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受験勉強は、目的のための手段であり、大学受験みたいなものなのでしょうか?(語学が必要なことはわかりますが)。受験勉強の教科内容自体に全く面白いと思わないのです。研究室の専門の勉強以外にも目を向けなければいけないのは分かりますが、他にセラミックスなどの材料に興味もなく、薬の開発とかにも全く興味のない視野を広くもつことのできない自分は、このまま化学の道には進むべきではないと考えてしまうのです。
例えば、医者・看護婦・理学療法士とかいった医療関係の場合、その勉強内容も将来に直結したものであり、またその仕事は気持ちさえあればとてもやりがえのある仕事だと思うのです(もちろん責任という意味で大変な職業ではあります)。実際、理学療法士の養成学校の説明会にはいくつかいって、興味を覚えている自分がいます。

実際、希望通りいかずSEになっている人や、先生の都合でその学生の興味とは違う研究テーマが与えられている人もいます。学部での基礎の勉強と研究室での基礎研究、その基礎研究と将来の就職先でやることがはっきりと見えず、わけがわからない状態です。でも研究室に入る前(研究テーマも決まる前)から院進学する人は進学すると考えますよね。皆さん、この動機・モチベーションはどこからくるのでしょうか?純粋に化学が好きだからでしょうか?

友人は某大手食品会社で商品開発をすることになりましたが(同じ4年です)、その人も「カレーの商品開発に今やっている生化学の知識はあまり関係ないと思う」と言っています。ますます院進学する意味がわからなくなってしまいます。研究分野に興味があるから進学する、受験勉強はそのための手段、なのでしょうか?

現在化学を専攻している方、職として化粧品や食品をはじめ化学系に勤めている方、色々いっぱい書いてしまいましたが、なにか私にヒントになるようなこと、お話ありましたら、ぜひお願いしたいです。

関連URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?qid=377477

A 回答 (7件)

特定の知識だけを持っている証明 = 資格


あらゆる知識(素養)を持っている証明 = 学歴

ですよ。高い学歴を得ようとするとき,それが使えるとか使えないとかにこだわってはいけません。使える知識だけを得たければ資格を取れば良く,そして資格を要求している会社に就職すればよいのです。

> では今はどういったモチベーションで何を勉強すればよいのか、ということが分からなくなるのです。

修士卒に求められる能力は,やはり研究解決能力が大きいと思うのですが…。それは前にも書きましたが,上司に与えられた研究テーマに対して自分で実験計画を立て,実験を行い,結果を解析し,論文にまとめる能力のことですね。それを習得することをモチベーションとし,具体的に出来るようになうよう,それぞれの勉強を行えばよいでしょう。より具体的に書けば,

1.ごく一般的に要求される化学や物理,生物の知識を習得すること
2.一般的な実験装置や分析機器の原理を,一通り網羅すること
3.英語が自由に使えること(読み書きも,喋ることも)
4.人を納得させられるよう,しっかり講演できること
5.研究を理路整然とまとめ上げ,説得力のある論文にまとめられること
6.過去の研究や世界の動向などを,自力で調べられること
7.専門分野については,歴史,他分野との関わり,世界の研究動向,自分の研究の位置づけ,価値を理解すること
8.専門分野の研究の遂行に必要な実験技術は,再現性を持って正確に行えること(これは学部卒レベルで必要)

などでしょうか。どれも今まではあまり力を入れてなかったと思います。これらをたった2年間で習得するのは大変でしょうが,どれも研究者には至極当然に求められる能力です。
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No.5で回答した者です。

私の個人的な体験でよろしければ補足いたします。
お恥ずかしい話ですが、私が大学院への進学を決めた理由は学部で「やり残した」感があったからです。coach0305さんと同じく、進路に迷っていましたし。半分積極的に、半分消極的に決めたというかんじです(怒られそうですね;)。ちなみに、学部と修士課程ではテーマを全く違うものに変えて、1から勉強しなおしました。結果的には自分の「引き出し」が増えて良かったと思っています。

修士に求められる能力は、まさにNo.6の方が書かれている通りだと思います。大学院では年に数回の学会発表もこなさなくてはなりませんし、学部生の指導などの役割も果たさなくてはならないでしょう。2年間で、研究分野に関する深い知識や化学に関する基礎知識、プレゼンテーション能力などをしっかり身につけなくてはなりません。学部卒のひよっこ(私です)には大変な2年間となりました。

大学で学んだ基礎知識は、そのままのかたちでは役に立たないかもしれませんが、問題解決の土台となります。商品開発などの応用分野であっても、自分が帰ることのできる基礎の学問分野(量子力学でも熱力学でもいいのです)があるのとないのとでは大違いですよ。まだ実感はないかもしれませんが。
先が分からないのに進路が決まってしまうことに不安や理不尽さを感じていらっしゃるのでしょうか?それは、前に進むことで解決できる部分が大きいと私は思います。参考になりましたでしょうか?
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この回答へのお礼

