プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

32歳女性です。うつ病歴2年半。
状態は良くなってきています。
ただ、まだ毎日、何らかの症状に悩まされている日々です。
もちろん、楽しい、夢、希望、やりたいことなんていうものはありません。まだそのような気力が出てくるまで時間がかかりそうです。
しかしこのような気分はもうほとほといやになっています。

無けいれん法はかなり効果的だと聞きましたが
試した方はいらっしゃいますか?
費用はどのくらいでしょうか。
保険は効きますか?
自立支援は適用されるのでしょうか?
第一生命などの一般的な保険は適用範囲でしょうか(入っているプランによりますが)
お勧めの病院はありますか?
ちなみに自分で調べたら東大病院でやっているそうです。
また前にこのサイトで神経センター武蔵野で受けたという書き込みをみました。
メリット・デメリットはなんでしょうか
施術までの流れ(何回くらいドクターと面談して、入院など必要かなど)を教えて下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

> ご入院なさるときは(特に武蔵病院)いつも結構悪い状態でしたか?



仕事を休職しなければならない程度で、希死念慮、落ち込み、焦燥感、不安、抑うつ気分があり、誰かに起こされないと自分だけでは起床できない状態でした。診察は妻が同伴しました。

> それともナントカ身の回りのことはできる程度でもご入院の許可は下りていましたか?

入院中、自分で洗濯し(備え付けの全自動洗濯機と乾燥機があります)、敷地内を散歩する程度に元気でした。

> 「でも実際に診察したわけではないので難治性かどうかは言いかねる」

断言しては医師法違反(無診察診療)になるので当然でしょう。

> 入院の情況を聞いたところ、「本人が希望したからといって入院できるわけではない。症状の重さによる。」といわれました。

予約センターではそういうでしょう。症状の重さを判断するのは、これから主治医になる医師です。

> 私は一般的水準で見ると入院するほどまでは重くないと思うので、

これは主観ですね。希死念慮、落ち込み、焦燥感、絶望感、不安、抑うつ気分を具体的に主治医に説明してください。

病棟から構外に毎日仕事に通っている人。1年以上入院して、出版社とやり取りし法律書を書いている人もいました。私から見れば「何でこんなに元気な人が入院?」と驚きました。

医療現場では、医師の権力が絶大なのです。
医師が許可すれば、入院中でも通勤も出来るし、病棟で本も書けるのです。

主観的に患者がどう思おうと、あまり関係ありません。医師がどう判断したかで決まるのです。主治医が、cat333さんの病状を正しく判断し、惨状から脱出できるように、これまでの治療が効かなかったこと、精神的に限界近くまで我慢しており、早くこの状態から抜け出さないともう我慢しきれないことなどを自分の言葉で語ってください。

想像している最悪の結果にはならないと思いますよ。
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> 今まで試した薬は以下のとおりです。



まだ、試していないのは、
三環系: トリプタノール、スルモンチール、アンプリット、プロチアデン、ノリトレン
四環系:(全部)ルジオミール、テトラミド、テシプール
SSRI:ジェイゾロフト
その他:レスリン
ですか。
トリプタノール、テトラミド、レスリンは試してみる価値が、あるかもしれませんね。

> 私はうつになってから一度も、「楽」などという心境にも体調にもなったことがありません。

現在体調は上向きと言うのは、どのような状態なのでしょう。少しは楽になったと言うことではないのですか?

私は1年間、町医者でSSRI/SNRIを処方されて全然回復せず、埼玉医科大学付属病院に転院し、アナフラニールを飲んだところ、躁転してしまい、自分でもこれは危ないと思って入院しました。

そして三環系、四環系を色々試し、トリプタノールが「効いて」退院しました。このときは、今まで飲んだどの薬とも違う感触で、治ったと思いました。

再発したときもまずトリプタノールを飲んだのですが、初めてのときのような感触はなく、あまり効きませんでした。

> それとも「薬のおかげで楽」と言っている人の方が少数派で、ほとんどの人が、薬でまあまあの状態まではもって行っても、依然 体と心はキツイまますごしているのでしょうか。

60%以上の人が、SSRI/SNRIで半年以内に回復し、「治って」います。

> 私は薬の効果を思うように得られず、苦しい日々を送っているのでしょうか???

