術中の出血量について

Question

先日腹腔鏡による、卵巣チョコレート嚢腫（6cm)の手術をしました。
手術時間は1時間弱で、出血量は50mlだったのですが、この出血量は多いのでしょうか？少ないのでしょうか？

術前にホルモン注射をしたのですが、その効果があったのか知りたいのです。大きさは変わらなかったので、せめて出血量はどうだったのかと思いました。
癒着は腸と子宮にあり、それはキレイにはがせたそうです。

jakkysh · Accepted Answer

全然少なく出血量の少ない適切な手術ではないでしょうか。
出血量はＨｂ（ヘモグロビン）の値により個人差はあります（乳児であれば大量出血）が術中に出血がある場合の準備としては一回で200mlのパックを準備しますしこの目安はＨｂ値の低下（血中酸素飽和度など他の指標もありますが）により輸血するかどうか判断しています（もちろん体重に応じた出血量も考慮）。ちなみにだいたいですがＨｂ値が8ｇ/ｄｌ以下に低下したときを基準とすることが多いと思います。

wjane · Answer

無事に手術が終わられた事をお喜び申し上げます。
術中の出血量は主に２つの方法を使って測定されます。一つは吸引という機械で直接血液を吸って瓶にためて目視で量を測ります。もう一つは術野に出た出血をガーゼで拭き取りそのガーゼの重さを秤で測って、使用前のガーゼの重さと血液を拭き取った後のガーゼの重さの差を出血量として計算し、吸引の分と合わせてトータルの出血量とします。

一般に吸引装置の測定の瓶は２リットルくらいの大きさですので、仮に出血が全て吸引で回収されたとしても５０mlの出血量を２リットルの瓶で判断するのは困難です。また、全ての出血がガーゼで拭き取られた場合でも、血液だけではなく多少の腹腔内の水分を拭き取りますので５０mlの全てが血液だとは限りません。

では、なぜ５０mlという数字が出たのか？という事になりますが、見た目、１００mlほどは出てないが、１０mlレベルというわけでもない。そう言った場合５０mlくらいでしょうという事で落ち着く事が多いです。５０より多いかも知れませんし少ないかも知れません。
手術は色んな事を細かく記載・記録しないといけません。出血量が０mlという手術はまれですから、やはり出血量を決定する必要があります。
結構いい加減だと思われるかも知れませんが、これでいて結構正確なのです。また、５００、１０００、２０００mlの出血だと術後の管理に響いてくる事がありますが５０、１００mlでは成人の場合まず問題になりません。

従って５０mlの出血と言う絶対量から見ると少ない出血です。おそらく術前の検査だけでも１０－３０ml近くの採血が行なわれているかも知れません。
しかし、今回受けられた手術の内容での出血から見ると多くもなく少なく
もない出血量です。ごく平均的な出血量だと思います。

poohsan22 · Answer

整形の手術で、９００ｍｌとか出血する方もいらっしゃるので、５０ｍｌでしたら、少ないほうだと思います。
やっぱり９００ｍｌとか出血すると、術後血圧下がってしまったり、貧血が進んだりいろいろありますので、５０ｍｌでしたら、合併症のリスクも少ないかと思いますよ。

tsayamaz · Answer

献血のときは一回２００ｍｌを一単位で採血しますが、若い人の場合は2単位４００ｍｌ採血します。
２００ｍｌ採血した後でもとの量までもどるのに約1ヶ月かかるといわれていますので（自分の造血作用で）2週間で１００ｍｌ、一週間で５０ｍｌ。
５０ｍｌの出血は1週間で元にもどることになります。
もっとも手術前に検査のために採血されてるはずで、１０～１５ｍｌはとられているはずですが。
ホルモン注射で卵巣嚢腫がちじんだかどうかは主治医に聞かんとわかりませんな～

qyb · Answer

献血に行くと10分で400mL取られますネ

術中の出血量について

全然少なく出血量の少ない適切な手術ではないでしょうか。

無事に手術が終わられた事をお喜び申し上げます。

整形の手術で、９００ｍｌとか出血する方もいらっしゃるので、５０ｍｌでしたら、少ないほうだと思います。

献血のときは一回２００ｍｌを一単位で採血しますが、若い人の場合は2単位４００ｍｌ採血します。

献血に行くと10分で400mL取られますネ

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