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短歌の音韻律は五七五七七だと思うのですが、数えてみれば字数は合っていても、五七五七七という音韻律に沿わない短歌をよく見かけます。
言葉や単語のひとかたまりが五とか五七ではなくて、読んでみるとまったくリズムが取れず、短歌ではなくほとんど散文のようになっている短歌のことです。

それについて疑問に思っているのですが、
(1)そういった短歌はいつ頃から作られているのでしょうか?現代の実験的な試みなのですか? それとも音韻律にこだわらない短歌は以前から存在しているのでしょうか?
(2)作者はどうやって字数を合わせているのでしょうか?五七五、とうたえるものなら作り方がわかるのですが、そうではないものは、あとから言葉の字数を数えたり、まとまった数を計算したりして、作っているのでしょうか?

短歌について詳しい人がもしいたら、教えてください。

A 回答 (2件)

57577のうち、それぞれ、5と7のあとには音楽でいう休符があると考えられています。

つまり、
5+休符、7+休符、5+休符、といった具合に。
なので、休符のところに1文字入れてもいいのです。

そして、現代では、全体として31文字になるような短歌、たとえば、8977のような作り方もします。
私自身、短歌を作っていましたが、最初は57577でも、だんだん、8977のような作り方が自然に身につきました。57577のリズムばかりだとあきてくるので、そうやって、数を変えるのですが、全体として31文字には自然になるのです。
これはもう、自分で作るしかないですよ。ぜひ、作ってみてください。いろいろ実験すると楽しいですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。短歌を作った経験がある人からの回答をいただけてとてもうれしいです。
まず、休符についてもあまり知らなかったので、勉強になりました。

それで、できたらもう少し教えていただきたいのですが・・・
五七五七七を崩した例として44dojuneさんは、8977を出してくださってますが、この8977はどうやって出てきたのですか? 「57577で短歌を作っていると、自然に31文字の長さの感覚が身についてくるので、言葉を並べたあと言葉の数をそれぞれあらためて数えてみると、8977とかになっている」というような感じなのでしょうか?
31文字ってすごく長い気がしていたので、自然に31文字の長さを測れるようになるとは考えもしてなかったのですが、そういうことなのでしょうか。時間があれば教えてください。

お礼日時:2008/02/29 21:04

こんにちは。


五七五七七の定型概念を破壊したような短歌は確かに存在しますね。
本格的に崩してしまったようなのは判らないのですが、普通の短歌でもわざと字余りにするテクニックというのがあります。
例えば菅原道真が大宰府に流される時詠んだ歌、百人一首にもありますが、

この度は ぬさも取敢えず 手向け山 紅葉の錦 神の間に間に

の2句目、字余りになってますが、これはわざと字余りにして、突然の命令で急に行かなきゃいけなくなったあわただしさを、詠むリズムを早める事で表してるのではないか、と考えられます。
8文字を7文字分の時間で読むと速くなりますからね。

この様に、切迫感を出したり、目立たせたりする為にわざと字余りにする、というテクニックは存在します。
(2)の部分的回答のみですね。
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この回答へのお礼

字余りというのもわざとやっていたりしたのですね。短歌の例を出して丁寧に教えてくださって、ありがとうございます。五七五七七を完全に崩している短歌に興味があるのですが、それとは別に興味深く読みました。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/29 20:51

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