アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

うちの義父母は手紙を書くことが大好きなので、目上・目下・著名人など相手構わず手紙を送ります。それは義父母の勝手なので構わないのですが、その中の言葉遣いで気になることがあります。「嬉しく思いました。」としょっちゅう書くのです。それを夫が真似するので訂正したほうがいいのか迷っています。
もしも天皇陛下が「嬉しく思いました。」と言えばしっくりきますが、それは天皇陛下という「遥か目上の方が喜んでくださった」ことを名誉に感じる目下への言葉だと思います。
夫が義父母の真似をして、例えば副部長の自宅へ夫婦で招いていただいた御礼メールに「ご家族ともお会いでき、嬉しく思いました。」と書いたのです。また、先日は義祖母の米寿のお祝いに「おばあちゃんが元気でお過ごしなので、嬉しく思います。」と書いていました。
なんか、慇懃無礼に感じるのは私だけですか?ちなみに義父母が私達に「お祝いを貰い、嬉しく思いました」と書くのは目上からだからいいと思うのですが、私の実家に「還暦のお祝いを送っていただき、嬉しく思いました。」というのは、なんだか目上が目下を評価しているようで無礼に感じたのです。

例えば、私が会社の後輩と飲みに行ったとして、翌朝に「夕べは仕事のことなど色々と相談に乗っていただき、嬉しく思いました。」と書かれたら、「なんか、偉そうな態度」と感じるのです。いっそのこと「お話しできて、嬉しかったです!」と簡潔に書いてくれれば、フランクで可愛いなあと思うのですが…。
みなさんは「嬉しく思います」の表現をどんなニュアンスで受け止めますか?

A 回答 (7件)

確かに違和感があり誤用と言って良いのではないでしょうか。


「思う」を辞書で引いてみました。たくさんありましたが、とりあえず、
考える。思慮する。判断する。信ずる。
推し量る。推量する。想像する。
といったところです。

「おばあちゃんが元気でお過ごしなので、嬉しく思います。」
に適用してみると、どこが不自然なのか?
この表現における問題は、
「元気で過ごしていること」に対して、考えたり、判断したりしないと「嬉しい」という感情に至らないのか?
という点ではないでしょうか。

「元気で過ごしておられるようでとても【嬉しいです】。」と感情を直截的に表現するのが、礼儀にかなった表現方法だろうと思われます。
上司に対してであれば、
「ご家族ともお会いでき、とても楽しい一時を過ごさせていただきました。」
などという感じでしょうか。

このような「嬉しく思う」という使い方は、
『おばあちゃんは元気でお過ごしだ・・・、と。
ふむふむ。
えーと、ちょっと考える時間を下さいね。
・・・。
うん、そうだ。
それを知って私は嬉しいです。』
このようなニュアンスになってしまうのではないでしょうか。
それは「思う」という言葉の属性ですから止むを得ないわけですが、
無論、ご主人は理屈抜きに嬉しいと感じているのでしょうから、誤解を与えないように訂正して差し上げるほうが良いのではないか、と考えます。
義父母さんには、テレビ番組などの話題ということにして、ご主人からさりげなく伝えてもらうのが良いでしょう。
頑固な方であれば通じないかもしれませんが、その時は諦めるとして、素直に訂正してもらえればご本人たちにとっても良いことのはずです。