治療抵抗性のうつ病なのでしょう。私もです。

> 今日、武蔵病院のHPを見てみました。転院しようと思います。

http://www.ncnp.go.jp/hospital/gairai/index.html
の通り、予約センター042-346-2190へ、平日9:00~15:00に電話をかけて、予約待ちになります。
指定された日時に紹介状を持って受診します。

紹介状とは別に、完璧なものでなくても、今まで飲んだ抗鬱剤と最大日量、使用期間のリストを作成しもって行けば、話は早いでしょう。
今までどの薬も効いた気がしないこと。
入院希望で、できればmECTを希望することを伝えれば十分だと思います。

武蔵病院には多くの医師がおり、誰が主治医になるかは、予約センターのあき具合ですが、mECTを希望して、頭ごなしに否定されることはないでしょう。

でも、mECTは80~90%の有効率があると言っても逆に言えば、10~20%には効かないこと。再発率が高いことを含めて、完璧な治療法ではないことは、良く理解しておいてください。

この回答への補足

何度もすみません。
ご入院なさるときは(特に武蔵病院)いつも結構悪い状態でしたか?
それともナントカ身の回りのことはできる程度でもご入院の許可は下りていましたか?

私は良くなってきているというのは12月から1部の症状が出なったという感じです。11月までは朝の目覚めの不快感、襲ってくる不安、「自分はびょうきなんだ」ととらわれて1日中考え込む、などもろもろの不安がなくなりました(完璧とはいえませんが、なんとか気にならず・・くらいです)
でもまだやる気もないし、すぐに落ち込むし、考え込むし、楽しみも夢も希望もまったくありません。自殺もしたいです。

補足日時:2008/01/08 16:15
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この回答へのお礼

何度も何度もありがとうございます。
非常に参考になりうれしいです。頼りになります。ありがとうございます。

現役の医師が質問に回答してくれるサイトで、過去に私が使った薬を書き出し、薬の効き目を実感したことがないという旨を書き添えたところ、「3環系を3種類も使っているので、十分試している方ではないか」「でも実際に診察したわけではないので難治性かどうかは言いかねる」と返事が来ました。

mac_resさんのご回答やさまざまな方からの発言を考えると、難治とまではいかなくても薬の効きにくい部類に入っているのではないかと心配になってきました。

そして、本日 武蔵病院へ予約を取りました。その際、看護師のFさんに、入院の情況を聞いたところ、「本人が希望したからといって入院できるわけではない。症状の重さによる。」といわれました。
私は一般的水準で見ると入院するほどまでは重くないと思うので、医者から入院許可(ひいてはmECTの実施)が出るか不安です。薬の効き目がそれほど見込めないにもかかわらず、まだ投薬で様子を見ていかなければならないのか・・!とかなり不安になっています。

聞いていたお話では、入院も希望すれば簡単にできるようだったので。。。またお薬探しも、入院でなく通院でおこなうとのことでした。

最初の一歩でつまずいているので無けいれん療法にいたるには長い道だなあと思います。

うまく事が運べばいいですが、最悪の場合は、難治性だということがわかり、でも軽度なので入院もできず、それほど効果が無い薬を飲み続け今の状態のまま生きていくのかも・・・・と打ちのめされました。。。

お礼日時:2008/01/08 16:14

> なぜ医師はこのようにmECTに関して積極的でないのか疑問です。



mECTを知識だけ持ち、実際を知らないこと。
作用機序が学問的に解明されていないこと。
mECTの前身のECTに非人道的、懲罰的イメージを持っていること。

など、色々理由はあると思います。

現在のうつ治療では、まずSSRI/SNRIを十分量試すこと。
どれも効かない場合はTCA(三環系)抗鬱薬を十分量試すこと。
そのどれも効かない場合TCAにリーマス、デパケンを加えてみること。
あるいは、甲状腺ホルモンT4を投与してみること。
全部試してみても効果がない場合mECTを使うこと。

