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こちらの過去の質問を読むと、うなじのあたりの皮をつまんで皮下注射が安全と書いてあったのですが、
かかりつけの獣医さんは、猫の皮膚をつままないで、いきなり背中にブスッと注射します。
背骨に近い部位に筋肉注射みたいな感じ打ってしまっても大丈夫なのでしょうか。

A 回答 (1件)

獣医師です。


ネコのワクチン接種の場合、1万頭に1~3頭の確率で「ワクチン関連性肉腫」と呼ばれる腫瘍が発生する事が報告されています。
そのため、最近では肩甲間皮下(いわゆるうなじ付近)への接種はあまり勧められていません。
その理由としては効果はどこに接種しても変わりはないのですが、万が一腫瘍が発生した場合、肩甲間皮下だと摘出手術がとても困難に
なるからです。
ですので、もし万が一腫瘍が発生しても十分な余裕を持って切除できるように、大腿部皮下(おしりの近くです)への接種が好ましい
と言われています。

実際発生率はそれ程高くないのですが、うなじ部分に発生したワクチン関連肉腫の治療はホントに大変です。
一回でもそれを経験した事のある獣医師であれば「絶対これからは肩甲部にワクチンは打たない!!」と
思い知らされるほどです。

あくまで確率の問題なので今回のワクチン接種で腫瘍化するかどうかは不明ですが、そういった報告があることは
覚えておかれて損はないと思います。

参考URL:http://www.kitasato.or.jp/rcb/kical/tumor/feline …
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この回答へのお礼

専門家の方の丁寧な回答をいただいて、
うなじ付近に打たなかった理由がよく分かりました。
直接担当の獣医さんにお聞きすればいいのですが、
突っ込んで聞けない場合が多いです。
こちらで回答を頂けて、安心しました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/14 12:35

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