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人間は何故,裸なのか?。進化論的には絶対に不利であるが,それを選択した。
島泰三氏の「はだかの起原」という本があります。
要旨はヒト科の中で毛皮を失ったのは現生人類だけだという。毛を失うと、保温や防虫ができず、生存上きわめて不利でそんな進化はダーウィンの「適者生存」で説明できない。進化論には穴があるという。

こうして島氏は「重複する偶然」による「不適者の生存仮説」を唱える。「裸化に利点はない。しかし、裸化した人間が成功した理由は、裸化にある」という。自然淘汰に反していながら結果的に繁栄をもたらすような、一見、目的論的な変異はダーウィンと矛盾するわけではない,と言われる。

島氏の推論は抽象的な表現あって,私のような凡人には理解不能です。他に,人間が何故,裸なのかのご意見をお伺いします。なお「アクア説」はご勘弁願います。

A 回答 (5件)

とりあえず中立説


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%AB%8B% …
何かのために裸になったのでなく、裸になっても生き残れた。ので、生き残っている。
また、適者生存は スペンサーの言葉でありダーウィンではない
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC% …

氏の原著を読んだわけではないが、質問者の読み込みを前提に考えると、ダーウィンの言ってないことを曲解して批判しているように思える。

極寒期があったのに
>はだかでも生きられた@暖かいアフリカ
そこで、服を着るという事を覚えた
そして世界に拡散。寒いところでもOKになりました。
ということでは?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

奈良氏著の「ネアンデルタール人のなぞ」という本がありますが,その中でネアンデルタール人もほぼ裸であったのではと推測しています。ホモ・サスエンスは寒冷対応ができていなかったが,彼等は環境対応ができていた。

ホモ・サピエンスは誕生以来長らくアフリカに住んでいて脱アフリカが4-5万年前という説が強いところから,回答者の言われる衣服を着ける事で寒冷対応して世界に拡散したという説にに説得力があります。

裸の選択も中立進化論で説明できる訳ですね。

お礼日時:2007/03/03 16:07

逆に伺いたいのですが、なぜ「アクア説」は勘弁なんですか?その説を唱えたのが学者ではないからですか?


貴殿のおっしゃっていることは、「なぜタイムマシーンは作れないのかが理解不能です。なぜなのかご意見をお伺いします。なお、相対性理論はご勘弁願います」というようなものです。

ご存知だと思いますが、ダーウィンの進化論というのは自然科学の分野でも相当「信憑性に疑問符がつく学説」です。確かに「生物は進化する」ということを発見したことは大変な大発見だと思いますが、ダーウィニズムでは進化そのものを説明するにはまだまだ力不足なのが現実です。まあ、そこが面白いところでもありますよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

アクア説の否定と相対性理論の否定が同じとは考えにくいですが。
島氏もダーウィンの進化論に穴が有りそうだと表現しています。昨年末に犬塚氏が「退化の進化学」という本を発行されていますが,この問題についてはWikiに載っているような一般説で流しておられます。

お礼日時:2007/03/03 15:28

あれ?最後まで読みました?



氏は同書の中でヌードマウスの胸腺の欠落について語っています それと同等の事が12章の重複する不適形質に書かれています。

人間の裸化は喉頭の構造の変化と言う二重の不利な突然変異が同時に起こったのではないかと推測していますその結果として本来食物を取るには窒息の恐れさえある不利な形状がそれまでのホモエレクトゥス等とは違い言葉を話す能力を得たのではないだろうか?と書かれています。

また裸化の動物の大きさの限界としても人類は大きすぎるため 火・家・着物を得るだけの知識の下地が必要だった事からホモサピエンスの起源について語っています。(第9章)

島氏の本は 私のような素人でも大変面白く読める本で噛み砕いて書いてあると思いますが 氏も本の中に書いている様に色々な説があり本当の事は解らないのが現在の人類学の常識なのではないでしょうか?

1つの説としては島氏の説は大変興味深く信憑性のあるものと私には思えました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

最後まで読みましたが,島氏は結局は解らないとの事で,何か別の書物がないのか質問した次第です。

お礼日時:2007/03/03 15:09

遺伝子自体に優劣がある訳ではありませんし、進化が必ずしも優秀な方向に進むという訳ではありません。


裸化自体は、保温や防御等で問題があるかも知れませんが、それ故に、必要に生じて、火を使ったり道具を使ったり…というような過程を経たのが人類であるとは考えられませんか?
或いは動物の毛皮等で身をまとうことを覚えたことによって、服に隠れた部分の毛が退化していった可能性もあります。。。
いずれにせよ、毛がなくなることだけをとって議論しても、、適者生存を否定出来るようには思いません。
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この回答へのお礼

有り難うございます。
人が裸になったのは現代人類の発生時期から裸であったのか,その後の進化なのかが不可解と思っています。
ホモサピエンスの歴史上には想像を絶する寒冷期がありますが,その寒冷期と裸と言う不連続性に不思議さを感じている訳です。

お礼日時:2007/03/02 22:16

「人間は何故,裸への進化を選んだのか。


という質問自体が進化論を誤解しています。

「ヒトという生物はたまたま裸への進化を遂げた」だけであり、「裸になろう」と選んだわけではありません。
何故裸なのか、それには答えがありません。そのようになっただけです。
その上で、一見生存に不利に見える毛のない種が何故このように繁栄したのか、と言う疑問はあっておかしくない疑問でしょう。しかしその疑問は「一見不利に見えるかもしれないが、他の点で有利であったから」だろうと答えへの道筋がすぐに付けられると思います。

ヒトは、裸であることの不利さを克服して上回る何かがあった、それは人類の歴史を知る手がかりに他ならないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私は島氏の「はだかの起源」を読んでの感想でして,進化論を否定している訳ではありません。
むしろ,もう少し具体論が聞きたかっただけです。

お礼日時:2007/03/02 22:06

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