プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

最近はノロウィルスの蔓延で、食品の細菌に関する報道をよく
見聞きします。
一般的な報道では、細菌の数に触れられることはありませんが
専門的に細菌の数を ×10^n と表現するはなぜでしょうか?

検査関係の人には常識なのでしょうが、素人にはすごくアバウトな
感じがするし、ネットで調べてもよく分かりません。

どなたか素人にも分かるようにご説明願えないでしょうか?

A 回答 (4件)

#1 です。



>3.5×10^5 
>ではなくて
>35×10^4
>350×10^3
>と言うようなこともあるのでしょうか?

ありません。10の何乗か、と言う事が最も意味がある事なので、35×10^4では数字が分からなくなってしまいます。

ちなみにシャーレに撒いてカウント(計数)する時は30個から300個になるような希釈倍率を選択します(法律で定められている方法でも)。#2さんの言う通り、これ以上でもこれ以下でも不正確になるからです。
理論上、30個を10倍希釈する前の段階では3個計数されますが、10倍希釈すると25個なのか34個なのか分からなくなってしまうということからも想定出来ます。また、300個以上となると数え間違いもありますし、重なってくるので不正確です。

このような方法(平板希釈法)では少ない菌数は測定出来ないので、大腸菌群等では個数ではなく、陰性、陽性とだけ記載する事や、別の方法(最確法)で測定する場合もあります。

参考まで。
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この回答へのお礼

すみません。
教えて!gooの使い方がよく分かっていないためにお礼の
順番が混乱しています。

以下の文章が2番さんにも記入してありますが、間違いです。
2番さんごめんなさい。

たびたびのご教授有難うございます。
平板希釈法というものを始めて目にしたので、ネット検索の
キーワードが増えましたので、正月休みにでも研究します

お礼日時:2006/12/27 12:25

#2です。



すみません。#1さんの仰るとおり1枚のシャーレ上で30~300の範囲でカウントします。例に350という数字を使ってしまいウッカリしてました。#1さんありがとうございます。

補足します。
食品1gを検査した場合、シャーレ上の菌数が284個だったとします。
しかし同じ食品の他の部分から1gを検査したら286個になることも考えられます。
検査試料を作成するときに誤差が生じないようにストマッカーという機械を使って1g中の菌が均等になるようにしていますが、これぐらいの誤差は生じます。

そこでカウントして得られた数字の上2ケタを「有効数字」と捕らえ、2.8×10^nと表記します。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

菌なんて同じ食品でも、すべての所で均一にいる訳ではない
のですね。
当たり前のことなのでしょうが、ちょっと誤解がありました。

でも希釈と言うのも今回覚えましたが、素人考えでは百倍に
薄めて28だったら28×10^2と表現したほうが
2.8×10^3よりも薄めた倍率が分かり易い気がします。

お礼日時:2006/12/27 12:15

簡単にご説明すると、ある食品の中にどれぐらい菌がいるかを調べるにあたって、最初は予想もつきませんので、検査対象物を10倍、100倍、1000倍と薄めながら検査を行います。


濃度が高いと菌がたくさんいた場合、数え切れなくなってしまいますし、逆に薄めすぎるとまばらになりすぎて正確に把握できなくなってしまいます。
ここで1000倍に薄めた検査液で350個の菌が出てきたとすると、その食品中1gの菌数は350×1000で350000個という計算になりますが、薄めた倍率で求めていますのでこれはピッタリと正確な数字ではありませんよね。
したがって、350000=3.5×10^5という表記になるのです。

説明が下手ですみません。

この回答への補足

どうもありがとうございました。
ついでにお尋ねしてもよろしいでしょうか?

実際に出てくる菌の数の表現としてご回答にある
3.5×10^5 
ではなくて
35×10^4
350×10^3
と言うようなこともあるのでしょうか?

それから数学などのようにやはり仮数部とか指数部と
言ったりするのでしょうか?
あつかましくてすみません。

補足日時:2006/12/20 14:38
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この回答へのお礼

たびたびのご教授有難うございます。
平板希釈法というものを始めて目にしたので、ネット検索の
キーワードが増えましたので、正月休みにでも研究します。

お礼日時:2006/12/27 11:55

微生物の増殖が指数的に増殖する事と関連があると思います。


1が2、2が4、4が8、8が16、16が32。。。。。。

例えば、一般的な食中毒菌である黄色ブドウ球菌でも、条件が揃っていれば(試験管の中等)、倍になるのに30分足らずと言われます。大腸菌等でも比増殖速度は非常に大きいです。
実際に測定する場合でも、生理食塩水に菌が入っている検体を入れ、分散させ、薄めて、シャーレに撒き、、、、、この作業だけでも恐らく30分くらいはかかるでしょう(笑。さらに、そう簡単に分散するわけではなく(出来るだけ均一に分散させますが)、濃いところと薄いところも出て来ると思います。

このように見ていくと、細菌の数が倍違っていても、分析手法や誤差を考えると、大きな意味は無い、と言う事になります。一桁違うなら、違いとして見ても差し支えないかもしれません。

参考まで。
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この回答へのお礼

困り度が低かったので、ご回答を確認していませんでしたが
早々とお答えを頂きありがとうございました。

なんだか細菌数っていい加減見たいな気がしてきますね。
でも、増殖のスピードって思っていたより早いものなので
驚きました。

お礼日時:2006/12/20 14:29

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