と言ったフローチャートが教科書的な本にも書かれています。

薬物療法で効果がある方法を見つければ、それを使い続けることが出来ますが、mECTで効果があることが分かってもmECT維持療法を選択するには障害が多すぎます。

> 一刻も早く鬱から逃れたい私にはmECTが最高かつ最良の治療法だとしかおもえていないのです

うつ病歴7年、入院6回、mECT2回の私から見ても、mECTは「緊急退避」には最適ですが、他の方法があるならやめといた方がよいと思います。維持療法がないと「一時しのぎ」で終わってしまうからです。

今よくなってきているなら、それを維持薬として使える可能性は大いにあります。もっと悪くなったときの保険として、mECTが効くのか効かないのか試しておくのも悪くないかもしれません。

そういった意味でも、まずはmECTを実施している医療機関に転院するのがよいと思うのです。

mECTを実施している医療機関の医師ならば、
mECTに対する偏見がありません。
mECTの実際を知っています。
mECTの限界も知っています。
cat333さんに適用するのがよいか正しく判断できます。

mECTは残念ながら、誰にも、どんな場合にも、最良の治療法とは言いがたく、欠点も、限界もあることを理解してください。
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この回答へのお礼

早速のご回答、誠に感謝いたします。本当にありがとうございます。

これまでの闘病2年半の間に、一番長くかかった医師は1年間でした。
その医師は結構薬を変える人だったので、量的には試したのではないかなと思います。ただ、その医師のときが一番ひどい情況だったので、思うように効果が出ない(薬のせいではなく、私の体調が悪くて)などがあったかも、、、? もしも今試せば、効果が得られるのかなあ、、、とも思います。
今まで試した薬は以下のとおりです。

SSRI=デプロメール、パキシル
SNRI=トレドミン
3環系=アモキサン、トフラニール、アナフラニール
そのほか=ドグマチール、デパス、ソラナックス、レキソタン、シンメトレル、ジプレキサ、メイラックス、リタリン、リーゼ、セロクエル

リーマスは2年間使っています。


薬が合うってどういうことを言うのでしょう??
よくこの掲示板で「運良く合う薬がみつかり」
「薬が効いて、楽しく(楽に?)過ごせる」などと書いてありますが、
私はうつになってから一度も、「楽」などという心境にも体調にもなったことがありません。これは薬があってないからなのか?
それとも「薬のおかげで楽」と言っている人の方が少数派で、ほとんどの人が、薬でまあまあの状態まではもって行っても、依然 体と心はキツイまますごしているのでしょうか。

あと何度かこの掲示板で、私のうつの症状や心情を書き込んだら、「お薬の効き目が出てないようですね」「効き目が薄いようですね」と回答されたことがあります。
私は薬の効果を思うように得られず、苦しい日々を送っているのでしょうか???

今日、武蔵病院のHPを見てみました。転院しようと思います。
うつ専門外来とありましたが、それは特殊な検査のみして、今までの医療機関へ戻るとあったので、普通の外来を受診すればいいのですか??

何から何まで質問で申し訳ありません。

お礼日時:2008/01/07 20:54

> 成功率というのはかなり高いと聞いていますが、どのくらいの割合でしょうか?



国立精神・神経センター国府台病院のレポートでは有効率80~90%です。
http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp/report/motohashi1 …

> なので鬱としては軽度に入るのではないかと思います。こういう人でもお医者さんからmECTの許可が下りるのでしょうか?

