プロが教えるわが家の防犯対策術!

私はデザインの仕事をしています。先日看板のデザイン制作と設置までを依頼され、看板屋さんと連れだってお客さんと打ち合わせを行いました。金額はデザインの修正だの看板の素材などでもだいぶ変わってしまいますから、その時は金額の話はしておりません。
その後デザイン案を出し、建物に合成したカンプも提出したところ、気に入ってくださり、そのままデザインの修正などを数回行ったわけです。
で、イザ見積もりを出した瞬間、音沙汰無し。こちらから連絡をとってみると、余所の看板屋にまかせたとのことで、デザインは私が作った物を採用していないと言い張りました。せめて見積もり料と手数料くらい請求させてくれと言っても全く応じる気配もなく、「採用してないのに何で金がかかるんだ!」の一点張りです。
すべては最初に何処にどれだけお金がかかるか言わなかった私が悪かったのだと、後悔しつつ大反省しております。
こんな失敗を二度としたくないので、教えてください。

●不採用時、料金は請求しないことにしてますか?
●不採用時でも、請求するとしたらその内容は?(手数料・打ち合わせ料・見積もり料など)
●どの時点で金額の発生としてますか?(例えば「初回デザイン案が採用されてから」「デザインが採用されて見積もりが通るまでは無料」「初回打ち合わせから諸経費発生」など)
●どの時点でどれほど詳細な金額をクライアントに通告してますか?(例「初回打ち合わせ時に全部の大まかな金額とその内約を口頭で」など)

クライアントがどういう性質の会社かによって、または今後の付き合いを考慮して、答えがまちまちかもしれませんが。
ものすごく初歩的で腰砕けな質問かもしれませんが、教えてやってください。

A 回答 (2件)

サイン(看板等)デザイナーです。

個人でやってますが、意匠(デザイン) やプランニングを私が、見積・制作監督・現場監督は長年つきあいのある会社さんと分業しています。

基本的にNo.1さんと同じような形で仕事を進めます。
口頭ベースでもいいので、受注がはっきりと決まるまで正式なデザインは出しません。と、言うのも、サインデザインの場合、よっぽど大規模でもないかぎり「デザイン料」が発生しないことが多いからです。そのため、デザイン料は実際の制作・施工に含んで請求する場合がほとんどです。
項目に関しても、先方から特に指定がない限りは、制作費や施工料に上乗せして請求しています。
私が知る限りでは、業界的にデザインはするものの、単独で「デザイン料」を請求できるのは大規模なものだけで、しかしその料金だけでは赤字になるため、工事までを受注することによってはじめて黒字になると言う形が多いです。
とはいうものの、著名な人がサインデザイン等を行った時は、それなりのデザイン料が発生していると思われます。

想像の域を出ないのですが、看板全般、いわゆるサインデザインという物に関しては「デザイン料」という概念がないと思われます。すべて「実制作・工事費」内に含まれているという考えです。

ですから、上記の考えで言うと、実制作をしていないため、質問者さんへの支払いを拒否したものと思われます。

>不採用時、料金は請求しないことにしてますか?
金額の請求はしません。なので、不採用の場合は泣きを見る場合があります。
ただ大規模なものの場合、見積を制作する前に、不採用時の金額をあらかじめ決めておきます。
また、その時に制作したデーターは、よっぽどのことがない限り絶対に渡しません。

>どの時点で金額の発生としてますか?
仕様等がある程度決定し、口頭ベースで受注が決まった時点です。
ここからデザイン制作を始め、クライアントと内容を詰めます。それまではこの作業はほとんどの場合行いません。

>どの時点でどれほど詳細な金額をクライアントに通告してますか?
受注が決まってからです。

やはり最初に金額の話をしなかったのがまずかったと思います。そして、受注できるかわからぬまま、デザイン制作に入ってしまったのも致命的でした。
時々あるのですが、他の所で金額があわないと、紙ベースのデザインを持ってきて「これで制作してくれ」という話があります。
そう言う場合は、そのデザインを元にデザインを起こし直して制作・・ということがあるのです。
「デザイン料」という概念がない、ということは「デザイン制作に関する権利」も希薄だと言うことです。

