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オオナルコユリを発芽させるために種子を採取していますが、今年の猛暑で、果実が未熟で硬いまま茎が枯れています。例年は10月上旬に種子を採取するまで茎は枯れません。この状態の果実を採取して常温放置し、自然に熟したものでも発芽できるでしょうか。果実の直径は7~8mmに達しており正常な大きさです。

A 回答 (1件)

こんばんは。


兼業農家であり、山野草を楽しんでいる人間としての経験から、何かの役に立てばと思います。

まず、野草の種子の発芽で一般に言えることは、完全に鞘が完熟(熟して茶色に枯れて乾燥した状態)していなくても、採取した種子から発芽を得ることは可能な物が多いと言う事です。
ですから、種子の鞘の見かけの成熟の度合いよりも、「受粉後何週間目に採取、播種したか」を考える事のほうが重要な場合があります。

よって、鞘が完全に干乾びるまで待って採取した場合の方が発芽率が低下する場合もあり、受粉後発芽率が最も高いと思われる時期を検討し、採取、播種した方が高い発芽率をしめす場合が多々あります。

>オオナルコユリ
私はオオナルコユリを栽培したことはありませんが、発芽率が他の野草よりも低く、30%程度と聞いたことがあります。質問者さんの場合、発芽率がどの程度かは私も推測しかねますが、種子、培養土の殺菌、湿度、温度の調節により、発芽率は0%とは言い切れ無いと思います。

一つのアドバイスですが、やはり来年は遮光率を上げる事が最低限必要だと思います。また、立ち枯れの原因が何か・・・気候要因か、地温、土壌水分の影響か?・・・病原菌の感染、センチュウの被害の有無なども考慮し、出来れば耕地の土壌消毒も考えるべきだと思われます。
一度、地下茎に異常がないか調べてみてはいかがでしょうか?

質問者さんが農家であるか、趣味であるか不明ですが、近隣の普及所か、農業試験場に相談することも良いと思います。
微力ながら、お力になれば。
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この回答へのお礼

「種子の鞘の見かけの成熟の度合いよりも受粉後何週間目に採取、播種したかを考える事のほうが重要」の御回答は、私の経験とも合い、信頼できると判断します。今年採取した種子(果実)は心配せず来年の蒔種に備えます。
私はオオナルコユリの大量増殖に成功している自営業主で、毎年99%以上発芽可能な技術を持っています。今回の御回答は大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/15 12:32

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