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糖尿病患者は、空腹時においても血糖値が下がらないのはなぜなのですか?
それと糖尿病とは関係ないのですが、尿崩症になってのどが渇いても水を飲むのを我慢して水分摂取を控えても、尿量が減らないのはなぜですか?

A 回答 (1件)

まずは糖尿病のほうです。

糖尿病になってしまいますと、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが十分に働かなくなります。インスリンは血液内の糖を細胞内に取り込み、代謝するために一役買います。そのホルモンの分泌が低下もしくは有効に働けなくなると、血液中に糖が残留したままになります。空腹時の場合、食物摂取時よりは下がっていますが、ようはベースが引き上げられた状態になっていると、空腹時でも高血糖という状態になります。糖尿病のタイプによっては、空腹時の血糖が正常でも、食後高血糖となるいわゆる隠れ糖尿と呼ばれるものもあるので注意が必要です。
尿崩症についてですが、この病気は脳の下垂体後葉から分泌されるADH
(抗利尿ホルモン)の分泌が低下することによって生じます。
ADHはNaと取り込むことで血液のNa濃度を上げ、尿ができるのを抑える効果があります。尿崩症はADHの分泌が低下し、Naが尿細管にどんどん排出されるため、尿がだだもれになります。ですから多少水分制限しても、Naなどの塩類が出て行ってしますため、尿は出続けます。
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