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十や10は「じゅう」と読みますが、10分、20匹、30個などの発音は、「じっぷん」「にじっぴき」「さんじっこ」と十の部分を「じゅっ」ではなく「じっ」と発音するのが標準語であると聞いたことがあり、実際にNHKを始めとするアナウンサーはこのように発音しています。

自分の子供に言葉を教えることがあるのですが、どう考えても「じっぷん」「にじっぴき」・・・というのは発音しづらく感じます。実際、自分の周りの人で「じっぷん」・・・と発音している人は皆無です。

私は関西出身の首都圏在住者で、周りは不特定の地方出身者が多いのですが、東京出身の方も「じっぷん」・・・とは言っている人に出会ったことがありません。

なぜ多くの人(統計データがあるわけではないですが、多分多くの人)が発音している「じゅっぷん」ではなく、発音しづらい「じっぷん」が標準語として定められているのでしょうか?

A 回答 (8件)

私もじゅっぷんと思っていました。

じっぷんが○のようですね。

参考URL:http://kotonoha.cc/no/39115
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。私も以前は知らなかったんですが、図書館でたまたま目にした「発音アクセント辞典」にそう書いてあったんです。この辞典はアナウンサーのバイブルらしく、それが一応「正しい」というか、標準語なんですよね。もちろん言葉は変化しますが、メディアでは言葉に保守的であってほしい、と私は思っています。ただ、多くの人が「正しい」とされる発音ができないとすれば、それはもはや「正しくない」のかな、と思う事例だったので質問しました。プロが使う同辞典に載っているということは、昔の多くの人は「じっぷん」と発音していたのか?あるいは、プロでも間違いやすいから特に注意するようにという意味なのか?もし後者であれば、もはや「じっぷん」は無意味な気がしたのです。

お礼日時:2007/09/20 11:58

私も「ジュッ」と発音していました。


下記のアドレスの「語彙に関するもの」のQ2に同じ質問があります。

参考URL:http://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyoka/kokugo/ko …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。参考URLの中の、
>「十」の字音が本来「ジッ」であって「ジュッ」でないことは、漢字音の歴史的変遷の上からいっても判断できます。すなわち、漢字音の系統からすれば、「十」の字音は「ジフ」ですから、「ジッ」に変化するのが本来の形ということになります。
・という部分が参考になりました。

お礼日時:2007/09/20 15:40

東京ですが普段「じっぷん」とは言わないですね。


ただ子どもの通う小学校でも「じっぷん」と教えていました。参考まで。
回答になってなくてすみません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。小学校では正しく「じっぷん」と教えているとは初めて知りました。

お礼日時:2007/09/20 15:40

>「じっぷん」「にじっぴき」・・・というのは発音しづらく感じます。



慣れの問題ですね。
ある意味では、「ジュッ」のほうが発音しづらいはず。
一音節の中に半母音 [j] と 促音 [Q] の両方があるのですから。
zyuu - zyuppiki (ジュウ - ジュッピキ)
zyuu - zippiki  (ジュウ - ジッピキ)


>自分の周りの人で「じっぷん」・・・と発音している人は皆無です。

お若い方なのですね。


>昔の多くの人は「じっぷん」と発音していたのか?

そうです。
「七転八倒」はどう発音されますか? 伝統的には「シッテンバットー」です。発音しづらいですか?

伝統的なアクセントでは、
あかとんぼ、なまやさしい、めい(姪)
全て語頭が高く、二音節目から下がります。発音しづらいですか?
クマ(熊)も最近は「ク」を高く、「マ」を低く発音しますが、以前は逆でした。発音しづらいですか?