天皇陛下あたりだと、「奥床しい」イメージが損なわれないように、自らの感情にさえも常に客観的な表現を強いられるのも止むを得ないでしょうけれどもね。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ありがとうございます。
まさに膝を打つような分析です!私が違和感を持っていたのは、まさにその「考えたり、判断をしてようやく嬉しいという結論に達する」という時間差です。「嬉しく思います」という表現からは、嬉しさに小躍りする様子が見えなくて、冷めたものを感じるからです。物を贈る側やホームパーティに招待する側は、相手を喜ばそうと、わくわくしながらも手間隙かけて準備をするわけです。なのに、もてなされた側はまるで冷静に通知表をつけるように「ふーむ、どれどれ。料理もまあまあ。酒のもてなしも良かったな。ちょっと考えてみよう。うん、そうだな、ずいぶんと準備を頑張ってくれて、俺は嬉しく思う。」といった印象です。
部長が部下に「このプロジェクトにおけるスタッフ1人1人の尽力を嬉しく思います」と言うなら、冷静に人事評価をした結果という印象なのでしっくりきます。でもその返事にヒラ社員が「部長が私達を正当に評価してくださり、嬉しく思います」と言うと(社長の人事管理能力を分析して評価するなんて、あんた何様?)と思います。素直に「評価してくださり、嬉しいです・ありがたく思います」ならしっくりくるのですが。
「嬉しい」という感情の言葉に、わざわざ「思う」を付加することで、「思慮する・判断する」といったニュアンスが加わり違和感があるのだと、ようやく分かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/13 02:04

「嬉しかったです」「嬉しいでした」といった、文法に合わない言い回しがいやなのかも知れません。



「嬉しゅうございました。」
は文法上正しいのですが、ワンランク上の表現です。

本当は「嬉しくありました」と言えれば問題ないのですが、共通語としては使われません。

副助詞が加わる場合
「嬉しくもあり、恥ずかしくもあります」
打ち消しの場合
「あまり嬉しくありません」
などは文法に反しないで言えるのに、「嬉しくあります」が言えないのです。
口語日本語の大きな欠陥です。
「嬉しかったです」と言うのは「終わったです」と言うのと同じなので、文法上誤った言い回しが我慢できないのではないでしょうか。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

レスをありがとうございます。
「嬉しかったです」については、私はただ「幼稚な言い回しだから避けよう」という程度の認識でしたが、文法上の謝りなのですか。勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/13 23:47

そうですねえ。


おっしゃるとおり、ちょっとひっかかりますねえ。

なぜひっかかるか。
日本文化が、喜怒哀楽の露骨な表現をあまり好まないからだと思います。
日本人が感情表現がうまくないのはよく知られていることですよね。
あれは、露骨な感情表現を嫌う日本文化の中で育ったため訓練ができていないからです。

例えば、愛する夫に先立たれた若き未亡人。
お葬式で泣き叫ぶ場合もあるでしょうが、
悲しみをぐっとこらえて無理に笑顔をを作って来客にお礼を述べたら、感心されますよね。
「本当は泣き叫びたいだろうに、なんてしっかりした人なんだ。」って。

ほとんどの外国ではそんなことあり得ません。
未亡人は葬式では泣き叫んで必ず気絶するのがお約束の国もいっぱいあります。
笑顔を作ってお礼を言ったりしたら、
「夫が死んだのが嬉しいのか。」
と言われますよ。

かほどに、日本文化は露骨な感情表現を好まないのです。

質問者さんが例にあげておられる
「お話できて嬉しかったです。」というのは、おっしゃるとおり、フランクな表現ですよね。
形式ばるなら
「お会いいただきありがとうございました。」とでもなるでしょうか。

部長へのメールは
「ご家族にもご紹介いただきありがとうございました。」
義祖母には
「おばあ様がお元気でなによりです。」
ぐらいでしょうかね。

「楽しかったです。」「嬉しかったです。」というと、くだけた感じになりますね。
部長へのメールなら、せいぜい
「ご家族にもお会いでき、楽しい時間を過ごさせていただきました。」
ぐらいでしょうか。

「嬉しく思います。」が慇懃無礼な感じがするのは、やはり天皇陛下が使っているからだと思いますよ。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

レスをありがとうございます。
そう言われて気付きましたが、「嬉しく思います」が慇懃無礼に感じるのは皇族が使う言葉という、私の先入観かも知れませんね。
gohannannisiyoさんの仰るとおり、感情を露骨に表現するかどうかが問題の根幹にある気がします。ほとばしる喜びを「嬉しかったです」「感激しました」とフランクに表現するなら、それはそれで良いのです。もしくは日本古来の形式ばった表現か、どちらか一つだと思います。
「嬉しく思いました」は、”ほとばしる感情(嬉しさ)”が伝わらないし、かといって日本的な丁寧な形式でもない。まるで「まあ、嬉しいということにしておこう」といった冷めた気持ちに見えるのです。このことは、No6のレスとも関連しているような気がします。
貴重なご意見、ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/13 01:34

「嬉しかったです!」なら問題なくて「嬉しく思いました」は違和感があると?