国立精神・神経センター武蔵病院ではかなり緩やかな条件で、本人が希望すればmECTを実施していました。他の病院の事はわかりません。

> mECTが終わったあとは、やはりその病院で担当してもらった先生から処方箋をもらって維持薬を飲んだ方がいいのでしょうか。

私の場合、武蔵病院に通っていましたが、維持薬といっても通常の薬物治療と変わったことはないので、再発率に大きな差が出るとは思えません。

それより重要な点として、武蔵病院は完全予約制で、通っていれば診察時に次回予約を取れるのですが、通ってない場合、予約センターに電話をして2~4週間先でないと診察が受けられないと言う点がありました。
再発時に対処してもらうには、通っている方が有利と言えます。

ただ、外来の診察は平日のみで、しかも主治医は週1回しか診察日がなかったので、通勤しながら通院するのには無理があり、現在は休日診療している近所の町医者に通っています。

私がもう一度うつを再発してmECTを受けるかどうか考えた場合、症状の重さによると思います。薬物が良く効かない難治性のうつ病ですので、再発して症状が重いとしんどい期間薬物を最大量使っても、なかなか脱出できません。

その点入院してmECTを受ければすぐ脱出できることが分かっているので、再発率は高くても、mECTを選択するでしょう。

2005年7月と2007年7月にmECTを受けてますが、2006年7月にも入院しています。このときは、我慢できる程度の重さだったので、mECTは受けず、薬物を徹底して使ってもらいました。通院で薬物療法を行うより、入院した方が短期間に薬剤の種類と量を試せるし、雑用をせず治療に専念できるので、効果的です。

それに発病以前に、入院保障付きの生命共済に加入していたので、入院費用は、それで賄える状態なのです。

cat333さんの場合、症状は上向き加減で薬物が効いているのでしたら、直ちにmECTを選択するのが得策かどうか分かりません。状況が許すなら、mECTが実施できる医療機関に入院して、まずは「維持薬」となるべき薬物探しを行なうのがよいと思います。

その結果、薬物だけで満足できるまで回復すれば、そのまま退院すればよいし、そうでなければその段階でmECTを実施するのがよいのではないかと思います。
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この回答へのお礼

度々の質問本当に恐縮です。でもこの話題のことは他に相談する人も無く、mzc_resさんを頼りきっています。お許しください。

本日、定期の診察があり、その際に主治医に「mECTを受けたい」と相談したところ、「あなたの性格、考え方、今の情況をみてまったく必要な治療法でない」といわれました。その答えでは私には理由不足だったので、もっと突っ込んで「どうしてですか?何がですか?」と聞いたのですが、それ以上の答えは返ってこず、医師は気分を害したようです。

また現役の医師が回答に答えてくれるサイトがあるのですが、そこでmECTのことを質問したところ、その医師も「薬物、入院などで様子を見るのが一番だ」の一点張りでした。こちらががんばって「なんで有効性が高いのに受けない方が良いのか?」という趣旨の質問をしたところ、やはりかなり強い文体で「何か頭からmECTをすごい治療法のように思い込んでますね?」といったような言い方をされました。。。

なぜ医師はこのようにmECTに関して積極的でないのか疑問です。
どちらの先生も副作用が・・といいましたが副作用なんて無いのですよね?

そして今日、パソコンを開いたらmzc_resさんからも「飛びつかず、まずは入院でも」とあったので「お先真っ暗・・」という感じになってしまいました。一刻も早く鬱から逃れたい私にはmECTが最高かつ最良の治療法だとしかおもえていないのです・・・・

お礼日時:2008/01/07 16:10

> mECT施術後からどのくらい効果は持続するものなのでしょうか?



