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ドイツで、缶入り飲料にデポジット制が導入されるという記事を目にしましたが、
実際にどのように行われているのでしょうか?

缶入り飲料を買って、飲み終わった空き缶を返却すると、
預り金がもどってくるんですか?
この場合、返却するのはその缶入り飲料を買ったスーパーや商店なんですか?
空き缶を返却しなかった場合、その預り金はだれのものになって、どのように使われるんでしょうか?
なんだか、細かい部分というか、現実的な部分がどうなってるのかわからないんです。

日本での導入が現実的に検討されているかどうかわかりませんが、
この制度を実施するには、ひとりひとりの環境意識みたいなものが相当高くないとむずかしい気がしなくもありませんが、どうなんでしょう。

A 回答 (4件)

>缶入り飲料を買って、飲み終わった空き缶を返却すると、 預り金がもどってくるんですか?


確かそうです、そのほかのペットボトルもあった気がします。お金に関しては確かある程度政府の方で保証したような気がします。要は税金が戻ってくるみたいな感覚?
日本国民の意識に関してはどうなんでしょう?
分別収集が出来るんだから出来そうな気もしますけど!?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはりなんとなく実感がわきにくいですね、実際に
体験してみないと。
「税金が戻ってくる」ならきちんと返却したくなりますから、うまい政策なんですよね、きっと。
実際にドイツへ行って、様子を見てみたくなります。

ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/01 02:42

現在でもビール瓶を酒屋さんに返せば何がしかの戻し金があります。

これはビールメーカが空き瓶を再利用するため買い取っているからです。空缶の回収方法の1つとして缶入り飲料を売る時に預り金を上乗せし、空缶を返す時に戻す方式をデポジット制といい、約30年ぐらい前にアメリカで始っています。環境問題が強く意識されるようになって先進国で採用するようになりましたが、瓶や缶そのものの使用を規制すべきだとする意見もあり国によって対応が異なるようです。

デポジット制はメーカが主体となって行うので、買った店でなければ戻し金がもらえないということはないでしょう。返却しなければメーカの利益となりますが、返却率が悪ければ(環境問題として国や地方自治体が問題にする)他の方法が検討され、最後には使用禁止まで行くかもしれず、預かり金の利益計上を喜ぶメーカはいないでしょう。国民(消費者)の意識高揚がなければ規制が段々強まり、最後は禁止となるか、缶が何故必要か、代替品はないのか(出来ないか)という議論も出て来ると思います。
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この回答へのお礼

そういえば小さい頃、お酒やさんに瓶を返して、10円くらいもらったことがあります!たしか、ポイ捨てされてるビンを拾い集めて、酒屋さんにもっていってお金をもらった記憶もあります。(でも、これはいけないことなのかな?自分が買って飲んだ空ビンじゃないし・・。)

預り金はメーカーの利益になっちゃうんですね。たとえば、「今一本120円の缶ジュースを140円で売って、空き缶を返却すれば20円返します。」っていうことですよね。
環境を意識して空き缶を返せっていうよりも、自分が損したくなかったらちゃんと返却しろっていう脅しめいたものを感じてしまいます。

あれ、でも書いててなんだかわからなくなってきちゃったんですけど、「返却の目的」って何ですか?
空き缶を再利用する効率を高めるためなんでしょうか?
それとも、「返却もめんどくさい、だからって預かり金を取られてしまうのもシャクだから、缶ジュースを買わないようにしよう」という感じで、缶の使用を減らしていくためでしょうか?でも後者ならメーカーは困ってしまいますね。

なんか、へんてこなこと書いてる気がします。もっと、勉強してみようと思います。

回答ありがとうございました!!

お礼日時:2002/04/01 03:04

この3月にドイツのシュレーダー首相率いる社会民主党と緑の党は、来年の1月1日から缶などのワンウェイ(一度しか使わない)容器のデポジット制を導入することを決めました。