大同小異だと思います。
幾つか挙げられた例文の「嬉しく思いました」は、「ありがとうございました」の方が私にも馴染むけど、少なくとも「おばあちゃんが元気でお過ごしなので、嬉しく思います。」は「ありがとうございます」では変ですよね。この場合は「何よりです」の方がシックリ来るような気もしますが、「何より」はファジーな表現かと。
玉虫色的な感想より「嬉しく思いました」の方が気持ちがよく伝わっていると思います。

では、貴女自身はそれぞれの例文において「嬉しく思いました」でなく何が適切か提案してみてください。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

レスをありがとうございます。
特に気にならないという方もいらっしゃることが分かり、参考になりました。そう言われてみると、日本人が慣習的に使っている謙譲の表現というのは、玉虫色の言葉が多いですね。

私が「嬉しく思いました」を置き換えるとしたら、他の方がレスしてくださった表現がとても相応しいと思います。いくつか付け加えるとしたら
「ご家族にお目にかかれて光栄です」「ご家族とも親しくお話をさせていただき、楽しいひと時を過ごしました。」「~いただき、奥様の暖かなお人柄に感銘を受けました。」「還暦祝いのお品を頂戴しまして、ありがとうございました。」「~頂戴しまして、お心遣いに恐縮しております。」「おばあさんがお元気にお過ごしと聞き、とても喜んでおります。」「~と聞き、安堵しております。」あるいはストレートに「おばあさんがお元気で嬉しいです。」といったところでしょうか。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/13 01:21

私も使ってます。

「嬉しく思いました」を。
「嬉しかったです」などの「~かったです」が幼い印象を与えるのではないだろうか?
…と考えた結果「嬉しく思いました」という言い回しをしてしまいます。
自分がつかうので、特に気にしたことはありませんでした。
ご質問を読んで、「確かに!言われてみれば、とらえようで高いところからの発言にも思える…!」と。
いま、慌てております。あちこちで使ってしまっています。

No.1の回答者様の仰る「ありがとうございました」だと、喜びも感謝も伝わっていいですよね。

なんだか回答になっていなくて申し訳ありません。
勉強になりました。ありがとうございました!
    • good
    • 0
この回答へのお礼

レスをありがとうございます。
私もyoujonさんと同じく「嬉しかったです」「美味しかったです」などの「ったです」という表現を幼く感じるという点で同感です。ですから私も「嬉しく思いました」と表現する義父母の気持ちも分からなくはないです。正直いえば、「嬉しかった」を目上にどう表現してよいか分からず、無難な「ありがとうございました」「恐縮です」「お気遣いに感謝しております」に置き換えるしか思いつきません。
No2さんの「嬉しゅうございます」も、すこしかしこまった表現ではありますが、メールではなく手紙であれば良い言葉だなあと思いました。
貴重なお話をありがとうございました。

お礼日時:2006/09/13 01:09

目上の方には



「嬉しゅうございました。」

ではいかがでしょうか。

あとは、「嬉しく存じます。」

正しくないかもしれませんのでご参考までに。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

レスをありがとうございます。
そうですね。「嬉しゅうございました。」だとしっくりくるし、きちんとした謙遜語に聞こえますね。「嬉しく存じます」も「嬉しく思います」より丁寧ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/13 00:57

慇懃無礼とは感じませんが普通は「ありがとうございました」でしょうね。



嬉しく思いました・・喜び
有難うございました・・感謝

微妙に違いが有りますね。
質問者さんはこれを感じておられるのではないでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のレスをありがとうございます。
仰るとおり、違和感を感じる理由の一つが「有難うございます」をわざわざ避けるような言い回しをすることです。頭を下げたくないのかな、と邪推してしまいます。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/13 00:30

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!