が良いでしょう。
「あのお店の前では」とした場合は、「○○をしている」などの「行為」「動作」を表す言葉が続きます。
→「あのお店の前ではホカホカのお饅頭を売っている」
→「あのお店の前には湯気の立っている饅頭売り場がある」
このように「前では」には「行為・動作」が続き、「前には」には「売り場・店員・椅子とテーブル」など「名詞」が続くと思われます。
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。大感激です!とてもとても参考になりました。つたない質問文へのご添削にも感謝致します。どこが間違っているのかよく分かりました。今後はこのような間違いを繰り返さないように気をつけます。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/03 15:53

#8です。



どういうわけか淡雪さんは最近、最後の添削依頼の文言から「よろしければ」等の表現を落とされるようになりましたが、これはほぼ不可欠と言ってよいはずの接続詞です。

このサイトでやり取りされる言葉は質問と回答に特化しています。余計なことを言えば削除されるばかりです。

質問というものは具体的に疑問点の所在を示し、明確な形が与えられていなくては質問とはまあ、言えません。ところが全文の添削を求めるとなれば、どこがおかしいか、すなわち疑問点は前もって知り得ないものでしょう。であれば添削せよ、は質問たりえない。依頼か命令かでしょう。

じっさい淡雪さんはそのあたりのことはよくご承知のものとばかり思っておりました。管見の範囲内では、ただ添削を求めるような「質問」はなさったことがないようですから。必ず疑問点を明確になさっている。その上で、言わば「おまけ」として質問文の備わらぬ部分を直してほしいと依頼なさるのは、人間同士のやり取り(もしくは日本人的心性と常識を前提とするコミュニケーション)として、いたって自然なことでありましょう。

従来の「よろしければ」に代わって今回使われている「また」、これはその前後の重みがほぼ等しいことを示す接続詞ですから、ほんらい回答者側の好意と善意に期待するのみであるべき「添削依頼」を質問と同等の重みに置くことになります。

となると、この「また」は読みようによっては、このサイトの趣旨から言って質問に答えるのが当然であるように、質問文の不備を正すのも当然だろう、という考えの表明もしくは押しつけになってしまいます。

要するに、相当あつかましい感じを与えかねない、ということです。ですから、「よろしければ」を使いたくないのなら、別のところで同じ意味を伝えるような言い回しを使わなくてはならないのでは、というのが私の申し上げたいことでした。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。「よろしければ」は不要だという指摘も頂いたので、最近「よろしければ」を控えています。もう一度考え返しました。やはり必要だと思います。厳しいご指摘に感謝しております。今後は同じ意味の表現を忘れないように気をつけます。
 mannequincatさんの心のこもったご指導を本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/03 22:11

「平日でもあの店の前にはいつも長蛇の列ができている。

まして旧正月の今。さすがは国の外まで名の聞こえた老舗!」


「平日でもあの店の前には客が堵列する。まして今は旧正月。さすが国内はもとより海彼まで名の知られた老肆!」

「堵列」はトレツ、垣のごとくに並んでいる、の意。当用漢字外なので戦後は使われなくなりましたが、昔なら固いことは固いけどそれなりに使われた表現です。「老肆」と書いてもやはり「しにせ」と読みます。でもこれは読めない人が多いかな。


「いつだつてあの店の前は行列ぢや。まして旧正月ともなれば。国外からまで客を呼ぶ古い暖簾のなせるわざよ喃。」

↑これは冗談。でもいちおう説明すると、「暖簾」は「のれん」と読む。屋号が染め抜かれていることが多く、店の換喩表現。「喃」は「のう」で終助詞。なぜかこう表記することが多い。辞書には各地の方言とありますが、お爺さんが喋ってる感じがでます。


質問文の添削。

「箇所」と「自然な日本語へ添削していただけないでしょうか」が二回出るので、それぞれ二つ目は別の言い方に変えたほうがいいでしょう。

>特に疑問を持っているのは下記のような箇所です。

「とくに疑問なのは下記の五点です。」

>また、質問文に不備な点がありましたら、自然な日本語へ添削していただけないでしょうか。

「また、質問文に不備がありましたら正しい日本語に直していただければ幸いです。」これは「よろしければ」が文尾に回された、というふうに見てください。申しておること、お分かりになりますでしょうか。あと、「不備な点」を「不備」に改めましたが、これは上に「五点」を使ったので点字の重出を避けたまでで、そうせねばならぬということはありません。

>上記の段落を自然な日本語へ…

この「段落」はまずい感じがします。なぜなら段落が一個しかないから。複数あって初めて段落という単位が現れるのだと思う。うーん、どうしよう、単に「これを」と受ければいいんじゃないかな。

この回答への補足

>「また、質問文に不備がありましたら正しい日本語に直していただければ幸いです。」これは「よろしければ」が文尾に回された、というふうに見てください。

 「していただければ幸いです。」は「よろしければ」と同じ働きをするということなのでしょうか。
 

補足日時:2006/02/03 15:36
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。知らない新表現いっぱいです。大変参考になりました。つたない質問文へのご添削にも感謝しております。今後はこのような間違いを繰り返さないように気をつけます。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/03 15:16