前に進むことで解決できる部分が大きい・・・

そうですね、悩みながらでも止まっていては前に進まないですよね。

もう少し時間がかかりそうです。

他の回答者の皆様、様々な助言ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2002/10/20 22:27

coach1315さんのような悩みを持っている人は周囲にたくさんいました。

同輩、後輩の中には化学とは全く関係のない、営業職や教職に就いた者も多くいます。
私は修士課程を卒業後、水質分析の会社に勤めました。一応、化学の知識を生かせる仕事だったのですが、私の専門だった表面分析の知識は殆ど役に立っていません。私は就職のために進学したわけではないのです。それにひとつのテーマにしか取り組めない人は会社にとって厄介者です。
社会では、今まで経験したことがないようなことを幾つも求められますよ。「必要がない」と思われることにも前向きに挑戦することが、後悔しない生き方だと思います。
たぶん今のcoach1315さんは興味の対象が散漫になっていて、自分の生き方を見失っているのではないかと思います。でも、将来を保証するものなんてないです。自分の「ウリ」を作る、土台を固める目的で院に進学するのもいいのではないでしょうか。

この回答への補足

>私は就職のために進学したわけではないのです。それにひとつのテーマにしか取り組めない人は会社にとって厄介者です。

純粋に大学での研究テーマに興味があったから、進学したのでしょうか?会社に入ったら、今まで経験したことのないテーマ内容をやることがあるのは想像できますが、では今はどういったモチベーションで何を勉強すればよいのか、ということが分からなくなるのです。企業での研究内容がどういった形で行なわれていて、大学での基礎的な勉強、基礎研究の知識がどのように生きてくるのかがわからないのです。量子化学、熱力学が食品の商品開発にどういった形で生きてくるのか?とか。
しかし、化学、薬学、生物系の学生が採用の対象になると思います。そして院進学にしても就職にしても大抵、4年になる前、つまり研究テーマも決まっていない時に決めますよね。わかりません・・・・。

補足できたらお願いします♪

補足日時:2002/10/14 00:05
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私は院落ちで学部卒で就職したのですが、


実際、院試で自分の研究テーマ以外の科目で興味を惹かれない科目はありました。正直受験勉強と割り切ってました。私自身は科学系というよりは物理系の方だったのですが、そのときは面白くなくても勉強だけはしていたことが
就職してからやくに立っています。
 というのは就職してからまわされた部署が自分の研究テーマと違う方面だったので、(これは学部卒なので当たり前ですが)薄いなりも広く勉強してたのが役立っています。少しでも知っているという事ががひとつのきっかけになって他の分野に興味を持とうという気持ちもでてきます。
 例え今、試験勉強に興味が無くても、将来的なことを考えると決してマイナスになりません。ひとつの分野で深く掘り下げようとすれば、時には全然関係ない分野の知識が
必要になることも多多あります。
 一応院試の場合は後々で使うことになりそうな分野をピックアップしてくれてると思えば多少やるきもでてくるのでは無いでしょうか。
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 企業が人を採用するとき,高卒と短大卒と大卒とでは,求める内容が異なりますね。

例えば一般職と総合職との区別はこの学歴で決まることが多いですね。

 同様に,企業が人を採用するとき,学士卒と修士卒と博士卒とでは,求める内容が異なります。具体的にどう異なるのかは,会社の就職セミナーで人事担当の方に質問すると良いでしょう。もしくは,各学歴で入社された方が,実際にどう活躍しているのかを,リクルーターなどに聞いてみるといいでしょう。

 人事の方が研究職で人を選ぶ場合,一般的には,学士卒には基礎実験技術が求められ,修士卒には研究解決能力が求められ,博士卒には研究提案能力が求められていると言います。つまり修士卒は,上司に与えられた研究テーマに対して,自分で実験計画を立て,実験を行い,結果を解析し,論文にまとめる能力が求められているのです。もしあなたがこの研究解決能力を習得したいと思い,その能力を生かした職に就きたいのであれば,修士過程に進学すると良いでしょう。

 最後に「私の専門は○○○ですから,それ以外はできません。」などと言ったら,どこにも就職できませんよ。基本的に,就職で専門性を認められるのは博士卒だけと考えておいた方が無難です。「修士卒には研究提案能力が求められていない=与えられた研究のみをする人材」ですから。
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まずはちょっとキツイことから。


大学院卒のキャリアと化学の知識を道具にこれから商売していこうと思うのでしたら、
院試の勉強くらいで悩んでいるようでは、将来とてもやっていけないと思います。

大学で勉強したことがそのまま一生の仕事のテーマとなるなんてのは、ごくごくまれな幸運な方のみです。
昨日ノーベル化学賞を取った方だって、電気工学科卒でソニーを落ちた末に、化学機器メーカーで化学の仕事をやっていたでしょう?常に新しい知識を身につける姿勢がないと、世の中大成しません。