>図書館でたまたま目にした「発音アクセント辞典」にそう書いてあったんです。

NHK の辞書だと思いますが、新版ではなかったのでしょうか?
十戒、十干、十指、十中八九、十方
いずれも、「ジュッ」の発音も認めています。
「二十世紀」も「ニジュッセーキ」も認めています。

gootaroh さんのご希望通り、保守的に、でも少しずつ変化を認めているのです。NHK くらいはみんなの後をついて行く放送局でもいいのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
>お若い方なのですね。
・ええ、30代半ばです。ただ、両親も祖父母も誰一人「じっぷん」はいません。地方(関西)だからでしょうか。

>「七転八倒」はどう発音されますか?伝統的には「シッテンバットー」です。発音しづらいですか?
・それは知りませんでした。「しちてん~」だと思っていました。発音しづらいのは確かですが、その前に私の場合、聞き間違えてしまうかもしれません。

>伝統的なアクセントでは、あかとんぼ、なまやさしい、めい(姪)全て語頭が高く、二音節目から下がります。発音しづらいですか?クマ(熊)も最近は「ク」を高く、「マ」を低く発音しますが、以前は逆でした。発音しづらいですか?
・う~ん、これは地方出身者としては発音しづらいです。年齢的なものではなく、訛りの問題だと思います。

>NHK の辞書だと思いますが、新版ではなかったのでしょうか?十戒、十干、十指、十中八九、十方いずれも、「ジュッ」の発音も認めています。「二十世紀」も「ニジュッセーキ」も認めています。
・確かにNHKの「発音アクセント辞典」です。見たのはNo.1様への「お礼」では「以前」と書きましたが、もうかなり以前です。中学生ごろですので20年以上前の記憶です。最近自分の子供に言葉を教えているうちに思い出しました。最近の辞典では許容しているんですね。

>NHK くらいはみんなの後をついて行く放送局でもいいのではないでしょうか?
・同感です。それこそNHKの良心というか、存在意義の一つだと思っています。そのために受信料を払っているといっても過言で・・・す(笑)。

お礼日時:2007/09/20 15:54

> なぜ多くの人(統計データがあるわけではないですが、多分多くの人)が発音している「じゅっぷん」ではなく、発音しづらい「じっぷん」が標準語として定められているのでしょうか?



漢字の読み方には音読みと訓読みがありますが、音読みにはさらに呉音、漢音などがあります。「十」の呉音は「じっ」漢音は「じゅう」です。従って「「じっぷん」は正しい読み方であるが「じゅっぷん」は誤りである」というのが「じっぷん」派の人々の主張です。

しかし私も(かなりの年です)「じゅっぷん」とは言いますが「じっぷん」とは言ったことはありません。「十分」は呉音で発音しなければならないという理由は何もないので、漢音で発音したいという人々が、「じゅうふん」では発音しにくいので、発音しやすいように「じゅっぷん」と変化させたと考えてもいいように思うのですが。

この回答への補足

「お礼」で
>私は、基本的に「じゅう」で、(中略)「ぱぴぷぺぽ」で始まる語に続く場合だけ発音の都合上「じっ」に変化した、と思っていました。
・といいながら、質問文本文では「30個」を「さんじっこ」と認識していますね(笑)。失礼しました。

補足日時:2007/09/20 16:23
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。なるほど、呉音、漢音の違いですか。もともと「十」には呉音で「じっ」という発音があるんですね。

私は、基本的に「じゅう」で、「ぷん(分)」「ぴき(匹)」「ぽん(本)」「ぽう(方)」など「ぱぴぷぺぽ」で始まる語に続く場合だけ発音の都合上「じっ」に変化した、と思っていました。

しかし、「ぱぴぷぺぽ」で始まる語以外にも、「十回、十階、十戒」「十巻、十缶、十貫」「十指、十市、十氏」「十中」「二十世紀」などでも「じっ」なのであれば、発音の都合上の変化ではなく、もともと「じっ」という発音があるというが理解できました。

ただ、規則性というのがよく分かりませんよね。例えば、「三十分」は「じっ」ですが、「三十人」は「じゅう」ですよね。

どんな場合に呉音(じっ)にするのか(あるいは逆にどんな場合に漢音(じゅう)にするのか)、伝統的な規則性があれば、是非知りたいです。

お礼日時:2007/09/20 16:06

えと....


