アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

小学校の教員をしています。
ADHDやLDといった発達障害をもつ子どもたちが、普通級に在籍していながら、その子の能力に合った支援が受けられる「特別支援教育」というのが、現在、小中学校で進められています。
実際に本校では、親や子供の要望に合わせて、教室を一つ設けて、通常の授業ではついていけない子どもを特定の時間、個別にみるようにしています。管理職や手の空いている教員が交代でみるので、教員の負担はとても大きくなりましたが、子どものためを思うとやむを得ないと思っています。

現在6年生で発達障害の子どもがいます。非常にまじめで学習意欲の高い子どもですが、通常の学級ではついていけず、不登校になりました。そういう子にとって、この特別支援教育というのは大変有効的でした。

しかし、近くの公立の中学校ではそのような特別支援を行っていません。さらに「一人の子どものために新しく特別なクラスをつくることはできない」という冷たい言葉に保護者もその児童も大変がっかりしています。
教育委員会へ保護者が問い合わせても、結果は同じだったようです。「力になれなくて申し訳ないと言われてしまいました。」と失望しています。その子がなんとか学校に来られるようにと、今まで一生懸命対応してきたのに、このままでは、確実に不登校になってしまうと思います。

人手が足りないのだと思いますが、小学校で行われていることが中学校で行われていないことはおかしいですし、不登校になる原因がはっきりしているのに何の対策もとらない不誠実な対応に担任として大変腹が立ちます。しかし、学校に相談しても「どうしようもない」というだけで、何の解決にもなりません。

なんとか、学校や委員会を動かす方法はないのでしょうか。
ご意見お願いいたします。

A 回答 (7件)

議会に請願するといいです。



大勢の賛同者の署名が集められると効果が増しますが、そうでなくても「請願」「陳情」は誰でもできます。

議会によって、「紹介議員」が必要なものなど、扱いはそれぞれですが、理解してくれる議員に相談するとやり方もよく分かり、議員自身が問題視してくれれば、議会で取り上げてくれるかも。近道になるかもしれません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
議会ですね。分かりました。保護者に諦めないよう伝えてみます。
「不登校をなくそう」とか「いじめをなくそう」とか表面的なきれいごとばかり並べて、実際には何の具体的対策も示さない委員会や国に対して憤りを感じます。

お礼日時:2007/02/24 18:33

たいへん立派な教育をされていますね。


>小学校で行われていることが中学校で行われていないことは
>おかしいですし、・・・

まったくです。この一貫性のなさが教育への配慮をズタズタに
しています。で、方法ですが、官僚機構の中ではやってもやらな
くても同じ給料、面倒はごめん、というのがお決まりのことです。
なので、さらに上級の機関へ働きかけましょう。最終的には文部
科学省の大臣まで働きかけてください。かならず子どもの教育の
機会を奪ってはならないという常識ある人間がいて力になってくれ
るはずです。がんばってください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。諦めずに働きかけるよう保護者にも勧めますし私自身、協力していきたいと思います。「不登校をなくそう」とか「いじめをなくそう」とかきれいごとばかり並べ立てて、実際には何の具体策も示さない委員会や国に対して憤りを感じます。特に、中学校校長の「一人のためにできない」という心ない言葉が許せません。それを聞いた本人がどんなに傷ついたかと思うと。

お礼日時:2007/02/24 18:35

さて、教育委員会とかに働きかけると言いますが、実に至難かと思います。


実際問題としては、進学率が学校側の最大の関心事かも知れません。
実際問題としては、学習の進度が保護者の最大の関心事かも知れません。
これに対し、質問者が義憤を感じるのは当然です。
が、文面に一抹の不安を感じましたので投稿した次第です。

まず、親御さんは不退転の決意で戦い抜く決意を固めておられますか?
心無い中傷や非難の集中砲火を浴びる決意を固めておられますか?
世論を組織して戦い抜く財力と知恵はありますか?

非情な回答かも知れませんが、ここが、一番肝心な所です。

重度の自閉症児を抱えていますので親御さんの想いは十分に理解できます。
それを支援したい質問者の想いも十分に理解できます。

「普通学級で成長と発達を促したい」は、極めて道理もある教育の原点に立脚した考え。
が、不登校になっては元も子もありません。
ここは、一旦、一歩後退することを進めます。

あくまでも普通学級の線で世論を組織するのか?
それとも、妥協という線を選択するのか?