これは、状態によって大きく変動するためなんともいえません。
私の場合、2005年7月に施術して回復し2006年2月にに再就職して2006年6月に再発するまで持ちました。

mECT維持療法を選択した例では3ヶ月に1度程度かけることが多いようです。

> 薬で年月をかけて治すと、その間に自分の考え方や価値観などが変わり、うつ病になる要因だった性格が変わって、発病しにくくなるのではないのでしょうか?
> 一方mECTだと一瞬(1ヶ月)でバンっと治してしまうため、体だけ元気になり、性格は以前のうつ病になりやすい性格のまま社会へ出るため発病するのかな・・・?と・・・・ あくまでも推測なので医師などに聞いてみようかなと思っています。

私の場合、発病から4年経って1度目のmECT、6年経って2回目のmECTを行っていますから、それなりに年月はかかっています。それでも再発しますから、その仮説には穴があると思います。mECTはなぜ効くのかも良く分かっていません。再発が多いと言う事実は認められていますが、そのメカニズムはまったく分かっていません。

> 失敗したときはただ「鬱が良くならなかった」というだけでなく、何か弊害が起こるのでしょうか?例えば、脳が麻痺してしまったり、目が見えなくなったり、半身不随になるなど・・・

そういった弊害はありません。mECTの危険性は、全身麻酔の危険性です。呼吸が復活せず、そのまま死亡する、脳死状態になる等が想定されますが、武蔵病院が毎年1000例以上行ったmECTで、事故が起きた例はないとのことです。
では、全身麻酔をかけずに行う純粋なECTはどうかというと、痙攣で骨折を起こす等の事故が多くあったそうです。

実際私が入院中にも、mECTを行ったが効果がなかった人と同室になりましたが、効かなかった以外の弊害はなかったそうです。その方は、パキシルで閉尿してしまい、導尿したり、まったくついていないと嘆いていました。
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この回答へのお礼

何度もお手数をおかけしてすみません。
最後に何点かお尋ねしてよろしいでしょうか。

成功率というのはかなり高いと聞いていますが、どのくらいの割合でしょうか?

また、私は現在家事がナントカできていて(相当な手抜きですが)、外出もしています。なので鬱としては軽度に入るのではないかと思います。こういう人でもお医者さんからmECTの許可が下りるのでしょうか?それとも、許可をおろすために「かなり自殺念慮があり、もうダメだ!!」と演技(?)した方が無難ですか??

mECTが終わったあとは、やはりその病院で担当してもらった先生から処方箋をもらって維持薬を飲んだ方がいいのでしょうか。
それともmECTだけそこの病院でやったら、後は通うのに楽な自宅近くの病院へ通って維持薬をもらっていいのでしょうか(こっちだとなんとなく再発の可能性が高くなりそうな・・・・)

ご迷惑をおかけしてすみません。
よろしくお願いします。

お礼日時:2008/01/06 23:46

> 効果があると、8回終わった時点で気分が明るくなるのでしょうか?



私の場合、効果は3~4回かけた辺りで、かなり明確に現れました。人によって多少の差はあるようです。
かなり強い自死念慮がある状態から、気分が晴れてすっきりし「何で死にたいと思っていたのか?」自分で疑問に思うほどになりました。

> また、なんで何年も(5年以上や10年近くなど)うつに苦しむ人がこんなにも多い中(このコミュニティーでもすごい数ですよね)、この方法を試した人がぜんぜんいないのでしょうか?

私はうつ病を2001年に発病し、2005年と2007年にmECTを受けました。施術した直後は、ほとんど全治したような状態まで回復するのですが、時間の経過と共に、効果が薄れて最後は「うつ病の再発」になってしまいます。

全身麻酔下で、大掛かりな施術をしても、本当の「全治」にならないのです。薬物療法がぜんぜん効かない人や、強い自死念慮で危険な状態にある人には、大変有効な治療法ですが、せっかく施術しても全治にならない点では、完璧な治療法とはいえません。

薬物療法がまったく効かない人には、mECTを3ヶ月程度おきに1~2回1クルーでかける「mECT維持療法」があるのですが、3ヶ月ごとに1週間の入院が出来る人は限られているでしょう。