背景には、既に導入されているリターナブル(何度も使うことができる)のビンに関するデポジット制だけでは、不充分とする環境政党の緑の党の意向が強く反映されています。
かつては、ビールは、ほとんどがビンで売られていて、スーパーなどでも重いビンを抱えて家に持ち帰るのが普通でした。(ドイツ人には、生ビールは別にしてビンのビールでなくては、ビールでない。缶はだめ、おいしくないという信仰に近いものがありました。)しかし、最近はスーパーでも、「便利な」缶がじわじわ増えてきて、町にも缶が捨てられているのが、見かけれられるようになってきました。(もちろん、日本のように、自動販売機は、ほとんどないので、日本のひどさとは比べようもありませんが。)ご存知のように、缶は製造するのに多大なエネルギーを消費します。(特にアルミ缶は電気をくいます。)製造、回収、そして、仮に、うまく回収されてリサイクルされても、さらに大きなエネルギーを必要とするのです。
かくして、環境大臣で、緑の党出身のトリッティン環境大臣の肝いりで、新しいデポジット制の導入が論議されてきたわけです。
新しいデポジットは、ビールやミネラルウォーター、清涼飲料水などのワンウェイボトルが対象で(ビールビンは500ml通常の大きさのものは、既にデポジット制にナットおり、それ以外の小さいビンは、もともと、デポジットを行っていなかった。)ワインとフルーツジュースのものは、対象外です。
デポジットとして、スーパーなどで購入時に、余計に払うお金は、通常の大きさのもので、0.25ユーロ(30円程度)、大きな1.5lのもので、0.5ユーロ(60円ほど)となっています。
このお金は、買ったところでなくとも、スーパーなどへ空瓶を持っていけば、返却されます。
日本の感覚でも、やや高額だと思うでしょう。現在の、500mlのリターナルビンのビールの場合で、たしか、10円くらいだったので、ビンより缶のほうがかなり高めです。(ただし、ビール500mlビンが、10円といっても、ビール1本が、普通60円ととても安いドイツでは、これでもかなり高いのです。)これは、もちろん、リターナルビンへのインセンティブを付けるためのものです。
政府の試算では、この制度のために必要な年間コストはおよそ155億円、この制度によって節約できる処理回収廃棄のコストは、290億円としており、メリットを強調しています。
もちろん、企業側は、このデポジット制のために多額の費用がかかると反対していますが、環境大臣は「ワンウェイ容器をリターナブルに変えるには一円もかからない」と批判しています。
ドイツのデポジットのシステムは、もう長い間の実績があり、定着しています。運ぶのが重いので、車がなかったり、お年寄りだったりすると大変なのは確かですが、やはり、きちんと機能しています。
日本のように、自動販売機が、狂ったように街角に置かれ、缶が街だけでなく、郊外や山奥まで汚している現実を考えると、この国こそ、発想を転換してデポジットなど適切な対策が必要だと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすいませんでした。
すごく詳しく丁寧に回答してくださってありがとうございます。
遅すぎるかもしれないですが、ドイツの環境政策に関心を持ち始めたところなので、ほかの政策もたくさん調べたいと思っています。勝手な推測ですが、jakobさんはとても詳しそうですので、また疑問が生じたらぜひよろしくお願いします。

お礼日時:2002/04/03 20:35

地方自治体では、形こそ違え、デポジットを行っているところもあります。


私の田舎でも、15年以上前から実施しており、ある程度の実績もあるようです。
町全体ではなく、観光客の立ち寄る、駅の周辺と主要スポットに二十数台あるだけですが、自動販売機の横に回収機が設置されており、空き缶を入れると、5円還元されるか、あるいは記念メダルを進呈、または一定確率で当たり券を発行し記念品と交換する仕組みになっています。
残念ながら、観光客には浸透していませんので、100%機能しているわけではなく、ポイ捨てする観光客は後を絶ちませんが。
昔は、犬の散歩がてら、そういった捨てられている空き缶を拾って換金し、小遣いの足しにしており(笑)、観光シーズンには、一回の散歩でジュース2本分をゲットできる量の空き缶を拾うこともありました。

まあ、これはひとつの町で行われていることではありますが、国レベルでやるならドイツのように厳しい制度で望むのも必要でしょうね。
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この回答へのお礼

初めて聞きましたが、おもしろい制度ですね。
回収機だったら、店に行って店員さんに渡すより気が楽だし、時間も関係なく行けるし。
私もその町に住んでいたら、空き缶拾いに励んでしまうと思います。

私は「デポジット制度」すごく難しく考えてしまったみたいです。工夫や考え方次第で変わるものなんですね。

ありがとうございました。とっても参考になりました。

お礼日時:2002/04/11 03:28

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