金額の件に関して言えば、デザイン制作からする場合、修正料も含んで請求します。・・勿論、実制作・施工料金に含まれてるのですが・・。
素材が決定した時点で見積を出し、デザイン制作をする・・というのが私が今までやってきた仕事の流れです。

先にデザイン提出を・・と言う場合は、カンプ料が必要であることを最初にうたっておくといいかと思います。
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この回答へのお礼

根本的に進め方を間違えていたようです。

やはり「先に見積もり」なのですね。ということは、最初から見積もりで想定した素材と金額でデザインをするということですね。
素材決定>見積もり>デザイン
私は
デザイン>素材決定>見積もり
という進め方をしたから失敗だったのですね。

しかもデータは渡さなかったものの、カンプは渡してしまったのも致命的でした。似たデザインで作られてしまいました~。

「先にデザイン提出を・・と言う場合は、カンプ料が必要であることを最初にうたっておくといいかと思います。」
本当に尤もでした!
今回の件では、「余所の看板屋に頼んだらデザインが悪かったから、デザイン会社に頼みたい」とのことで、先にデザインありきだったのです。最初のデザインカンプでも気に入った様子だったので、まさか中止になるとは思わなかったです。甘かった。

看板の世界ではデザイン料は無いのですか。
デザイン不採用の時にお金が出ないのは仕方のない事ですが、何度も修正させておいて挙げ句に不採用ってのはデザイン会社としては少し納得いきません。このデザイン料では看板屋さんとの温度差をいつも感じてましたが、そういう内情だったのですね。
今度から看板を頼まれたら仕事の進め方に用心します。

お忙しい中、丁寧な回答をくださってありがとうございました。
大変参考になりました!感謝いたします!

お礼日時:2007/06/08 15:23

私は、デザインと看板製作の仕事をしています。


家の手順としては。
1、お客様から、打診の連絡が有った時点で。大きさ・材質・内容・予算・納期等を出来るだけ細かく打ち合わせします。この段階はメールやファックスの場合が多いですが、現地確認(遠方の場合は写真をメールで送って貰います。見本が有る場合は送って貰います)の場合でも無料です。
2、後に予算や内容に合わせた見積り金額を提示します。この場合も無料です。
3、金額を納得して頂いた後、正式な依頼(口答でもOK)が有った場合に、デザインを始めます。この段階で、支払い方法の確認もします。先払いをして頂ける時は、先に入金して頂きます。
4、デザインや見本を提示します。
細かな変更は無料です。根本的な変更(内容ではなくデザイン)の場合は、こちらの解釈の違いも有るものとして無料です。
最初の打ち合わせを細かくしとけば、大きな変更は有りません。
最初の打ち合わせと全く違う内容に変更の場合は別料金。この場合は、最初の打ち合わせと違うので納得して頂くしか有りません。
5、最終決定後に、製作や外注依頼をします。この後の変更は別料金です。この段階での変更の場合は、その都度、金額を伝えます。
6、施工・完成。この段階で支払いをして頂くか、後に請求・支払いと成ります。

打ち合わせ>見積り>支払い方法の確認>デザイン>修正>製作>完成。
この順番を守れば普通は大丈夫です。

今回の貴方の件の場合。
デザイン完成後に見積りを提示した事が失敗だったと思います。
普通は自分の想像と見積り金額の差が大きければ、気に入ったデザインでも躊躇しますよね。
更に、目の前にデザインが有れば他に依頼して安くしたい(デザイン料の必要が無い)と思いますよね。そのデザインは使わないと言っても、少し変えればOKだろうと考えると思いますよ。


以上、参考に成れば・・・!
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この回答へのお礼

たいへん解りやすい答えをありがとうございました!!

ご指摘の通り、先にデザイン制作にかかってしまったのが大失敗でした。
せめて先に向こうの予算を聞かなくてはなりませんね。

打ち合わせ>見積り>支払い方法の確認>デザイン>修正>製作>完成。

看板屋さんの仕事の進み方はそのようになっているのですか。すごく参考になりました!
最近は看板屋さんからデザインの依頼がよくあるのですが、それが中止になったからといってお客がお金払ってくれるわけでもなく…いつも看板屋さんが自腹でデザイン料出してくれてました。
看板制作の時のデザイン料は完成されるまで出ないと考えるべきなんですね。気をつけます。

お忙しい中詳しい回答をありがとうございました。

お礼日時:2007/06/08 14:29

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