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勲章をもらうような人はなぜか年寄りが多いようです。なぜ若者はもらえないのでしょうか?

A 回答 (2件)

文化勲章は、原則として文化功労者の中から選ばれるそうです。

文化功労者となるのは各分野の第一人者のような人で、そこまで到達するには中年以上になっていることが多いです。
文化功労者の集合をAとし、Aの部分集合で「特別に優秀」をB、「長生き」をCとすると、「BかつC」が文化勲章になっている感じです。それはなぜでしょうか? Bだけで決めて、Cは考慮しなくてもいいのではないでしょうか?

理由(1)
内閣府によりますと、「文化勲章は,我が国の文化の発達に関して顕著な功績のあった者に対して授与される勲章です」。
http://www8.cao.go.jp/intro/kunsho/kun_gai.html

つまり、顕著な功績そのものではなく、人に対して与えられるのです。たとえば30代で顕著な功績をあげて、40代で斯界の権威としての評価が定着しても、70、80過ぎまで待って「人生の総決算」として勲章を授ける感じなのでしょう。

理由(2)
それでは、なぜ直接「功績」を顕彰するのでなく、「人」に与えるのでしょうか。それは、文化的功績を見極めて評価する仕組み・能力が、日本のお役所に乏しいから、とも考えられます。「特別に優秀」B集合を厳選するのは大変な仕事なので、何十年も寝かしといて、まだ生きてた人に授与するわけです。
伝統芸能などの分野では、年功序列で最高齢(近く)の人が受章している模様です。下手をすると、小説家もそうですね。小説も、「特別に優秀」Bを絞り込みにくいからでしょう。
ただし、自然科学などの分野では、評価が白黒はっきり定まりやすいので、比較的若い人が受章することもあります。たとえば湯川秀樹の受章は36歳(1943年)でした(彼のノーベル賞は1949年)。

例外
ノーベル賞(フィールズ賞も?)受賞が決まると、直後または数年中に文化勲章ももらうのが慣例です。まだ文化功労者でなかった場合は、勲章と文化功労者がいっぺんに来ます。
この「例外」は、理由(2)の「厳選するのは大変な仕事」を、ノーベル賞委員会がやってくれるからでしょう。何十年も寝かさなくてよくなるのです。

付け加え
憲法の定めにより、勲章にはお金が付いてきません(第14条3項「栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない」)。文化功労者(特別な年金をもらえる)の制度は、その絡みで制定されたそうです。
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この回答へのお礼

文系理系の傾向差はありますね。文系は「人間」をみる要素が多いから、必然的に「形」がほとんど変わらないでしょうという時点で授与するらしいですか。
お役所も優秀な判断能力がない手に余ることをやっているんだと気づきました。

大変整然としかつ説得力あるお考え、ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/02 08:25

芸能、小説家、科学者、画家など相当幅広い分野から


毎年受賞は5人程度です。
対象者が相当数控えているので、年配者の方から選考しているのではないでしょうか。

もし、30代でノーベル賞を受賞される方がでれば、同じ年に慣例からもらえます。
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この回答へのお礼

対象者は必然的に高齢優先というかんじでしょうかね。

お礼日時:2008/09/02 08:22

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