このため、mECTをかける人も再発防止用に薬物療法を併用する必要が生じます。「維持薬」が必要だと言うことです。

私の場合、アモキサン150mg/dayとリーマス300mg/dayで維持しましたが、維持しきれずに、2度目のmECT施術となったわけです。
現在、維持薬で小康を保ち、仕事も出来る状態ですが、バランスをくずし再びmECTが必要になる危険性を持ています。

mECTの副作用と危険性については、それほど大きくなく、「健忘」を経験したのはログインパスワードを思い出せなくなった程度です。危険性は、主に全身麻酔の危険性で、ECT自身に起因するものではありません。
武蔵病院では過去1例も事故はなかったそうです。

なぜ、普及しないかを考えれば、行っている施設が限定されること、40日程度の入院が必要なこと、完全に全治に至らないことがあげられるでしょう。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。

また質問で恐縮なのですが、mECT施術後からどのくらい効果は持続するものなのでしょうか?

私は専門家でもないですし、まだまだmECTを調べて情報も少ないのであくまでも推測なのですが、薬で年月をかけて治すと、その間に自分の考え方や価値観などが変わり、うつ病になる要因だった性格が変わって、発病しにくくなるのではないのでしょうか?
一方mECTだと一瞬(1ヶ月)でバンっと治してしまうため、体だけ元気になり、性格は以前のうつ病になりやすい性格のまま社会へ出るため発病するのかな・・・?と・・・・ あくまでも推測なので医師などに聞いてみようかなと思っています。

またmECTの成功率ですが、失敗したときはただ「鬱が良くならなかった」というだけでなく、何か弊害が起こるのでしょうか?例えば、脳が麻痺してしまったり、目が見えなくなったり、半身不随になるなど・・・
母が、(何の記事を読んだのか知りませんが、)成功しないと廃人のように引きこもってmECTをやる前より悪くなるというリポートを見たそうです。ただその記事が本当にmECTのことを言っているのかはわかりません(母は「電気系の何かの療法だった」としか覚えてないようです)
お手数ですがお時間のあるときにお答えいただくと幸いです。
よろしくお願いします。

お礼日時:2008/01/06 19:38

私は国立精神神経センター武蔵病院で、


http://www.ncnp.go.jp/hospital/
2回mECT(修正型電気痙攣療法)を受けました。
一回目の入院では286,820円かかりました。
健康保険適用の治療法です。
入院して実施しますので、自立支援法(精神通院)の適用にはなりません。健康保険3割の適用になります。
生命保険の入院給付の対象になります。

メリットは効果が現れるまでの期間が短いこと、薬物療法があまり効かない難治性うつ病でも、効果があることがある(有効率80~90%)事です。

デメリットは再発率が高いことで私も再発しました。でも、1度有効だった人の2回目以降の有効率はほぼ100%です。

施術までの流れは、まずmECTをやっている医療機関に転院し、通院で1回、mECTの希望があること、Xray-CTで頭部に金属の埋め込みがないことを調べ、入院待ち行列に並びます。

mECTは入院で行います。

入院すると、1週間に2回ずつ、武蔵病院の場合、火曜日と金曜日に、mECTを実施します。

朝、アセトリンゲルの点滴をセットし、ストレッチャーに乗って、mECT専用準手術室ECTユニットに移動します。
心電図、脳波計、SpO2などをセットし、ストレッチャーの金属部にタオルを巻いて絶縁し用意ができると、麻酔医が点滴ラインを切り替え、全身麻酔剤を流入させます。こめかみに、つけた電極から、電流を流し、ストレッチャーに載ったまま、看護師に引かれて病室に戻り、麻酔が効いたまま、ベッドに寝かされます。

鬱の場合8回で1クルー、統合失調症の場合10回で1クルーになっています。
難治性うつ病、自死念慮が強い場合などには特にお勧めです。

また、mECTの通電装置には、パルス波の物とサイン波の物があり、パルス波のほうが、副作用などが少ないようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!このような書き込みを待っていました。
効果があると、8回終わった時点で気分が明るくなるのでしょうか?それとも3回、4回と行くうちにだんだんと感じてくるものでしょうか?