#6ですが、修正です。


"長蛇の列を作っている"
または、
"長蛇の列をなしている"
とする場合は、
"大勢の人が"などの主語が必要になります。
ただ、
"あのお店の前には、長蛇の列ができている"
なら問題ありません。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。了解しました。

お礼日時:2006/02/02 16:04

生まれてからずっと日本に住んでる、日本人大学生です。



1:長い列は、「長蛇の列」という表現で表すことが多いと思います。
「竜のような」というのも、伝わらないことはないと思いますが、
あまり一般的ではないと思います。

2:
「列が並んでいる」
"並んでいる"のは列ではなく人なので、
おかしい気がします。
列がいくつもあったら、
こういう表現はするかもしれませんが。

「列を並べている」
これもやはり変だと思います。

「列を作っている」
問題ないと思います。
上記の表現とあわせて、
"長蛇の列を作っている"
という形でOKです。
また、
"長蛇の列をなしている"
という使い方もします。
どっちでもいいと思います。
僕個人としては、後者の方が好きです。

3:問題ないです。
また、「ましてや」にするとより意味を強めることができます。

4:「さすが」がいいと思います。
「さすがに」でもいいのですが、
「さすがに」は逆説的な意味で使われることが多いので。
「お金持ちだが、"さすがに"10億円は持っていない」
なのと、
「家がこんなに大きいなんて、"さすが"お金持ちの彼だ」
と、この違い、わかりますかね?
絶対ではないですが、この方が一般的です。

5:「老舗(しにせ)」という表現がいいと思います。
ただ、"むやみ"というのは"やたら"と同じような意味で、
前後を考えず、または、やりすぎている
という状態をさすので、
「よくわからずに」などが無難だと思います。

他の箇所の日本語は全体的に素晴らしいと思いますよ。
丁寧な言葉遣いも、とてもよくできていると思います。

参考になれば。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「さすが」と「さすがに」の例文を挙げて頂きその違いがとても理解しやすくなりました。とても参考になりました。同じ間違いをしないよう心がけます。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 15:56

1. 日本語だと長い列は「長蛇の列 (ちょうだのれつ)」と表現します。

長い蛇にたとえているということです。

2. その3つの内ならば「列を作っている」です。

3. これでいいと思います。

4. この場合は「さすが」でいいと思います。

5. ありますが「老舗 (しにせ)」の方が一般的だと思います。


ということで元の文は以下のように直すと自然な感じがします。

「平日でも、あのお店の前ではいつも長蛇の列ができている。まして旧正月の今。さすが国内外有名な老舗!」
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 15:49

あ,ごめんなさい。

No.2の訂正です。

添削例の,
「  さすがに国内外に有名な老店舗だなあ!」
は,
「  さすが国内外に有名な老舗だなあ!」
としてください。
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この回答へのお礼

 了解しました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 15:44

平日でもあのお店の前は長蛇の列です。

まして(や)旧正月とうこともありなおさらです。さすが国内のみでなく国外にも名高い老舗(しにせと読みます)です!

こんなかんじでしょうか。日本では長い列を蛇に
例えるんです。「長蛇の列」が並んでいる事も
表していますので付けるとすれば「作っている」
でしょうね。老店舗という表現も間違いでは
ないと思いますが、一般的には老舗という表現
を使います。この場合「さすがに」は文面に
合いませんね。「まして」はなくても良いくらい
ですね。
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「なおさら」、「のみでなく」、「名高い」の活用例も大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 15:41

1.日本語では長いもののたとえにはよく「蛇(へび)」が使われます。

「長蛇の列」ということばもあります。

2.「列が並んでいる」「列を並べている」とは言いません。「列を作っている」は使うと思います。
「列になっている」「行列ができている」などがよく使われます。

3.「まして」の使い方はよいと思います。
いつも長い列ができている。今日は旧正月という条件だ。いつもより大勢の人が集まり行列ができやすい条件が整っている。

4.とちらも同じように使います。

5.「老店舗」とはあまり言いません。
「老舗」と書いて「しにせ」と読みます。

添削例:
「あのお店の前には平日でも蛇のような長い行列ができている。まして今日は旧正月(なのでいつもより一段と行列が長い)。さすがに国内外に有名な老店舗だなあ!」

「お店」は女性っぽい表現です。この文が日記だとすると男性は「お店」とは書かないと思います。

「むやみに作った表現」という表現には違和感があります。「思いつきで作った表現」などはどうかしら?
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 15:24

1.日本語で長い列の例えとしては、「長蛇の列(ちょうだのれつ)」という表現がよく使われます。



2.「長い列が並ぶ」「長い列を並ぶ」「長い列を作っている」は全てこの文には不適切かもしれません。
この文章で使ってしまうと、主語と述語の関係がおかしくなります。
上記の3つの表現を使いたいのであれば、「客が」「大勢の人が」という主語を入れて下さい。
ここでは、「列が出来ている」にした方は良いと思います。

3.「まして」はこのままでも良いと思います。

4.「さすが」の方が正しいですね!
「さすがに」は、その後に「そうは言ってもやはり...」という文が続く時に使われます。

5.「老舗(しにせ)」という表現の方が適切ですよ。

全てをまとめますと、【平日でも、あのお店の前にはいつも長蛇の列が出来ています。まして旧正月の今。さすが国内外の有名な老舗!」】でしょうか。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 18:37

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