時としては、「不退転の戦いに決起」するよりも「妥協」が正しいということもあります。

これ以上は、憶測ですので・・・。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
特別支援を行うということは、もはや小学校では当たり前になっているのですから、それを中学校で行うことは当たり前のことだと思います。
それを望んでいる保護者もたくさんいることと思いますし、中学校の問題は、教員数が足りないということだけだと思います。委員会がその子のために教員を1人増やしてくれれば、解決する問題です。誰にも迷惑をかけることもありません。心ない中傷や避難を浴びなくてはいけないようなことではないように思います。

その子に合った支援が受けられるのであれば、普通級でも特殊学級でも構わないと思います。しかし、特殊学級を見学に行ったところ、かなり重度の障害をもつ子どもたちだったということで、本人と保護者の気持ちとしては抵抗があるようです。その児童は、ある特定の分野を除いては、普通の子どもたちと同じだけの学力をもっているので、その気持ちも十分わかります。しかしながら普通級では本人の性格を考えると、負担が大きく確実に不登校になると思います。
 普通級か特殊学級かという二つの選択肢は本人にとってとても酷なことです。委員会や国にとっては、不登校の児童が1人増えたからといって大した問題ではないのでしょう。とても残念です。

お礼日時:2007/02/24 21:22

教育をめぐる問題はきわめて深刻な面があります。



一方で、発達障がいへの対応が求められ、また一方では不登校に対する対策が求められます。
さらに、いじめ事件、不純異性交遊、生徒間暴力、器物破損、盗難・万引き、飲酒・喫煙、授業妨害・エスケープ、異装、不要物持参、などを予防しなければならないとなると、いくら人手があっても十分とは思えない管理職の気持ちもわからないではありません。
ただ、「一人の子どものために新しく特別なクラスをつくることはできない」という言い方は、大変配慮に欠けていて、後ろ向きに過ぎるとは思いますが。

とはいえ、深刻な現状に対して、日本の教育予算はまことに貧困で、中学校だけの責任とすることはできないでしょう。

議会を動かすという回答がありましたが、自治体独自に予算をつけて、支援員を派遣することは多くの事例があり、可能性はあるでしょう。
本来なら、教育委員会段階で、そうした予算措置をはたらきかけるべきですが、「どうせムダ」という先入観があったのか、あるいは、実際に動いてみたが結果に結びつかなかったのでしょうか。

あとは、勤務校の管理職経由で、「何とかならないか」と中学校長と教育委員会に圧力をかけるという方法もあると思います。

中学校は部活指導もあり、小学校ができたから単純に「がんばればできる」というものではありません。
スタッフの確保を念頭に置いて働きかけられることをおすすめします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。中学校は生徒指導、部活指導が大変な状況ですから、小学校のように「手の空いている教員が個別にみる」という方法は難しいのだと思います。しかし、回答者様のおっしゃるように支援員を派遣することはできるのではないかと思うのです。現に、本校では聴覚障害をもつ1人の子どもに担当教員が1人ついています。強く働きかければ不可能ではないと思うのです。もちろん中学校の責任だとは思いません。が、校長のあまりに誠意のない対応に腹が立ちます。

お礼日時:2007/02/24 21:54

発達障害児の教育支援システムを確立していく手の問題に関しては横に置いての回答。



問題は、「請け負ってはならぬ」ということです。
問題は、「組織せよ」ということです。
今回の件で、たとえ敗北という結果に終っても諦めるなということです。

発達障害児の教育支援システムを確立を求める世論と運動体の形成の度合い。
これが、質問者の最大の関心事であるべきです。

それは、教育現場への管理を強化しつつある時代の流れに抗した取り組み。
それは、選別と差別の教育がシステムとして整備されつつある時代の流れに抗した取り組み。

校長の態度への怒りを制御できないようでは「敗北」は必至。
校長の態度への怒りを制御できないようでは「落胆」に終るのは必至。

我が初恋の彼女は、「敗北」と「落胆」を乗り越えて「世論と運動体の形成」に今も邁進中。
「発達障害児の教育一筋」-30年たっても、いささかもその熱情は失われていません。

なぜ、30年も彼女は展望を失わず教壇に立ち続けているのでしょうか?
お礼に、なお、一抹の不安を感じましたので補足した次第です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私の勉強不足なのか理解力が足りないのか、おっしゃることの意味が分かるような分からないような。。せっかく回答してくださっているのに申し訳ありません。
確かに発達障害に対する認知度、理解度は世間ではまだ低いでしょう。また、発達障害をもつ子どもの保護者が、それを認めたがらず、あくまで普通級のみでの学習を望む場合も多いので、特別支援教育を求める声はまだまだ弱いのだと思います。世論を動かすのは、回答者様がおっしゃるようにとても長い道のりであることを覚悟しないといけないと思います。
しかし、今回の件では、保護者や校長の強い要望があれば、人を1人、その中学校に派遣することはそれほど難しいことではないと思うのです。他にも事例がありますし。それをしてくれないのはなぜでしょうか。本校の校長にも委員会へ強くプッシュしてくれるよう頼んでみるつもりです。