「重度の人が受けると効果的だけど、軽度の人が受けても効果がわかりづらいときがある」という記事(?というほど信憑性は高くないです)をみました。これを見て思ったのは、重度の人は自分でご飯もたべられない、会話もままならない・・・それが施術が成功することにより自分でそういうことができるようになったというだけで、「気分が晴れ晴れする」って言うところまではいかないのかなあ?ということです。
私は外出もしますし、家事もできています(かなりの手抜きで気力もあまりないですが・笑)。あと欲しいのは、病気になる前に持っていた人生への喜びや楽しさ、夢や希望です。なので割りと軽度に入ると思うのです。軽度で施術をしても、「夢や希望があって人生楽しい!」
ってところまでは持っていけないでしょうか?

また、なんで何年も(5年以上や10年近くなど)うつに苦しむ人がこんなにも多い中(このコミュニティーでもすごい数ですよね)、この方法を試した人がぜんぜんいないのでしょうか?

質問ばかりですみません。でもとても前向きで頼もしく、詳しいこともよくご存知だったので長く書いてしまいました。

お礼日時:2008/01/04 19:54

過去に鬱を患っていたものです。


質問者さんの質問内容とは外れると思いますが回答させて頂きます。


無けいれん法については少し調べてみましたが、
これといった情報も出てきませんでした。
(無けいれん法 = ECTだとは思いますがあっていますか?)

【ECT 無けいれん法について 総まとめ資料?】
ttp://human.kdn.ne.jp/news/021116.html

【ECT 軽い概要】
ttp://server343.dyndns.org/utu/archives/2004_04/21_114851.php

【ECT 体験談】
ttp://shougaisha.hp.infoseek.co.jp/ECT/1082888978.html

【副作用について】
「無けいれん電気ショック療法」の副作用としては、物忘れ、頭痛、筋肉痛、吐き気などがあります。物忘れはもっとも頻繁にみられる副作用ですが一般的には数時間~数日で回復します。稀に死亡事故が起きることがあります。しかしこの頻度は、25000件に1例と稀で麻酔単独の事故よりも少ないとされています。


無けいれん法については
余り改善方法に適切だとは思われていないのかもしれません。
また、もしかしたらリスクが高いのかもしれません。

文献も余り無く、
合ってもあちこちで情報が点々としていてバラバラなだけに
メリット、デメリットを挙げることは難しいかもしれませんね。

一度精神科の先生に直接訊かれた方が早いと思います。


【メリット】
改善例があることはありますが、
はっきりしたメリットというのは断定できませんでした。

【デメリット】
事故死亡率が高い事です。
5万分の1 2万5千分の1 という風に治療での死亡率が高いのがデメリットのようです。
(デメリットという表現もどうかと思いますけれどね)


もしこれがうつ病に本当に効果的なのだったら
もっと情報が公開されていて好評を受けていると思います。

医師もすぐ勧めるとは思うところをそうしないのは、
やはり「分からない分野」が多い事と「危険が高い」からなのだと思います。


>楽しい、夢、希望、やりたいことなんていうものはありません。まだそのような気力が出てくるまで時間がかかりそうです。

1日1日、
いつもしていることだけではなくて、新しい物事にもチャレンジしていきましょう。

やる気が出ない時が多いと思いますので、
本当に気が向いた時でいいので、色々な人にアドバイスを貰いながら、
楽しさも、夢も、希望もみつけていきましょう。

1人で考えていたら結構「考えの溝」に嵌ってしまう事があるので、
周りの人を頼って、少しずつ見つけていきましょう。

そうすることが
もしかしたら、うつを抜ける道の近道なのかもしれません。

焦りたくなる気持ちもあるかもしれませんが、
まずは心を落ち着かせてゆっくり歩いていきましょう。

そうしているうちに、
「鬱を抜けるタイミング」というのは必ずやってくると思います。
その時に ヒョイ! と抜けてしまえたら抜けてしまいましょう。
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