よろしくお願いします。
いきなり、オカルトな質問になってますが・・。
オカルトなど、ある種の本や陰謀説などによるとヒトラーは黒魔術に凝っていたとか、霊媒を行っていたなどと見ることがあります。あるいは、さらにそこから進んでヒトラーを背後で動かしている悪魔的存在があったなど。
あぁいったものは、さすがにネタとして無視されるわけですが、では実際のところ、ヒトラーが黒魔術に多少なりとも興味を持っていたとか、ナチ党員を使ってそういうものになんらかの触手を伸ばしていたということはあるのでしょうか? まったくのネタ(ガセ)でしょうか?
よろしくお願いします。なお、質問者は、第二次世界大戦あたりの歴史に関しては、高卒レベルの知識しか有りません。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
ヒトラー自身はあまりオカルト好きではなかったようです。
ただ、まるで無関係の妄想かというと、そうでもない。ただ、側近にははまってる奴がいた。
ヒムラー。降霊術とか信仰していて、自分でも出来ると言っていた。今いたらガチで痛い人でしょう。
ゲッベルス。占星術を信仰していた。
もう一つは、初期の頃、オカルト的な極右団体「トゥーレ協会」がナチ党に資金・人員を提供していた。
ルドルフ・ヘス、アルフレート・ローゼンベルク、ディートリヒ・エッカート、ハンス・フランクなどがここからナチに入っている。あとはハウスホーファーもこのメンバーだった。
ただし、ヒトラーはこの流れを汲んでいない。37年のメーソン禁止のときに同協会は解散している。
回答ありがとうございます。
ヒムラーやゲッベルスといえば、ナチスの本には必ず出てくるような超有名人ですよね。ヒムラーがそんなにはまっていたなんて・・・。熱狂しやすい人だから、ヒトラーにも引かれたのかなとも思いました。
素朴な感想ですが、ヒトラーのような話し方は、当時いかにヒトラーが一面に功績有りとは言っても、あまりインテリ受けはよくないような気がします。
初期にオカルト的な団体から、資金や人員で援助をうけていたわけですか・・。それでヒトラーと黒魔術のつながりもいろいろと言われるわけですね。でも、それはあくまでもヒトラー個人の行動とはあまり関係ないということがわかりました。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
ヒトラーと黒魔術との関係は、様々な小説やドキュメント本で
取り上げられていますが、
大半は「思い込み」「ねつ造」「取ってつけた」内容です。
その多くの本が、公的機関の出した報告書ではなく、素人や小説家に
よる「自分の信じる世界」を歴史的事実にくっつけて正当性をアピール
しようとしているものばかりです。
しかし、ヒトラーではなく側近のヒムラーなどナチス党幹部の中には
古代・中世ゲルマン文化に陶酔していた者も多く、
あながち「オカルトとナチスは無関係」と言えないことも事実ですが
しかし、
元アメリカ大統領レーガンの夫人ナンシーは占星術に凝りその内容を
元に夫の政策に口出ししていたそうですし
日本でも、巫女的な予言者に意見を求める政治家も実在します。
安倍総理も詳しくは知りませんが、ある宗教に依存していたという
噂もあるようですから、
ナチスだけではなく古今東西問わず、オカルトや宗教に依存し政策決定
の参考にしていたのは世界中で見られます。
おそらく、ナチスもその範囲以下であろうと思われます。
戦後、ナチスの再興を恐れた戦勝国では
「いかにナチスがでたらめな政権だったか」を印象つけるために
このような情報操作をした可能性もあります。
あくまでも、ナチスの政策は初期において「ドイツ人の大方の総意」
であったし、
アメリカ・ソ連・イギリスは、黒魔術軍団に戦いを挑んだ「白い騎士」
のような正義の軍団ではないですし、
ユダヤ人の迫害は、黒魔術以前のヨーロッパ人の差別意識が発端です。
黒魔術で、ナチスを理解しようとすることは、
ある種の「意識操作」にはめられる事ですので注意が必要です。
そうしないと、「あの戦争で人間は何を学んだか」がチープな
世界観で終始してしまいます。
回答とアドバイスありがとうございます。
やはり、堅実に歴史的事実を考証する立場からは、ヒトラーがとくに黒魔術に凝っていたという事実はないわけですね。だから、小説家やある種の好事家が想像力たくましくした本などにしか出てこないということなんですね。
黒魔術やオカルトに感心があったとしても、とくだんヒトラーが突出していたわけではなく、個別論として取り上げられるほどのものではないということが分かりました。
ありがとうございました。
>そうしないと、「あの戦争で人間は何を学んだか」がチープな
世界観で終始してしまいます
そうですね。気をつけないといけないと思いました。
No.1
- 回答日時:
以前読んだレヴンズクロフト「ロンギヌスの槍」(学研M文庫)はそういったオカルト視点でのヒトラーについて書かれています。
ただこの内容がどれ程信憑性のあるものなのかただのトンデモなのかは判断のための材料がこちらに全く無いためよく判りません。
興味深い内容ではありました。
また、奥泉光「鳥類学者のファンタジア」(集英社文庫)も舞台、テーマはその辺りです。
こちらも小説ですのでどこまでが歴史的事実でどこからフィクションであるのかは明らかではありません。
アドバイス、ありがとうございます。
本を検索してみました。面白そうですね。話としては面白いのですが、あくまでも読み物なのでしょうか・・・。
歴史ドキュメンタリーや、ヒトラーの生涯について書かれた本などでは、そういう記述を見たことが無く・・。
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