英語を話そうとする人が、アルファベット26文字のうちいくつかを、
「この文字は書きにくいから」と使わなかったりしますか?
一番の基礎となっていることは全て知っている上で、物事に取り組むのはあたりまえのことです。
院試の勉強は、たしかに大学4年生くらいだと範囲が広いし、大変かもしれませんが、
長く研究を続けていると、そんなものは大したことはないのです。
かすかな記憶しかなくても、全く聞いたことがない状態よりは、
はるかに応用が利くのです。
これから化学の研究をしていく上で、最低限そのくらいは知って於いた方がいいよ。
くらいの内容でしかないはずです。

さて、化学のいろんな分野のうち、特定の分野には興味を持たれているようですね。
それは結構立派な部類だと思います。
近年は、な~んにも考えずに「大学院」という肩書きだけを見て進学する学生多いですから。
興味のある勉強に一生懸命になることはとてもよいことです。
しかし、研究というのは、いつどんな手法が必要になり、
どんな知識が必要になるのかわかりません。
最初から最後までやることが決まっている仕事は研究とは言いません。
ある結果を出すために、どんな手段を使うか、
それを考えるのが研究です。
そのためには広い知識と見聞が必要なのです。
物理が嫌いで生化学を専攻した人が、
研究の過程でどうしてもシミュレーションが必要になり、
難しい計算でヒィヒィ言っている人を私は知っています。
でも、ちゃんとやり遂げていますよ。
医者や看護婦が医療の勉強ばかりしている?
その前に徹底的に基礎化学をいっぱい勉強しているんですよ。
物理だってやらされます。
最近は倫理問題もあるから、哲学だってやらされます・・。

大学院では、専門家としての育成のみではありません。
問題点を見出し、そこから新しいアイデアを考え、
その実行のための解決法を編み出す・・、そういうプロセスを修得するのも重要なのです。
就職してからは、むしろ、そっちの能力の方が問われる場合が多いです。
会社にしてみると、修士の2年くらいで「専門家」なんて、片腹痛い!っていう程度なのです。
ですから、カレーの商品開発に生化学は使えるか?
100%必要じゃないけど、例えば、分析手法など使える知識は多いですし、
そういう知識を新しいテーマに応用していけるかどうかを会社は期待するはずです。
生化学をやっていた人にロケット工学をやらせるくらいの、
ものすご~い無茶苦茶な転身でもない限り、
大学院の意義は必ずあるはずです。
院試は、そのための、 ある意味、基礎知識の確認作業でもあるのです。
(実際は、まぁ、ある種の「儀式」みたいなものでもあったりしますが)
昨今は大学の学部の授業はあんまり厳しくないのが現状です。
院試の時期は、逆の考え方をすると、「今のうちに基礎事項を勉強しておく」良い機会だとむしろ思います。
院試の時期に勉強しないで、いつ勉強するヒマがあるの?
オレは院試の時期が、今までの人生で一番勉強した!
こういう声は少なからず聞きます。

まだまだ駆け出しの科学者なんです。
将来はまだまだいろんな可能性があるのです。
今から特定のことにこだわっていては、何も出来ません。
興味をもつこととこだわることは別です。
好きな仕事をすることと、必要な仕事をすることの両立をきちんとできるような
思想をもてるようにしましょう。

院試頑張ってください。
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はじめまして。


私は、電気電子工学専攻だったのですが、同じようなことを考えたことがあるので、投稿させていただきます。

大学院に行く理由・・・、それは、やはり人によって様々です。
本当に化学が好きだから、もう2年遊びたいから、院卒のほうが就職に有利だから、友人がみんな受けるから・・・、などなどです。

ただ、ひとつはっきりしているのは、社会人になったとき、大学で勉強したことをいきなり、そのまま使える人は、ほんの一握りにしか過ぎないということです。
私の友人も、自動車の開発がしたくて、某大手自動車メーカーに入社しましたが、
今やっていることは、生産管理という開発とは無縁の仕事です。

しかし、だからといって今やっていることがまったくの無駄かというと、そうではありません。就職した時点で、配属先が自分の希望と違っていれば、転職という道があります。そして、そのほうが自分のやりたいことに近づく近道だったりします。(ためしに求人サイトを覗いてみてください。化学系の面白そうな研究開発の募集が結構たくさんあります。)

coach0305さんの場合、大学院に進むのは、自分にふさわしい道を見つけるための猶予期間と考えてみてはどうでしょう?資格を取得して自分の価値を高めておく期間としても使えます。先に社会人となった友人からもアドバイスがもらえることと思います。結果として、理学療法士が自分にふさわしいと感じればその道を選べばいいのではないのでしょうか。

私がアドバイスできることはこの位です。
あとは、親しい友人と語り合ったり、就職課の方と面談をして、自分の悩みを少しずつ解きほぐしていくしかないと思います。悩みを解決するには時間が必要です。
今ここで、社会人への道を選べば、その時間はほとんどなくなってしまいます。
そういった意味から考えても、あなたが大学院に進学するには大きな意味があるのではないでしょうか。

参考になれば幸いです。
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