もっとシンプルに考えればいいような....
もともとの発音は「じふ」で, 現在この音は単独だと「じゅう」と表記されます. ところがこの「じふ」はもともと zip で (日本に来たときに開音節化して zipu になる), しかも入声だとか. 入声だと「カ, サ, タ, ハ行の音の前で促音化する」という規則があって, そのためこれらの音の前では「じふ」→「じっ」と変化します. これは現在の表記でも「じっ」のままです.
ちなみに「十分」の場合, もともとは「じっふん」ですが促音のあとの h の音は p に変化しやすく, そのため「じっぷん」となっています.
あ, 「十」の漢音は「しふ」らしいっす.
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「十」の漢字音は呉音「ジフ」、漢音「シフ」でした。


呉音の場合を簡略化して示すと/zip/でした。
これが/ziФ/ → /ziw/ → /ziu/ → /zyu:/になり、/ju:/になったのです。
しかし、カ行、タ行、ハ行およびサ行の前では一番初めの/zip/の変化した/jip/の/p/が促音(詰まる音。便宜上「っ」と書くが/tu/とは無関係) になって生き残っているのです。
「十分」は/jip-pun/ → /ji’pun/ですから「じっぷん」になるのです。
 * ここで「’」と書いたのは一拍休み、無音と思ってください。
 十戒=じっかい (ji’kai)
 十手=じって (ji’te)
 十本=じっぽん (Ji’pon)
 十銭=じっせん (jissen) ←これだけは一拍休みではなく/s/が長く発音されます。

「執着」は「しゅうちゃく」ですが「執行」は「しゅっこう」ではなく「しっこう」ですね。 (もとの字音が「シフ」だから)

「建立」は「こんりゅう」ですが、「立体」は「りゅったい」ではなく「りったい」ですね。 (もとの字音が「リフ」だから)

「合流」は「ごうりゅう」ですが、「合併」は「ごっぺい」ではなく「がっぺい」ですね。 (もとの字音が「ガフ」だから)

「雑巾」は「ぞうきん」ですが、「雑誌」は「ぞっし」ではなく「ざっし」ですね。 (もとの字音が「ザフ」だから)

このように、もとの字音が「―フ」のものは、カ行、タ行、ハ行およびサ行の前で「フ」を促音「ッ」に変えた音になるわけです。

字音仮名遣いが廃止されたため、分かりにくくなったことは否めません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。こうやって由来を考えると、正しいというか、伝統的な発音が何かが分かりやすく理解できますね。ありがとうございました。
>字音仮名遣いが廃止されたため、分かりにくくなったことは否めません。
・確かに。現代においてこれを復活すると、逆に混乱してしまうのでしょうが、今から思うと廃止はもったいなかったですね。

お礼日時:2007/09/21 10:32

#7さんがおっしゃるとおり、十の音読みは元々「ジフ」(じう)でした。


「10分」にカナを振るとすれば「ジップン」が正しいです。
しかし、実際の発音は「ジュップン」でもよいと考えるのが妥当でしょうね。多数派ですから。

下記はNHKのサイトです。ご参考にどうぞ。

10%はどう読みますか?
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2003/10/101 …

数の読み方いろいろ
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2005/03/030 …

(上記リンクのトップページ)
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/index.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
「10%はどう読みますか?」のサイトで
>ただし、二通りの読み方ができるのは発音する時だけで、表記上は「ジッ」となります。漢字のテストで「ジュッパーセント」と書くと、○をもらえないかもしれないので、注意が必要です。
・の部分が大変参考になりました。発音はともかく、表記上は「ジッ」が正しいということを意識しておけばいいんでしょうね。

また、「数の読み方いろいろ」のサイトも、
>ところで、「3階」は、「さんかい」?それとも「さんがい」と濁りますか?実は、「さんがい」が正しいのです。実は日本語には、「『ん』の後は濁ることが多い」という傾向があるためです。しかし、「よんかい」は「ん」の後でも「かい」と濁りませんね。これは、もともと漢語の発音の「しかい」が「よん」に置き換わっただけなので、そのまま濁らない「かい」となったようです。
・ほ~お(笑)、トリビアですね。参考になりました。

お礼日時:2007/09/21 10:30

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