プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

空手の移動稽古などの歩き方(運足)についてですが、空手の歴史は、沖縄(琉球)に始まり、流派以前の首里手、那覇手、泊手の分類として発展してきたと聞きます。私の習っている空手は首里手系に属しますが、運足方法は、剛柔流の特徴でもある一歩歩くたびに、内側に半円を描きながらの運足と同じです。知人の習っている空手は半円を描かず平行に進めていくらしいです。以前、松林流の長嶺将真先生の書物を読んだ際に、確か”首里手(泊手含む)の運足は、半円を描かず平行に歩き、那覇手は半円を描く。これは、那覇手が船上での生活の中での鍛錬に対応したもの!?”だったと思われる内容が載っていました。最近、沖縄の首里手を代表する沖縄小林流の動画を見た際に、運足は半円を描いているのが確認できました。
実際、長嶺将真先生の話しとは食い違います。それとも、近代空手は、他流派の特徴を融合させたりしているのでしょうか?
「そんなことどうでもいいじゃない!」という様な質問ですが、空手の技術上の歴史を知りたくて、お詳しい方がおられましたら宜しくお願いいたします。ちなみに私の道場では確認できませんでした。

A 回答 (5件)

追加説明。


三合=外三合の事。足首・膝・腰の3箇所が一体化して動かなければ、武道動作ができないので最重要。
「娘娘歩」の類似運足法は剛柔流空手の「一百零八手」「十三手」の形にある。
ヤフーにて「沖縄剛柔流」「神道館」で検索して「Q&A]の中に一部参考回答があります。
少しでも参考になればよいのですがーーー
    • good
    • 0
この回答へのお礼

補足ありがとうございます。早速「沖縄剛柔流」「神道館」で検索及び確認いたしました。興味深い内容に驚いております。空手は技術を会得することだけなく、その技術の足跡に目を向けると、おぼえた技術の意味を理解できるとともに、それをもって自分自身の技術の向上につながりますね。本当にありがとうございます。

お礼日時:2008/03/11 21:03

首里手系の空手をやっている者です。

立ち方と共に足の運びは大切です。以下、わたしが先生に今まで教わってきたことを元に説明します。足を運ぶ際、半円ではありませんが直線でもありません。どちらかというと「く」の字です。一端ひざを寄せた後、足を出します。ある人の歩幅(縦ではなく横)が肩幅の場合、これは足を運ぶ際、半円に見えます。わたしの場合、歩幅は腰幅なので足を運ぶ際、「く」の字に見えます。やっていることは同じなのですが、これはいわゆる目の錯覚です。「く」の字に足を運ぶ理由としては移動の際に金的を守ることです。これはいつどんな時でも行います。足をポンと平行に出すと、移動の際に最も嫌われる金的蹴りを喰らうことになります。足を運ぶ際、平行に出す、「く」の字に出す、正面から見るとほとんど同じです(ただし腰幅で)。しかし、稽古しているうちに分かるのですが、たとえば逆突きを突く際、足を運び終わる時の「後ろ足側底への力のため」「後ろ足の踏み切り」、「腰の切り」などは平行に足を運んでは完全にはできません。(ひざを寄せるという身体の伸縮をしていないから)
 以上でわたしの回答は終わります。どうかほかの人の意見と一緒に参考にしてみてください。ありがとうございました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。確かに私どもの師範代に運足時に内腿を締め、金的を云々と言われております。tiger1029さまのご説明する内容と関連付いております。空手を習うということは、競技に勝つ為だけの練習ではなく、tiger1029さま及び本件のご回答いただいておられる方々のような人に知識も理解した上で空手という伝統的な武道を修行していくことが後の人に継承つながるということをしみじみ感じさせられました。

お礼日時:2008/02/25 00:38

確かに剛柔流は三戦立ちを形でも多数採用して練習しております。


これの最終目的は「足裏で呼吸する」を体得させるのと「三合」を認識させるためでしょう。
実際使用する時は中国拳法「白鶴拳」にある「娘娘歩」のように、平行気味になりましょう。
蹴りや突き方の質問ではなく、運足に興味があり、そして、気が付かれた貴方の空手は上達するでしょう。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

興味深い内容ありがとうございます。『「足裏で呼吸する」を体得させるのと「三合」を認識させる、中国拳法「白鶴拳」にある「娘娘歩」のように、平行気味』、ですか。大変奥深く、興味津々、大変参考になります。もっと、研究してみたいと思います。

お礼日時:2008/02/25 00:29

私の先生も


1)首里手と那覇手の違いは運足
2)昔の沖縄では流派、セクト主義はなく特徴のある先生複数につくのは珍しくなかった
ということを言われていました。
さて、私の先生は首里手系の型を好まれてました。まっすぐ足をだすほうが自然な歩法でスピーディということだったようです。では半円を出すのは不自然なのか?というとスタンスの広い立ち方、あるいはサンチン立ちのように内股ぎみの場合半円をかくほうがむしろ自然なのです(スピードは落ちますが)。
元来の沖縄空手は首里手、那覇手ともスタンスは広くありません。ただ最近の流派では本土からの逆輸入で下半身鍛錬と称し歩幅を広くしたり、極端に腰を下げたりする流派もあるようです。特に那覇手の経験がある人が足幅の広い型で動く場合半円を描くケースがまれにみられます。ご覧になったケースがそうかどうかはわかりませんが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。やはり、fukkatsu-biz様の先生もそうおっしゃられてますか!沖縄空手の重鎮、故長嶺先生の説は正しいようですね。
となると、ますます興味心身ですね!運足において半円を描くか描かないか!例えば当道場は首里手であると言い切る、那覇手であると言い切るのならば、その特徴は明確であるのが理想といえば理想!現在の空手は、競技化が先にたち、伝統技術の継承が表に出るどころか、フルコンや、伝統空手においても外人選手による技術の逆輸入を取り入れている中(それが悪いというわけではない。無論、進化している空手といえます。)、本来の唐手の技術や歴史が、現在の空手人口において、どれだけ関心があるかといえば、もはや唐手、空手ではなく、カラテ、KARATEといった現代スポーツ、現代武道となるのは寂しいものです。歴史ある唐手技術体系の一つ一つの奥の深さを理解して、空手を行えば、真の空手家といえるような気がするのですが・・・?

お礼日時:2008/02/22 23:32

私は昔松濤流を習っていてその時に聞いた話なので


本当かは解らないのですが、昔は空手に流派は無く有名な
空手家について学んでいたからその型ごとに周氏、佐久川
等の名前をつけて区別していたと聞きます。
沖縄から本土に伝わる際に型が編集されたので型に関しては
首里手、那覇手共に混じってる気がします。
また型によっても、投げとか逆技の割合、相手との間合いの
想定なんかがそれぞれ違ってますから首里手、那覇手の区分で
はなく得意とする技術(型?)によって分かれて行ったのでは
無いでしょうか?
まあ、又聞きの話なので信憑性は高くないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。確かに琉球の時代からの唐手は、複数の人物に教え乞うたと聞きますね。
ubatama76様のお考えになられる通り、型や技術が教えを乞うた者によって自分の唐手に仕上げ、また、同じように他の者も同様にして今日があると考えると、小林流が剛柔流の特徴(半円描きの運足)を取り入れていても不思議ではないのでしょうね。ただ、伝統沖縄空手をベースに近代格闘技を融合させているフルコン空手は別として、伝統空手と呼ばれるものは、伝統というだけあって伝統的な始祖の技術を改変せず、純粋に継承していってもらいたいものです。

お礼日時:2008/02/22 16:57

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!