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 肺ガンになった義父が延命行為はしないということで逝きました。しかし、この期に及んでいくつかの疑問がでてきたのでどなたか教えて下さい。
 1 治療計画書に基づく基本同意は絶対のものか。
 2 その後、本人の意思が変わった場合には変更は可能か。
 3 本人が死を目の前にして、生きたいと望んだにもかかわらず、医師は基本同意を崩さないものか。(点滴等を本人が望んでいたが、医師は拒否)
 4 深夜に3回喀血し3回目にようやく家族に連絡するものか。(当直医は担当医でないとしても患者の重篤さを認識していないものか)
 私の延命治療についての概念は意識不明になった場合にどのように対応するかというものであって、本人が望めば医療行為が成されて当然のように思います。そして上記4にあっては家族は死に目にも会えず、医師・看護士はその場で患者の死を待っていたような節があるようです。
 質問の意図が伝わりにくいかもしれませんが、何か納得できるよう回答が欲しいのでお願いします。

A 回答 (3件)

ご家族のご心痛,お察し申し上げます.



皆さんがおっしゃっていらっしゃるように,延命行為,というものの線引きは非常にあいまいですので,担当医師とご家族で十分に話し合う事が望まれます.

ただし,1,2に関しては,患者さんご本人の意思は絶対です.意思が変わった瞬間から治療方針は変更しなくてはなりません.ただし,例えばモルヒネなどが鎮痛目的などで使われていて,正常な判断が出来ていない,という場合を除きますが,その場合にはご家族ときちんと相談しておくべきでしょう.

3 は難しいですね.末期癌患者さんへの点滴はむくみなどを増やして苦痛を増大させる事が知られていますから.状況にもよりますが,私が主治医ならごく少量の点滴をして折り合いをつける可能性が高いです.

4 ご家族へのご連絡のタイミングというのも非常に難しい問題です.ご病状次第ですね.深夜だと連絡したことを起こったりするご家族もいらっしゃいますから.喀血の量,血圧,心拍数や酸素取り込みの具合などから緊急性を総合的に判断して連絡をすべきだったでしょう.喀血の処置は大変(吸引など)ですので,処置を行っていたために連絡が遅れた可能性も否定できません.

以上のように,延命行為というものは未だにあいまいで医者,ご本人,ご家族のそれぞれの中で個人差の大きい概念です.私自身も私の感覚が正しいのかどうかはわかりません.その都度,ご家族とお話し,ご家族が私の方針で納得されているかを見ながら治療を進めています.あくまで参考にしていただき,今後同様の状況に立たされたときに参考にしていただければ,と思います.
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内科医です。

お義父様残念でしたね。
延命治療については非常に線引きが難しいと思います。例えば、呼吸状態が悪化した場合に気管内挿管をして人工呼吸器を使用するか。心臓が止まってしまった場合に心臓マッサージや電気ショックで心拍の回復を図るのか。もっと前の段階で、血圧が徐々に下がってきた時に昇圧剤を用いるか。尿が出なくなった際に利尿剤を用いるか。人工呼吸器や電気ショック以外の診療行為も、癌を治すためではないので、延命治療という解釈にもなります。
お義父様の場合ですが、1,2に関しては、絶対のものでなく変更は可能であったと考えます。3については病状が分からないので医師が点滴を行わなかった原因は分かりかねます。尿の出が悪くなれば、徒に点滴の量を増やすと浮腫や肺うっ血を助長し、患者さんの苦しみが増える結果を招く事もあり得ます。
4についてですが、それまでの喀血の有無や喀血量、その後の呼吸状態が分かりませんので、ご家族に連絡するのが遅れたかについては判断しかねます。
また、末期癌の場合は、しばしば容態が急変され、ご家族が間に合わない場合もあります。この際の対応については、ケースバイケースで、家族が来るまでマスクによる呼吸のサポートや心臓マッサージを望まれるご家族もいれば、それまで頑張ったのだから、間に合わずとも自然に最後を迎えさせて欲しいと希望されるご家族もいらっしゃいます。
今回の場合、私見ですが、延命治療に対する認識がご家族と担当医の間でずれがあったかのように見受けられます。お義母様はじめ、ご家族としても、ここまでお話ししておくべきだったかと思います。もちろん、医師からも相談すべきであったかと考えます。
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ご愁傷様です。

 お気持ちをお察しいたします。 

1.2.絶対なものではなく変更は可能なものと思われます。
3.ケースにもよりますが、肺がんの末期には、延命効果がある注射等はあまりないと思われます。 輸血などをすれば話は別かもしれませんが、苦しむ時間が長くなるだけのような気もします。 
4.家族にはもっと早めに連絡すべきであったと思われます。 私の祖父も何度か吐血をして死にました。 私にとっては祖父の最後の苦しみを見ることは精神的に非常につらいものでした。 卑怯な考えかもしれませんが、できることなら間に合いたくなかったです。 

どのような病棟に入られておられたのかは不明ですが、緩和ケア病棟は名前の通り苦痛をとるだけが目的で、積極的治療や、延命治療行わないのが通常です。 そのようなコンセプトの元に設計され、支払いも何をしても保険点数が一日あたりいくらと決まっています。(病院としては何もしないほうが経済的に得をするという考え方はあります。)

全体的には、肺がんの末期は延命する方法はほとんどなく、たとえできたとしても苦しみが長続きするだけであろうということ。 また、臨終は多量の吐血などを伴い突然やってくることがあること。 私の祖父の場合は1週間以上家族で交代で泊り込みをしていましたので、死に目に会えましたが、最後に意思など伝達ができたわけではなく、ただ苦しみを見ていただけでした。 私も肺がんで末期を迎えることになったら、ただできる限り苦痛を取り除くようにしてもらい、積極的治療、延命、蘇生は希望しないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

1・2については当然だと思いますが、医者は症状が進んでいたのか、首は縦に振らなかったようです。それどころかあきれ返っていたようです。

3肺がんに限らず末期症状では延命効果は見られないということですね。でもフェイクであっても本人が望むような医療行為をしてほしかったです。

4日本人には『死に目に会う』、『死に水を取る』ということは大事なこととされていますよね。それを思うと病院の対応には非常に不満が残ります。

ありがとうございました。
書き始めると4についての不満が噴出してきそうで、病院も名前を出してしまいそうなのでここらで終わりにします。

お礼日時:2007/08/01 09:51

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