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思春期・青年期の生徒(中学生・高校生)に見られる「非社会的行動」、あるいは「反社会的行動」に、学校教師として対応するにあたって、必要な視点と、具体的な対応はどのようなものか教えてください。
お願い致します。

A 回答 (2件)

「非社会的行動」



必要な視点→問題行動の「意味」の理解が必要です。
 発達障がいなのか、その2次障がいなのか、一時的な精神疾患なのか、防衛機制(適応機制)なのか、その直接の原因と背景にあるものを理解する努力が第一です。
 その後、原因や背景の改善の手だてが講じられることになります。

具体的な対応→本人との対話をたくさん試みます。
 理解者である友人や保護者からの聞き取りも重要な場合が多いでしょう。

 それらが直接難しかったり、理解や改善のための有効な手だてに結びつかない場合は「待つ」ということです。

 学校の先生は、「サボっている」と思われるのが不安で、問題行動に対して、何かを対応していないと気が済まないことも少なくありません。
 しかし、そういう場合は、教員の自己満足と引き換えに、ますます問題を困難にしてしまうことが多いと思います。
 「待つ」そして行動のタイミングを慎重にカウントすることはきわめて重要なスタンスと思います。


「反社会的行動」

必要な視点→「悪事」に見える問題行動の裏にも、「そうしないではいられなかった」原因と背景が必ずあります。
 それをさぐるということと、しかし、緊急の場合には、関係者の生命と健康を最優先にして、強引に介入する心構え(と準備)が必要です。

具体的な対応→問題行動の事実確認が第一です。
 この段階では、特に、善悪の判断をしないという態度を強調すべきです。
 単に平等な聞き取りというだけでなく、積極的に、いつも疑われ慣れている「非行少年・少女」たちに対して、「事実が判明するまでは絶対に加害者扱いしない」という態度を「わかるように」接する必要があります。
 そうしないと、特に、加害事実を解明することは難しい場合が多いものです。

 事実確認がある程度できたとき、彼ら・彼女らが事実と認めたことの中から、何が悪くて、再発防止にはどうしたら良いのかを考えさせることが「指導」なのだと思います。

 行動がかなり凶悪な事例であっても、「誰かに信じてもらいたい」という気持ちを持っている場合がほとんどです。
 そこを指導する側が発見して、「信じられる大人もいる」ということを実感させることが出来なければ、どんな厳しい刑罰でも、更正することはありません。
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まずは相手の立場、心理を充分理解しようとする心構えが大切です。

一対一でじっくり話を聴くことが重要です。その上で、よくないことを相手に考えさせることが必要です。互いに興奮してしまうと、もう収拾がつかなくなり、解決できることもできなくなってしまいます。相手に、この先生は俺のことをわかってくれる・・・と思われれば、また、実際教師の方もそういう信頼関係をつくろうと努力しているなら、解決に必ず向かうと思います。
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