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CTスキャンとMRIの違いについて教えて下さい。
また、今日CTスキャンを撮ったのですが、体への影響というかあれば教えて下さい。レントゲンなどもあまり体に良くないと聞いた事があるのですが、
放射線だからでしょうか?CTスキャンも放射線なのでしょうか?
宜しくお願い致します。

A 回答 (7件)

先ず、名称に関してですが、CT(computed tomography)の本来の意味は、「コンピューターを使って画像処理した断層撮影」です。

従って、本来一般にCTと呼ばれているものはX-CT(X腺を利用して作ったCT)と呼ぶのが正式であり、MRIも本来はNMR-CT(核磁気共鳴CT)と呼ぶべきものでした。しかし、いわゆるCT(X腺を利用しての)が先に臨床応用されるようになり、この名称が広く一般に定着したために、現在ではCTといえばX-CTをさすようになっています。また、NMR(核磁気共鳴)という名称は、「核」というフレイズがいろいろな誤解を生む可能性があったため意図的に使われなくなり、現在のMRI(magnetic resonance imaging:磁気共鳴画像)という名称に変わって定着しました。

CTがX腺(放射線)を、MRIが磁気を使って断層撮影等を行うということは、みなさんがおっしゃっているとおりです。

CTの身体への悪影響という点では、例えば将来ガンが出来るとかいうようなレベルでの問題はないと考えていただいて差し支えありません。放射線治療などに使う線量と比較すると全く少ない線量ですから、放射線宿酔などもあり得ません。詳しい被曝線量などをここで述べてもあまり意味のないことですから差し控えます。
MRI室の中で、常に強力な磁場が発生していることは、
永久磁石を使った装置でも電磁石を使った装置でも同じです。従って、どちらも実際の撮影をしていなくても磁力はでています。昔の装置の方が現在の装置よりも危険ということは全くありません。ある意味ではどちらも以下のような点では危険です。
キャッシュカードなどの磁気カード、ポケットベル、電池式の時計、心臓のペースメーカーなどは壊れたり誤作動を起こします。ペースメーカーが誤作動すると命が危険です。これらを持ち込んでは(あるいはペースメーカーを埋め込まれている患者さんは入っては)いけません。また、はさみなどを胸ポケットなどに入れておくと、機械の中に吸い込まれて飛んでいきます。非常に危険です。

長くなりましたので、まだいろいろな誤解もあるようですが、いったん終了いたします。
こんな所でとりあえずよろしいでしょうか?
何かまだ疑問点がありましたら、補足して下さい。
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この回答へのお礼

詳しくご説明していただきましてありがとうございました。
身体へ影響がないとの事なので安心しました。
また、それぞれの違いが詳しくわかり納得しました。

お礼日時:2001/02/21 11:12

Andy-Hiroさんフォローありがとうございます。


私が昔、外科に通院していたころ、(事故により、頭部と腰部)CTもMRIも撮ったことがあり、素朴な疑問としてMRIの画像がぼんやりしていたために医師に質問したことがあります。
 単純に何ミリまでのものまで判別できるかという性能ではCTのほうが分解能は高いといわれた記憶があります。(その当時は)
 目的がちがうものを単純比較しても意味のないことですね。

naokunさん専門的解説を読ませていただきました。私も誤解がありました
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>CTスキャンは被爆量は多めだが分解能(解像度)は高いとされています


>MRIは被爆や健康被害がないが分解能が低い、時間がかかる

> などの理由で、医師の判断で使い分けられているのではないでしょうか

この解答には、ちょっと疑問が残ります。
CTと、MRIの画像は、基本的に映る画像自体が違います。MRIは基本的に物の形などがはっきりしますので、例えば脳の萎縮など確認する、腫瘍を確認する等、形、サイズに関する情報を得るために利用しているようです。CTは、身体の水分量等によって撮像されるものなので、例えばガンとかの診断によく使用されます。
最近では、肺がんなどの検診にスパイラルCTという、細部まで撮像できる機器も登場していますので、CTの利用も依然多いと思われます。
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CTスキャンはX線で断面的に走査し、コンピューターで画像にします。


一方、MRIは磁気を利用(放射線を使用しません)しており、体内の水素の原子核の共鳴信号を画像にするそうです。
なお、身体を横断面 だけでなく任意の角度で検査ができます。
事故で入院していた時に先生が『CTよりもMRIのほうが骨以外の組織をよく観察できる。』とか言っていたような気がします。
高校時代、腎臓の検査入院では、病室のベッドの上でハンディタイプの超音波の検査機器をつかわれました。
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CTは放射線を照射しますので、基本的に被爆することになります。

最近のCTは被爆量が少ないので、それほど心配することはないと思います。
MRIは磁気共鳴画像といって、磁石を使って撮像します。その磁石は昔は固定磁石(いわゆる磁石)を利用していましたが、現在では電気磁石を使用したものになっています。そのため、昔のMRI機で撮影すると強い磁力を体に受けますので
そのほうが体に悪いと思います。現在のMRIは、撮影しているときのみ磁力を出力しますので、あまり問題視することは無いと思います。
余談ですが、昔のMRI機が置いてある部屋に入ると、時計が狂い、フォークが壁にくっつくという現象を目撃しました。あれにあれに毎日当たっていると、体にわるそうですね。
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CTスキャンは放射線を使います


MRIは磁力線(強力な磁石)ですので放射線はつかいません

CTスキャンは被爆量は多めだが分解能(解像度)は高いとされています
MRIは被爆や健康被害がないが分解能が低い、時間がかかる

 などの理由で、医師の判断で使い分けられているのではないでしょうか
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CT(Computed tomography)スキャンとは、X線や磁気を用いて、得られたデータをコンピュータを使って精巧な体内断層像などを得るための撮影法で、この撮影によって得られたデータを用いて像を作り出す手法をコンピュータトモグラフィと呼ばれます。



MRI(磁気共鳴画像)は病院でよく行われる検査で、磁気とコンピューターを使って体の中を撮影します。とても精密な画像をつくることができるので、さまざまな病気の発見や治療に役立っています。CTのようにX線を使わないことから、体に害はなく安全な検査だと考えられています。

結果としては、CTスキャンはX線を使いますので、妊婦さんなどは避けた方がいいとおもいます。
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