お礼日時:2007/02/25 12:39

わたしの住んでいる地域では、


小学校にもそのようなシステムが存在していません。
その為、色々な機関へ相談をしてました。
基本的には、校長が強く動かないと難しいのだと感じました。
それと、教育センターや発達障害者支援センターに相談をするのも良いらしいです。
前例がないことをするのには、
どうしても不安になるのだと思います。
現状を維持することの方が楽ですし、
何をして良いのか分からない場合には、
行動を渋ることも多いのだと思います。
まずは、専門家の味方を見つけて、
支援を呼びかけてみてはどうでしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
教育センターには相談しましたが、解決策はなかったようです。
やはり校長が強く動いてくれないことにはどうにもならない問題であるそうです。

お礼日時:2007/02/27 20:38

単純にマンパワーがないのだと思います。


小学校にも中学校にも教員を配置する基準がある以上、
学校規模や子供の実態によっては、
そのようにできないことがあってもやむを得ないと思います。

実際に、できていない小学校がたくさんあります。
大規模校では、その一つの空き教室がありません。
教育相談室や、パニック対応の部屋すら取れません。
排泄の自立ができない重度の児童も普通学級を希望し入ってきます。
通常の授業についていけない児童を一人ずつ見るよりも前に、
普通学級の授業を成り立たせるために、
その子への支援員として人手がとられてしまっています。
その他にも、広汎性発達障害の子が校内に複数います。
一人一人のニーズがかなり違っているので、全部を今いる人員で対応するのは不可能です。
だから人手が足りないところは、担任(学年)がしょっています。
質問者様の学校は、状況が恵まれていると思います。
校長も何度も教委に掛け合っていますが、他の近隣の学校の状況も似たり寄ったりで、
特定のどこかに特別な予算を措置することはできないそうです。
交渉だけではなく、何度も見に来ていただいています。でも、
「全体の予算は決まっているので後は今いる人の中で」って・・・。
確かにフルタイム一人1000万
パートタイムだとしても数百万。/年/一人の発達障害児
うちだけで1000万をプラスは無理だなあと思いますし。
でも・・・。

いくら法が変わったからとはいっても
今の予算、今のシステムのまま、
特別支援のための措置をとれる方がまれだと実感しています。
人員と予算とスペースがホントにほしいです。
無い袖は振れないというのが実感なのだと思う。
それがいいと言っているわけではないですよ。
でも少なくとも私のいる地域の小学校はこんな現状です。
小学校ががんばれば何とかなったことを中学は・・・、
なんてレベルの解決は不可能で悩んでいる。

ましてや小学校より不登校が増えてくる中学校。
発達障害の生徒以外にも支援しなければならない不登校生徒は多いのではないでしょうか。
不登校としてとらえた場合、
発達障害児なら支援ができてその他の生徒には支援ができないというのも
変ではありませんか?
不登校で悩んでいる他の保護者に対し、どのように説明します?
中学校を責めないであげてほしいなと思いますが。

それより、中学との協力体制をもっと作る方がその子にとっていいと思います。
逆に原因がはっきりしているのであれば、
クラスの中でどのようにすればその子が適応行動がとれるのか、
支援できるのではないでしょうか?
どのようなことでその児童が達成感を得られ、自己肯定感をもてるのか、
他の生徒との関わらせ方のこつはなど、引き継ぎされてますでしょうか。
中学ではそれを元に、その環境と状況に応じた最善を尽くしてくれると思います。
一部の授業にはついて行けるのであれば、
地域の特学のある中学に進学し、
普通級に籍を置きつつ一部特学に通級するとか、
今あるシステムをうまく使う方法はないのでしょうか?
形(学級設置)から入るより、
児童(生徒)の実態から入って何ができるか考えるのが筋なのではと思いました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
中学校が大変なのは十分承知しています。
しかし、「一人の子のためにできない」という言葉は本人を前に発することはあまりに配慮が足りないですし(本人は非常に傷ついています)手を尽くしたが無理だというのなら他の道を考えるでしょうが、支援員やボランティアなど、校長がもう少し掛け合ってくれてもいいのではないかという思いがあります。

その子は6年生まで普通級に通っていました。今までそれぞれの担任がクラスの中で工夫をしながら支援をしてきました。しかし、彼にとっては負担が大きく、その結果不登校になってしまいました。その後、特別支援という体制を整えることで登校できるようになったにもかかわらず、中学ではまた同じことになってしまうことが予想され残念です。

一人のために一人という状況は厳しいとは思いますが、実際不登校になる原因として彼のような発達障害児や、集団にうまく適応できない子どもがいると思います。支援員やボランティアを派遣することが可能であれば、そのような子どもたちを救うことにもつながるのではないでしょうか。

人が足りないことは中学校の責任ではありませんから中学校を責めるつもりはありません。本人と保護者に対する校長の対応には腹が立ちますが。人と環境さえ整っていれば、伸びる力を十分にもっている子どもがいるのにその予算がない、この現状を世間の人に知ってもらいたいです。

お礼日時:2007/02/27 20:35

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!