プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

以下の事例について、道徳的なことは抜きで、法律的な観点だけで回答いただければありがたいです。

事例(1)
男性Aは、駅の待合室で電車を待っていたが、隣に座っている人(熟睡中)のカバンの中身が気になったので、勝手に中に手を入れて、入っている物を調べてしまった(ただし、調べただけで窃取はしていない)。男性Aの行為は、犯罪となるか。また、民事上の責任は発生するか。

事例(2)
女性Bは、恋人である男性Cが浮気をしているのではないかと思い、Cがトイレに行っている間に、預かっていたCのカバンの中を勝手に調べた。ところが、予想外にCが早く戻ってきたため、たまたま手に持っていたCの手帳をカバンに戻し損ね、そのまま1週間が経過してしまった。Bの行為は、犯罪となるか。また、民事上の責任は発生するか。

A 回答 (2件)

(1)本人の主張は「調べた」でしょうが、外形的に見れば窃盗罪の着手があったように捉えられます。

ふつうの人は「カバンの中身が気になる」ことはあっても勝手に手を入れて調べることしません。
 結果的には本人が否定してもその「行為」から窃盗未遂罪の嫌疑がかけられます。
 でないと、スリ見つかって犯人がこの言い訳をすれば「あ。そうですか。」で済んでしまいます。そんな法治国家は無いです。

 「主張」そのものは犯罪を構成しません。民事上の責任はプライバシーを侵害されたことに対する慰謝料。額は僅少。

(2)不法領得の意思、及び窃盗の故意が認められませんので、その時点では刑法上の責任は無し。
 ただし、1週間経つうちに手帳を自分の物として使う(それに記載されている情報も含む)ようになれば、遺失物横領罪が成立。ただし、単に返しそびれているだけであれば本罪は構成しません。
 民事上の責任は、手帳を返す責任。手帳がなかったことに対する不便に対する責任。また、プライバシーの侵害としての慰謝料の請求。
以上。
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事例(1)



○男性Aの行為は、犯罪となるか
ならない

○民事上の責任は発生するか
発生しない

事例(2)

○Bの行為は、犯罪となるか。
ならない

○民事上の責任は発生するか
発生するかもしれない
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