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幼稚園にて、現在先天性両上肢欠損(両方とも腕~手がない)の子どもを保育しております。
幼稚園のため、当然特別支援学級等ではなく、健常児と同じように保育しています。

まだ卒園は先なのですが、今後保護者と就学先の検討をする際の参考として教えていただきたいのですが、両上肢がない子というのはやはり普通学級への進学は困難でしょうか?
現状、身の回りのことはほぼ足で行っています。
こちらとしても出来る限り手を貸さず(これは保護者の意向でもあり)将来のため、全てを自分で出来るように関わっています。
知的発達は正常、というより月齢が高いので「わかっている」子です。

必要とされる援助としては、衣服の着脱が一番大きいです。
排泄そのものは自立しているものの、服を自分で脱げないので、トイレまで行って補助しています。
食事その他、足で出来ることは足で行っていますが、製作など個別の援助が必要な場合もあります。
ただ現状私の園の保育が基本的には自由活動が中心となっているので、製作活動に関して一斉に行うことがなく、個別の援助が可能となっています。

一定の援助は必要とするものの、比較的スムーズに集団生活を行っていることもあり、また周りの子ども達も何も意識することなく、自然に遊んでいる様子を見て、普通学級でもやっていけるのでは…と感じています。
ただ、学校生活となるとそれなりに要求水準が多かったり援助の手が足りなかったりで、難しいのかもとも思います。

事例等でも結構ですので、お分かりになる方がいらっしゃいましたら教えてください。よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

まず、通常学級への進学ですが、地域によって対応はまちまちです。


またその時の入学先小学校の校長などの考え方にもよります。

原則は保護者の強い要望が優先されると思いますが、条件として保護者の付き添いを出されるケースも多いですし、逆に、そのお子さんに特別予算を組んでもらえ、一人補助の教師を付けてもらえるところもあります。

まだ就学が先とのことなので、今のうちから入学先の小学校や、教育委員会、児童相談所などと連携を密にしておくと良いでしょう。

参考までに、通常学級と養護学校でのメリットデメリットを。
(このお子さんに知的な遅れはないようですので、特殊学級は省略します。)

通常学級では、色々な子どもたちの考え方やあそびなどを多く学べます。知的な遅れがない場合は、通常学級の方が学力は伸びやすいです。
(過去に見てきた経験上での話です。)

デメリットは、いじめの心配と、中学年以降の学力差です。
これも経験上ですが、肢体不自由の場合、IQが120~130程ないと、他のお子さんに付いていくのが難しいです。
これは幼稚園の先生をして見えるのでお分かりかと思いますが、自分で経験して学ぶと言うことが以下に大事かを物語っています。
経験できずにイメージだけで抽象的な思考をするのは、かなり知的水準を要求されます。

次に養護学校ですが、いじめの問題はまず少ないでしょう。対応もマンツーマンに近いので保護者の付き添いはまず必要ありません。
デメリットは、刺激が少ないこと。
最近はどこも重度化傾向で、同じような学力を持ったお子さんが少ない可能性があります。
同世代で、対等に話せる友だちがいないと言うことはかなりデメリットであることも予想できると思います。

以上参考になれば幸いですし、補足が必要でしたら遠慮無く仰ってください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。大変参考になりました。
上肢がないことで出来ないことが多いのですが、知的発達が非常に早い子ですので、正直、養護学校や特殊学級に行くのはもったいない気がしていました。
ただ私の働く園の近隣の小学校というのがどこも少々荒れ気味とか、学級崩壊も頻発しているとのこと、普通学級に行くことが必ずしも望ましいわけではないのかも知れないとも思います。

お礼日時:2007/01/25 23:20

小学校の時に同じ学年に片腕のみない子がいました。


片腕なので殆どの事は自分で出来ていましたが一応特殊学級?に籍をもおいて普通学級と行き来してたように記憶しています。
クラスが違ったのできちんとはわからないのですが・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
通級という形だったんですね~ 参考になりました。

お礼日時:2007/01/25 23:15

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