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私は日本を離れ、アジアの一国に住んでいます。ここでは、日本に関心のある人も多く、日本語を勉強している人もたくさんいます。電気屋さんの店頭や、日本語学院では、BS放送が流れていたりもします。そこで、私がこの国の人たちによく尋ねられるのは「大相撲って、日本ではどうしてあんなに多くの人に人気があるのか、どういうところが魅力なのか」ということです。私も大相撲は好きなのですが、魅力が何か、という質問には答えられずにいます。
個人的なご意見で結構ですので、ぜひ、参考にさせて下さい。

A 回答 (5件)

大相撲の魅力は大リーグに通じるところがあります。


それは応援方法です。大相撲の応援は声援であり野次ではありません。
相手をけなす応援をしないことがマナーです。昔、若乃花の優勝決定戦で
「武蔵丸、負けろ~」という野次がありましたが、あんなことを言うと
周りの観客から白い目で見られてしまいます。

がっぷり組んで動かなくなることがありますね。
そのとき自然と拍手が沸き上がってきます。つまり、観客として
熱戦に敬意を表しているわけです。オーケストラでソロ演奏の後に
拍手を送ったり、歌舞伎でミエを切ったときに拍手を送るのと同じで
実に華があります。

サッカーや野球のようにとにかく大声を出して自分も参加するという
意志ではなく、あくまでも観客として勝負を楽しむ姿勢の表れですね。
立ち会いのときにすうっと静まりかえる、息を飲む瞬間があるのも
他の格闘技では見られません。
他にも大相撲には日本人の死生観が表れています。
体勢が崩れることを死に体といいますね。まさしく真剣勝負です。
他のスポーツはほとんどがポイント制でありやられたらやりかえすチャンスが
ありますが、相撲は負けたら終わりです。ボクシングのように10カウント以内に
立ち上がればセーフなんてことはないですからね。

ただ、今の本場所は15日制なので力士が次の日のことを考えて
全力を出し切らないような印象があります。そういう意味では大相撲トーナメントの
方が負けたらそれまでという勝負でとても面白いです。

この死生観は競技者である力士だけが持っているものではありません。
行司は常に扇子をさしています。本来は小刀を帯刀していました。
そして、行司差違えが起きた場合は切腹して果てる決まりになっていました。
現在でも立行司クラスが判定ミスを行った場合、辞職願いを出すような習慣に
なっています(もちろん、慰留されるんですが)

判定は死活問題になるからとても厳しい。土俵上には行司がいて、
あんな小さい競技場に5人の審判員がいる。さらに審判長はイヤホンをしている。
なんのためか、これは別室で審判員がビデオ判定しているから。
あらゆる競技でビデオ判定の導入が叫ばれていますが早々に導入している
大相撲は伝統競技でありながら先鋭的とも言えます。
こういうことなら外国人でも理解できるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど、なるほど~
ここは韓国で、韓国式相撲というものもあるのですが、日本の相撲とは随分違ってて、日本のように人気もありません。
以前に日本の大相撲には、日本人の魂、日本人の人生観が現れているという説明を聞いた事があるのを思い出しました。
noribou11さんのおっしゃることと似ていたと思います。
回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/03/27 18:15

理由は3つあると思います。

うち2つは既にほかの人が回答してしまっていますが、一応答えます。
1 出場している人の格好がいかにも日本的である。力士も行司も日本の民族衣装を身に付けている。土俵入りなどの儀式も、エスニックな感じがして面白い。

2 無差別級である。体重の重い人も軽い人もハンデなしで戦う。

3 ルールがわかりやすい。ポイントとかがなく、要は土俵から出すか、倒すかすれば勝ちとなる。

以上、こんなもんでいかがでしょう。
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この回答へのお礼

専門用語はわからないものも多いけれど、勝ち・負けのルールは、確かにわかりやすいですね。
きちんと整理された、わかりやすい回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/03/25 18:21

 ちょんまげ、締めこみ、親方、部屋住み、しごきといった、ある種封建的な所かなあ。

。。
 見方によっては不条理とも思える格好や生活を通じて出世したり認められたりといった所がウケてるんだと思います。(琴光喜みたいに、それを感じさせない力士もいいですね)
 私は日本人って他の国よりマゾヒズムが強いと思います。そういう私も、大相撲、結構好きです。
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この回答へのお礼

確かに、大相撲の世界って、現代日本とは、随分かけ離れていますよね。
そこが日本人には魅力となったり、外国人には誤解のもとになったりしてるかも・・・(日本人がみんな、今でもちょんまげとふんどしをしてる、って思ってる外国人もいますもんね)
おもしろい回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/03/23 09:50

一瞬の技が勝負のすべてを決める、刹那の面白さだとおもいます。


立合いのぶちかまし、瞬間のけたぐり、かたすかし、
一瞬、体が崩れて寄り切られたり、投げられたり。
日本人には、刹那の美学ってありますよね。一瞬の美しさ。
それに通じる格闘技だからだと思います。
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この回答へのお礼

じ~っと動かないと思ったら、一瞬に技が決まって、片方がぶっ飛んでいったり、土俵に転がっていたり・・・二人で、もつれ合って土俵の下に落ちて行ったり・・・
私はいつも、行司さんはよく、どちらが先に落ちたか、土俵をわったか、瞬間に見極められるなぁ~、と、感心しています。
なるほど~、と思わせる回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/03/23 09:42

ボクシング、柔道、空手等、のスポーツと決定的に違う点ではないでしょうか?


これらの競技は重量別にそれぞれのクラスで、例えばボクシングでライト級ならライト級、フェザー級ならフェザー級同士が対決しますが、相撲では引退しちゃいましたけど、舞の海と小錦見たいに体の小さな者が自分の何倍もある人とぶつかり合う、そして小さな者が大きな者を制したときの醍醐味だと思います。
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この回答へのお礼

回答、どうもありがとうございました。
舞の海は引退しちゃいましたが、今場所も、体の小さな力士が活躍してましたね。
体の大きな力士に恨みはないんだけど、なぜか、小さい方を応援しちゃいますよね~。自分より100キロほども重そうな相手に勝っちゃうのは、見てて、本当におもしろいですね。

お礼日時:2002/03/23 09:31

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